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……―――…、…行か、なきゃ……。
[心地良い路に潜り込むナイトウォーカー《みみず》のように、ベルンハードと別れた場所へと向かい始めた。*]
[>>75砂塵の街の片隅。
折れ曲がる柱が装飾となる道のどこか。
戦い弾く物音を『耳』より知り、かけつけて見れば、その舞踏はすでに終幕を迎えており。
静寂の合間に、呼吸を確かめるような主演の息遣いは、その程度響いていたか。
斃れる者も斃した者も、
相手側からは分からないが、この街に生まれより生きてる情報屋側からは知った顔。
墨色に浮かぶ濁った月明かりと、遠いどこかを照らすつもりの光源が、意図せず微かにここまで届き周囲を照らしていた。
その中に、ゆらゆらと立ち上る灼熱の揺らめき。]
……お前モ人ではナイのか。
[岩塊に凭れる戦いの痕見せる姿に、腰元のナイフに手が触れる。]
[何処ぞで羽ばたく音が耳に入る。
空を裂く羽音の元を探して天を仰ぐも
アイノの姿を視界にとらえることはなかった]
……でっかい烏が飛んでるネ。
縁起が悪いですダヨ。
[そういえば、先刻の仕事の際
珍しく有翼人を目にしたか。
そんなことを思い返しながら、何処へ向かう
でもなく街を練り歩いた]
[体が臭い、痛い、何度体験してもいいものではない。何故、傷口が塞がらない?
目の前の男と対峙していて焦る。
僕が死ぬ?まさか。僕は成功体のはずだ。銀色の体毛を持つ美しく狂暴な獣。
...、この記憶が確かなら、何故今の僕と姿は違うのか?目の前の男は何か知っているだろうか?
にいさま...にいさまに会いたい。もう離ればなれにならないよう...、食べてしまいたいよ。]
―庭園の在ったビル―
…
[ベルンハードが変化を解く合間に、男は
帽子を脱ぎ手の中へざらとコークスを出す。]
オトコのくせに言い訳すんな
[ひとつを口の中へ放り込む。
無造作に、少年の口の中へも。]
…マティウスと?
いつから石炭喰いになった、あいつ
[臭いに関してはぴんとこぬふうで首を傾げた]
…いいや、ちがう
[空気は乾いているが、気温の上がるビル内。
肉付きのよい少年ならば或いは汗ばむほどに]
「にいさまのともだち」は
――覚えてないかい、ベルンハード
[抜いていなければ少年の足へ刺さった儘の
翼人の矢を――踏みつけようと片足を出した。]
[周囲の気配を探り、ビル廃墟や瓦礫伝いに移動したとしても、何時まで見つからずにゆけただろうか。其れでも、屋上庭園が在ったビルには幾らか近づけただろう。
―――…庭園からはらはら落ちる、合歓の花は見えねど、甘酸っぱい匂いが乾いた街を癒すように微かに漂っていた。]
― 回想・砂塵の街 ―
[摩天楼の残骸、ぶらさがる看板の上より。
殺戮の祭壇眺めるビル、隣り合う建物より。
訪れた人影は『カレワラ』の――]
ホモ・サピエンスじゃないね
[軽業師は、己の腹から生えている様相の、
サンテリの片手剣を握る。
手に取れば刀身は、突いた勢いのままに
溶け曲ってしまっていて]
…そこを騙るのは流石に無理がある
[放り投げはせず、其れを眺めながら言う。]
[先刻耳にした羽音は益々近付いたように思えるのは
気のせいでは無いだろう。
幾多の鉄火場を生き抜いた殺し屋の勘が、警鐘を鳴らす]
[羽音……鳥……有翼人?
