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え、ほんなら、悪い奴なんけ?
おっとろしいわあ。
[はっと大仰に身を引いてみせ]
私は真面目で大人しい文学少女やよ。
オカルト好きはオプションや。
真面目やなく見えるなら、心の眼鏡のレンズが曇っとるんやないけ?
[くい、と中指で眼鏡を押し上げる真似をし]
ん、もてるんや、アンは
気付かず振るー?
うわ、つよ、むしろつよ
でもあれや、女は見た目やなくて
どんだけ、一緒にいておもろいかやろ
[天然少女と一緒に、なんて思うと
むしろ疲れそうであるが、それもいいのか]
お、幽霊みたんか
どこ、何処におんの
みたいわー、幽霊
心霊写真、やばそうやんけ
でもまぁ、撮ったるよ
そういや、写真、撮った事ないな
悪い奴やーゆうとるんちゃうけど
おそろしいて、マシロがそんなタマかい
噛んだろか、ほんま
[大袈裟に身を引くようすに
がおーっと、子供みたいに脅かしてみた]
やけ、何処が真面目なん
心のレンズは、まっさらや
お前にはかかっとるかもな、色眼鏡
[肩を軽く、すくめてみせる
本気ではない、と言うアピールであるが]
天然って、おとろしいもんやなあ……
[腕を組み、しみじみと頷き]
おもろいかとは、流石は三日芸人経験者やわ。
まあ、私も外見より中身派やけど。
美形でもだめんずってやつやったら困るし。
かなりあちこちで見てん。
多いのは図書室ねんけど。私がようおるから。
あ、そうそう、丁度昨日初めて撮ってんよ。
[心霊写真。と、携帯で撮った例の写真――顔とオーブが映り込んだもの――を見せ]
宜しく頼むじ。と……確かにそうやな。
ほんなら、折角やから後で撮らんけ?
今日はデジカメ持ってきてんよ。
心霊写真が撮れたらアレやし、でなくても夜の校内やら集合写真やら色々撮れるさかい。
きゃあー、悪い狼さんやあー!
[両手の指を組み合わせ、大根な悲鳴をあげてみせて]
えー? 此処とか、其処とか、あそことか?
[胸元や腕や膝を触って示したりし]
私の眼鏡は水色眼鏡やよ。
青いお空を飛んだから。
飛ーんだーかーらー。
[歌っては、現状もう青くはない空を仰いだ]
やなぁ、天然は怖いなぁ
[鰻も天然が良いって言うしなって、違うか]
ダメンズねぇ、最近多いらしいけど
ダメな女も、結構おるとおもうんやけど
ほう、図書館のぉ
文字は結界になると言うけど、嘘なんやな
[携帯の写真を、見せて貰った
確かに、オーブなる物が見えるけれど]
すご、めずらし
ん、写真か? ええよ、普通に
でも、初めての写真が心霊写真って、嫌やな
デジカメて、準備ええやん
喰っちまうぞー・・・て
変態や想われたら困るやんな
[知らない奴も、混ざってる事だし]
そこと、ここと・・・って
何処も真面目には見えんのやけど
[じぃーっとみてみた、じぃーっと]
水色って、やっぱ曇っとるやんけ
んで、トンボの眼鏡やってんやな
道理で、くるくるしとると思った
…――――
空、青くないで
そうやろうなあ。
だめんずに惚れ込んでしまうっていうのも、ある意味駄目やしな。
本が好きな幽霊もおるやろうしな。
私みたいなタイプの。
私の初化け出勤先は別に決まったけどな。
[表示されている時刻を確認してから携帯をしまい]
じゃ、後で。
忘れられん一枚にはなりそうやじ?
折角の肝試しやさけ、準備は完璧やよ。
予備込み懐中電灯は基本として、[聴診器]とか、[ダーツセット]とか、[コルト社357マグナムリボルバー]とか……
[所持品を並べ語っていく。一部、フィクションも含まれていたかもしれないが]
じゃまないじゃまない。
ヨシアキが変態なんていう噂が流れたら、私がちゃんとより広めとくげんから。
安心しまっし。
[ひらひらと上下に手を振って]
いやーん、視線がやらしいわー。
赤飯炊かんとー。
[きゃ、と胸元に腕で十字を作りつつ]
どうせ色眼鏡なら綺麗な方がいいやろ。
青くない……やよなあ。
なーん、心の目で見れば万事解決やが。
[やがて、校門に新たな姿が見えたなら]
あ、十人目!
