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ああ、そういや高校の頃もたまに作ってたからなぁ。
って、おれがかーちゃんかよ。
[ソフィーの言葉に吹き出すと、笑ったままいってらっしゃいと見送った。どこへ行くかは聞かずに。
気づけば炊飯器の中の米は空になり、大皿に並んだおにぎりの山]
……作り過ぎたか?
[少しだけ後悔するも、次の瞬間には気を取り直し、まいっかと]
[自分の分だけおにぎりを取ると、大皿にラップをかけそのままテーブルに置いた。
まだ春先だ。このまま放置しても痛む事はないだろう。
皿の隣に皆へ向けたメモを置き、自分も集会所を出た]
[出掛け、校門脇の駐輪場を見て自分の原付を見つけたが、残念ながら鍵がかかっていた。
ま、いっかと呟いて、銭湯の煙突のその先にある山に目を凝らす。その下には先祖代々の畑が広がっているはずだ。
日はまだ、頂点にも達してない。
深呼吸して、一歩踏み出した]
[確かな足取りで、昔と同じ道を辿り、家の前に着く。
卒業したと言っても、その後一度も学校にこなかったわけではない。もとより小さい村だ道は覚えていた。
家には入らず、畑に回る。自分が見たいものは家には無い。
ビニールハウス、納屋、各畑と見てまわり、畑の中央に立つ木の根元に腰を下ろす。
黙って植えられたばかりの苗を見つめた]
やっぱり、アンタは偉大だなぁ。
[延々と続く、畝を見て呟く]
大学辞めてまで農業やるなんてアホだって、アンタ言ったけどさ、この畑は大学よりも価値があるって思うぞ。
畑、残してくれてありがとな。
[大切にするから、と呟いて、立ち上がると、思い出したように]
っても、じーちゃんの畑だっけな。
[また、死んでないって怒られちまうと頭を掻いた]
じーちゃんもばーちゃんも元気だぞ。
残念ながら、あと何十年もそっちにはいかないだろうな。
かーちゃんも、リズも元気だ。リズは最近生意気だけどな。
[最後にもう一度畑を端から端まで見渡し、笑う。
何も見えはしなかったけれど、そこには確かに彼がいるのだと*感じられた*]
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