彼らの殆どは地上に住まう人間を侮蔑しているのは
周知の事実であり、先般の祭壇でも一人の有翼人が
弓を片手に高笑いしていたのを思い返した]
……だいぶ近い。ライフル構えるの、無理ネ。
[背負った鉄は其の侭に、ポケットに手を入れる。
苦内の3本程掴み、臨戦態勢に。
相手からの殺意を微塵にでも感じれば、
いつでも投げ込めるようにと]
[若い女の声が聞こえる。
何処となく幼さを孕んだ声。
未だ警戒しつつも、振り返ろうとしたその時
耳に入ったのは、弦を張る音]
[それが聞こえると同時に、横へと反転。
有無を言わせず、そのまま苦内を有翼人へと投げ込んだ]
んあ、なにをする。
[不意をつかれて黒い石のような物を、口に入れられる。習慣でつい咀嚼して飲み込む。ざらついた、嫌な舌触り。
だが、不思議と満たされる感覚。出血が少し止まったような気がする。]
にいさまの…、友達?
[>>1:63 こいつ、お家にいたような気がする。こいつ、記憶の通りなら、痛みを弄ぶ変態やろ…]
うわぁぁぁぁ、痛い痛いよう。
[足に刺さったままの矢を、対峙した男が思い切り踏みつける。刺さった矢尻が、傷口をさらに深くえぐる。
絶叫は辺り一面に響き渡る。]
[されども、空気は撓み、熱い。
完全燃焼より脱したとて周囲は暖められて。]
う…、ぁ……、あ?
[酒瓶が滑り落ち、瓦礫の合間に転がり込む。頭を両手で抱え込めば、無骨で捻れた花びらとして纏っていた硝子片や金属片の欠片も、小さな音を立てて落ちる。]
――――…ど…し、て………
………っ、……、縄、は?
[ガリ、と首の縄痕や先に軽業師に傷つけられた傷痕を引っ掻くように、頚を触る。それを聞き咎める者は居るだろうか?]
―――……っ……!
[絶叫に弾かれたように顔をあげた。周囲の瓦礫に手を付きながら、音と匂いと熱の源へ向かう。]
[巨大なライフルがこちらに向けられることはなかった。
それを見て口にしかけた問いは、呑み込まざるを得ない。
何故ならこちらが弓を構えたのを合図に、相手は苦内を放っていたから]
――ちっ……
[逡巡はあったが、銃器への警戒が勝った――そしてそれは、相手にも伝わっていただろう。
放たれた苦内を弓で弾く。
うち一本は捌き切れず、手の甲に突き刺さった。
その傷をそのままに、反転した直後の女に向けて弓を構え直し]
なんなのよその重武装は!
[狙うは胸の辺り。
当たれば幸いと、撃った]
― 庭園の在ったビル ―
[己の纏うクレオソート臭ゆえに嗅覚は鈍い。
訪れたマティウスに気づくならその足音か。
今はコークスを咀嚼する少年の態に苦笑する。]
友達。
…趣味が合った
[少年のにいさま観を揺るがしそうな発言。]
[苦いコークスは、それでも彼の出血を和らげ
刺さったままの矢は傷口に癒着して――――
尖った靴の底で踏み躙れば、斯くの如し。]
[絶叫にぱらぱらと落ちかかる瓦礫。
ひとつ帽子の尾を打ち振って――]
訊ねなくても、
教えてくれるコは…いいコ
[ゴ、と矢尻が床へ抜けるまで、深く]
[体を反転させた直後、追撃のため体勢を整える。
苦内は額・喉元・胸 の三か所を狙ったはずが
何れも射抜くことは無く。
器用に弾き、かわし切れない分については手で防ぐ
様に口笛を吹いて、称賛を送るのだった]
――…質問、応える前に攻撃する、良くないヨ。
[問いに応える間も無く攻撃してくるせっかちな
鳥に、眉間にしわを寄せて苛立ちを露わにした]
[そう呟いた直後、構えた小太刀を鞘から抜き、
放たれた矢を一閃。
閃光のような居合抜きの所作を、
目の前の有翼人は捉えることが出来ただろうか]
……アイヤ、アンタなかなかやるネ。
[真っ二つに割ったつもりが、
矢の勢いが想像以上に強かったためか
刀の横薙ぎは、矢を明後日の方向に弾いたのみ。
相手を讃えつつも、認識を改め警戒を強めた]
― 回想・砂塵の街 ―
[軽業師が曲がった刀身を口元へ持って行き、
静かに咥えるとその部分から
赤くなり――白くなり――どろり 溶ける。
溶けた鋼を舐めとる仕草は水飴喰うに似て]
よき隣人、と呼んでほしくはあるけど
うん…
「理由」は、…逆じゃないのか?