[勝手に認定しては、また唐突に――相手が乗り気でなければ強引に――肝試しに誘い込んだ事だろう。自己紹介なども*交えつつ*]
[ピンクの結界が消えたことを確認して、テコテコと校門の目立たない位置に移動した。マシロの準備した荷物を見て]
かばんの中から懐中電灯にダーツセットにマグナムリボルバーですか・・・BRっていう小説を思い出しますねー。
[と、のんきにコメントした]
[そういえばまだヨシアキに自己紹介してなかった事に気づく。しておこうと思った矢先に電話がかかって来た。通話ボタンを押しながら少しだけみんなから離れる]
あ、おねえちゃん?うん、多分、遅くなるから・・・っていうか遅くなるから・・・うん・・・いや、ぼくにもよくわかんないんだけど・・・うん・・・うん・・
え?今日の晩御飯?ハンバーグ?やったね。
え・・・?晩御飯は食べるよ・・・
・・・残しといてよ?
・・・食べちゃヤダよ?
・・・いや、残しといてね?
・・・だから食べないでよ?
・・・食べちゃダメだって・・・
えー・・・だからぁ・・・
[長引きそう*]
― 理科室 ―
[ひと通りの実験をして、片付けを終えるとかなり遅くなっていた]
慣れてるとはいえ…遅くなるといい気分じゃないな。
[フッと脳裏をかすめる学校の七不思議]
ははっ、ないない
[独りごちた]
ろくでもない男に、ひっかからんようにな
心配やから、純粋に
そうか、本が好きな奴が図書館に出るんや
じゃぁ、マシロも俺の所に来た後は、図書館にでもおるん?
じゃぁ、俺も図書館に化けて出るかな
そんな意味での忘れられない写真はやじゃ
[カバンの中身の話には、頭を抱えた]
エアガンでも入っとるんか
[理科室の施錠をし、鍵を返却して校門に向かうと人が集まっていた]
あ、ヨシアキ。
メール見落としてた。ごめん。
[集まっている面々を見て]
ところで、この集団は何?
広めるんかい
恋人が出来んかったら、マシロのせいやな
[こいつなら、本当にやりかねないけれど]
視線がやらしかったら、赤飯なんかい
それに、指差したん自分やろうが
[なんだか、どんどんマシロに変態塗りされてる
こいつとの会話は、面白いしいいんだけれど]
綺麗な色眼鏡で見たら、皆綺麗に見えるんか
心の目なんか、俺にゃないわ
ん…―――
よぉ、この集まりはあれや
肝試し?
俺も、マシロに呼ばれた口やしわからん
[ひらひら、手招きしてみつつ]
よかったの、マシロ
10人目やぞ
[ぱらぱらと、それでも生徒の集まる校門前。
花咲く雑談に背を向けて校舎のほうを眺める
ゴロウマルの口の中では、飴が転がっている。
すぐに食べるつもりもなく摘みとった金飴は、
暫く喋らないという意思表示に役立って*いた*]
と、とにかく残しといてよ?
うん、それじゃ・・・
[やっと通話が終わったらしい。携帯を閉じながら戻ってくる。さっきし損ねた自己紹介を。と思ったら新しい人が増えていた]
・・・あの人も肝試しに参加するのかな・・・?
[どんどんと増える人についていけなくなりそうで少し不安になった]
ん、あ、またやった。
[ボンヤリしたまま気付けば校門の近くまで来ていた。マシロとヨシアキのやり取りは声量によっては聞こえたかもしれない。]
しかしあの辺、なんか空気が…爆発しろ的な空気がするんだけど…
[その空気につい二の足を踏んだ。]
なんや、参加するやろ、肝試し
つか、メール返さんかったんやけするよな
[にやにや笑いながら、彼を見るけれど
俺も巻き込まれた立場であるのだし
勧誘に協力する必要は、ないのだけれど]
マシロとアンが、参加して欲しいってよ
[ふと校門に来ていたクラスメイトに気づく。何回かクラスで見かけた事があったはずなんだけど・・・]
・・・誰だっけ?
