[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[彼の姿に声は少し、詰まるか。
それでも彼の微笑みに合わせる様にして笑い]
……ありがとう
[なんとか、声を絞り出す]
ミナツ、デンゴ。
[凛とした声で二人の名を呼ぶ。
其処にマシロも居れば、最後にきっと呼んだ]
……御願い
[彼らの方は見ず。御願い、という声と共に。
テーブルの下、携帯を操作する。]
[それ以上、言葉を紡げば涙になりそうで。
本音をいえば、黙って見送りたかった。
けれど、]
楽しかった…
嬉しかったし、暖かかった。
[肌の触れる温もりを感じられはしなかった彼へ]
ありがとう
[薄く涙を浮かべ、伝える]
[
黙って居たかったのは。
……声を出せば、涙になりそうだったから。
黙って居たかったのは。
……せめて笑顔で、送り出したかったから。
彼の指が髪に触れ、額に触れたか触れぬか]
……っ
[顔は涙で、ぐしゃりと歪む]
ズイハラ、さ
[薄れる姿に居てもたっても居られず、名を呼ぶも。
ぐしゃぐしゃの顔に気付き、無理矢理笑顔を作ろうと。]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