[ふと顔を上げて、白い帽子の彼を見遣る。]
――どっちの台詞よ。
[手で受けなければ胸に突き刺さっていたであろう苦内を苦々しげに眺める。
弓で弾いた分も含め、いずれも狙いは的確に急所。
称賛するが如き口笛の音も、意識の外に受け流す]
はっ……
[小太刀が閃き矢が弾かれる。
接近戦の経験が薄い有翼人には捉えきれぬ動き。
息を呑み、左手をきつく握り締めるも]
[じくじく痛む矢尻を踏みつけられ、痛みに耐えられず、思わず尻餅をつく。
身体が…、身体が熱い。熱が腹の底から湧き上がる。]
お前、何を食わせた?
[友達と言われて、露骨に嫌な顔をする。]
友達じゃない、お前…、にいさまの何だ?この変態やろ…うわぁぁぁぁ
[さらに傷口を踏みつけられ、その場で転がり回る。]
――質問。
[掠れ声ながら、ようやく言葉を絞り出す]
答える気、あるの?
[言いながら、相手のライフルを顎で示す。
左手は力を抜いてゆっくりと下ろし、代わりに何も持たぬ右の掌を見せた]
[このままだと殺される。だが、変化して身体が持つとも思えない。
痛みに耐え、手元の肉切り包丁を、踏みつける男の足首めがけて切りつける。]
お前も倒れろ!
[少しカウコの方を見て話すうちに、気づく
彼が先刻武器らしきを手探っていたことへ。
まだ時折鳴る喉笛を飼い慣らしながら笑み]
ドロテアは…
生贄になりそこねた と見るかい
それとも
生贄にならずにすんだ と見るかい
お前さんのご見解は?
[上昇気流に煽られてか、花は真っ直ぐに舞い降りては来ない。ゆるゆると遠くへ漂い舞う。]
……―――――――――――…、
[大きな熱と……もう一つ。膨らみ熱を内包するもの。
ベルンハードへ向かって、手をさし伸ばす。]
……………。
[内側の犬歯をなぞり、]
[既視感。見えないけれど、同じ事があったような。
人差し指を向けた先が、うろ、とベルンハードの腹部を彷徨う。]
・・・質問、答える義理、アルカ?
[殺気を消そうともせずにそう言葉を返す。
有翼人の顔が曇ったのを見れば、ケラケラと笑い]
――・・・冗談よ。
それ答えたら、こちも質問して良いデスカ?
[二匹の化け物を狙っている旨話し、
逆に二匹について何か知らないかと情報を呼びかける]
[何も掴んでいない掌が視界に入れば、
こちらも刀を鞘に納め。
しかし警戒を解くフリをしながらも、歩み寄り自分の間合いに持ち込むか]
……好きにしたら?
[返って来た言葉に吐き捨てるも、相手はケラケラと笑い。
逆に質問が返って来る]
――人食いのデカブツは、さっき崩壊したビルに巻き込まれてたわ。
もう一匹は――知らないし、教えない。
[一瞬の沈黙をおいて]
あたしが仕留める。
[相手が刀を鞘に納めるのが見えた。
歩み寄る様にぴく、と体が動くも、後退はしない。
右手を静かに下げると、左手の動きを邪魔する苦内を引き抜こうと手を掛けた]
[ぷすり。
軽い音をたてて、足首辺りに刃物が刺さり、傷口から鮮血が流れ落ちる。]
痛いか?お前も痛みを感じるか?