[シンヤのほうを見ながら首をかしげた]
ほうか、参加するか
まぁ、せっかくのイベントやし
皆でやったほうが、おもろいやろ
[単純に、イベントとして
あまり人数が多すぎてもよくないけれど
このくらいなら、いいんじゃないだろうか]
[キョロキョロしているとヨシアキと参加する事になったらしいセイジが目に付く」
自己紹介・・・
[またもやすっぱり忘れていた。向こうからなんか歩いてきてはいるが名前も思い出せないし、まぁ・・・うん、平気だろう]
あ、えっと・・・
[遠慮がちにヨシアキ達のほうに近づきいつもの調子で自己紹介をした]
[いつもの簡潔。というか簡素な自己紹介をし終わってふと振り返るとシンヤがさっき自分が立っていた場所でなんか立ち往生していた]
・・・?
[首をかしげた]
…フルヤマじゃん
[ガリ、と飴を噛み砕く音がして不良が口を開く。]
…おまえも参加すんの 肝試し
[同じ中学出身の後輩と見て、シンヤに声を掛けた*]
ん…――――?
[なよなよした男子生徒が、自己紹介をしている
どうやら、肝試しに参加するようだ]
タカハルな、よろしく
俺はヨシアキでええからな
あ、はい、よろしくお願いします・・・
[シンヤからまた目線を外す]
よ、呼び捨てなんて・・・むむむ、ムリですよ・・・
[小心者が先輩を呼び捨てするのは少し、いや、かなり厳しい事である]
それにしてもなーぁ、センセたちにバレて無いのかにー?
ま、そのスリルも一興ってやつですかにゃー。
[じわじわ集まったり現地スカウトされたりで、何時の間にか10人に近くなってきたこの集団。
空は暮れなずんで、幾つか電灯が灯っている校舎に視線を向けて、一人ごちた]
呼び捨て無理?
なんいいよん、構わんっつっとるのに
まぁ、いいや
なら、末次先輩、呼びや
[男子はもっと元気に、と思うのは古いか]
あっ先輩、お疲れ様です。
[ガリッと飴をかじる音に体が揺れたが、逆に声がすんなりと出た。
先輩のことは知っている。中学で話をしたことも少なからずあったことを覚えている。]
あの、肝試しって、何のことでしょう…?
[緊張がほぐれたのか、改めて周囲を見回す。]
[とたんにホッとした顔をして]
あ、はい。改めてよろしくお願いします、末次先輩。
[うっかり呼びやすくアキ先輩と呼びそうになったとかそんな]
[気づくと、シンヤが割りと近くに。なんのことでしょう。と改めて聞かれると・・・]
なんだろう・・・?
[やっぱり首を*かしげた*]
ん、よろしゅな タカハル
[ほっとした顔をしている
呼び捨て、そんなに不安な事だろうか
俺なんか、結構呼び捨てにするけどな]
んで、タカハルは、誰に呼ばれたん?
[ナオの近くに居た犬が、シンヤのほうへくる。]
んん 久しぶりナ
[その儘シンヤの足元をふんふんと嗅ぎ出す
犬に構うこと無く、会話を進めるゴロウマル。]
オカルト部が主催のイベント…
「七不思議」がテーマなんだと
[催しを知らぬらしき後輩へは簡潔な説明を。]
[またシンヤのほうに向き直り]
あ、はい、結城君でした。こんばんは。
えっと・・・
[先ほどからさっぱり名前を思い出せないまま話しかけられて焦っているのか変な応答をする。何をしてるのか?という問いに答える余裕も無い。
さっき、誰かが名前を呼んでるのを聞いたはず・・・思い出すんだ・・・脳細胞よ、結集せよ!!]
フル・・・
・・・
・・・
・・・
[とまった]
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