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[雨にぬれる窓をぼんやりと眺めていたが、突然の声に我に返る。どうやらお得意のチョークが命中したらしい。
その直後]
…?
[ざわり。一瞬教室がざわめく。
その後女子の悲鳴が数か所で上がった。
硬直した教師と、動揺する級友。空いたアンの席]
[結局そのまま授業は自習となり、緊急会議。
のち自宅待機となった。
ひとりで帰らないこと、と厳しく付け加えられ]
…帰りましょう
[ゴロウの机を軽く蹴り]
マシロさん、コハルさんも同じ方でしたよね、家
なんですか、その微妙な間は
[生徒もまばらになり始めた教室の中で、ゴロウの冗談に息を吐き]
ひとりで帰るわけにもいかないでしょう
それとも
犯人でも捜しますか?
[犯人はだあれ、そう書かれていた窓の脇に体を預け、マシロに視線を移す]
犯人はだあれ
返して
[てるてる坊主がひとつ外される]
同じ犯人が書いたのでしょうか
いつ、どうやって
マシロさん?
[受け取ったそれを窓から落下させる様子を訝しげに]
他に、誰が書くんです?
[きょとと首を傾げ、しばし考え]
消えた2人が……マシロさん?
[再び名前を呼んで]
なにか、知ってるんですか
[近寄るマシロを見つめて問いかけた*]
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