[苦痛に耐えながら悪態をつく。
男の鮮血、鮮血。床に広がる血だまりに顔をうずめ、一心不乱に啜り、舐める。]
[これは普通の血?それとも…
マティアスも、あの鳥も【普通の肉】だった。特別な肉…、それを取り込めば、きっと組織の崩壊を止められるはず。]
さあ、お前の知っている事を話せ!
僕のお家は何処にある?にいさまはどこにいる?
―庭園の在ったビル―
[繋がれていない実験体は、抵抗するもの。
そして緑色の部屋で
彼らが繋がれていた験しはなく――今も。
返答の要を感じない質問は黙殺し、聴くは悲鳴。]
――ッ痛 … !! !
[そして旧友の声に振り向いた折の、足首の痛み]
[振り抜かせる前に、軽業師が崩す膝。
然し悪態の如く「倒れる」ためでなく
軸足を押し出して――少年の鼻面へ膝蹴りと。]
チ、そうそう
「変態やろう」ッて呼んでくれてたっけね…!
[腰から上体をきりと回して、儘の跳躍を試みる。
散ったのは鮮血とコールタールの混ざる雫で。
少年は其れを一心不乱に啜り出し、追撃はこない。]
? にいさまはどこ、って――
[視界の端へ、過るマティウスの仕草――
軽業師はもう一度旧友を振り返り]
な、っ――
…よせっ !! !
「そういういきもの」なのは――…
["俺"だけだ、と。声は*間に合わないまま*]
縄。
俺の縄がないんだ。
(だめ、だよ。)
(じっけんは、だめ。)
(しんじゃう。)
(やめようよ。)
…豚の方、死んだかも、カ?
―――…チッ。アンタが殺たのカ?
[苛立ちを露わにしながら尋ねる。
続くもう一匹を狙っているという言葉を聞けば
眉を顰めて、声を荒げる]
……翼、ぶった斬られたくなかたラ
大人しくスカイダイビングしてる、イイヨ。
[柄を握り、足を踏み込んで構える。
返答次第では、翼どころか手足の1、2本は貰おうかと]
[血を一心不乱に舐め続ける。
男が去った事も、他に人がいる事もきづかない。
これは、甘いのかな?僕知らない。
ああ、そういえばにいさまの血は…
すごく甘くて、おいしかった。
身体の熱は収まる事を知らない。熱くて身を焦がしそうだ。]
― 運び屋との対話の後に ―
[街中のざわめきは、徐々に勢いを増していく。
『口』たちが、上手く事を運んでくれた事を『耳』と『目』とが知らせてくれる。
先代に恩のある地下の住人『脳』が作り上げる噺は不安と混沌の中で、一つの道となり通り抜け。
あとはこれが、どの程度の尾鰭を纏い、鮮やかな彩で煽られてくれるか次第。]
……レーメフト。調べるべきカ。
[改めて調べてみようと思うのは、人ならざる者だと初めて知った運び屋の事。]
― 回想・砂塵の街 ―
前者だな、前者が逆
[顰められるカウコの眉は帽子の影なれど、
気配ばかりは飲み込める。道化た黙礼向け]
「儀式を潰した」ことが、
「儀式」
…そこからはじまってる
ここではね?
[人差し指をゆると上げながら、手首を捻る。
掌を上に向けると、]
そうだった、あの時も――――…、
俺は、こうして、
[ぐっと、拳を――――]
とどめは刺していない。
屋上から落とした。それだけ。
[相手の苛立ちに気付いてはいたが、それ以上は答えようもない。
声を荒げられても――こちらの方は、退く訳にはいかず]
嫌なこった。
翼を穢された報い、奴に必ず受けさせる――!
[答えつつも間髪入れず、構えた相手に右手で抜いた苦内を投げ付ける。
同時に足は、地を蹴るようにして後退した]
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