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― 屋上 ―
[星は、見えない。
地上の明かりが強すぎるせいか、あるいは単に隠れているだけか]
愛を語るにはムードが、足りない。
[おまけに片隅のベンチには未だ、
0thの死体が寝かされたままときている]
……こんなところで口説かれたくはないね。
どっちの意味でも。
[神に近い者として口説かれるのと、
女の人として口説かれるのと]
しかし闇討ちには最適……。
[しばし6thから視線を外さず、
見張りの真似事でもしようかと、屋上と店内と繋ぐ扉の付近に移動した]
[<<08>>分後]
…飽きた。
[あっさり見張りごっこをやめて店内へ。
足音も立てずに階段を降りて、]
………え、
[珍しくも動揺を表情に貼り付けた]
― 神の座 ―
…… やられたっ!
[そう、梯子から飛び降りるや否や、言い捨てる。
表情には悔しさが滲み、落ち着きなく球体の周辺をうろうろしている]
まさかこんなに早く脱落するなんて……。
[見上げた先に先程目撃したもの――“10thの死体”がまた映っていて、
唇かみしめたまま視線をそらした**]
3人まとまって1人をフルボッコに
するつもりみたいだったからな。
俺の予想だと…、ま、そこはいいや。
[2nd、と言いかけた口は噤まれる。
彼女との関係は表だって言って説明の方が面倒だ。
11thの事を同意されなければ、ク、と喉の奥で笑い]
そう簡単に、股開きそうにないとことか
そういう女って、落としたくなるもんだぜ。
[相変わらずの例えで、言葉を返した。]
…この世界の事はよく知らないが、
獣人にしちゃ、現実味がない顔してるだろ、これ。
仮想のキャラクターとかじゃないのか?
[店内を物色して、何かを袖に入れているのを眺めつつ
5階へと向かうなら、ポールをこつこつとつきながらついて行く。
ここに2ndがいることは知っているから、
7thと何かあった時の為には好都合か、と思考はしつつ]
フードコート、って案内に書いてたぜ。
[カフェバーに近付いた時、電気が落ちて視界は闇に染まった。]
[突如、
ぐん、と後ろに強い力で引かれる。
首に絡みつく細い何か。
足が宙に浮いたのが解る。
なぜか階段の途中に移動していて
その段差を使ったのか、一気に呼吸が奪われた。]
――― っ
[気道を塞がれ、声を制される。
自分の後には誰もいなかったはずだ。
ならば、考えられる事は ―― 鬼。
最初に浮かんだ顔は1st。]
……ッッ
[必死に抵抗しようと背で紐を握りしめる
誰かの手に触れた時、その手の感覚に覚えがあった。
自分が触れた相手など、数少ない。
だからこそ、解ったともいう。
握手をした相手 ――― 4thだと。]
(やっぱり、お前は鬼か。)
[心の内の言葉は声にはならない。
薄々、感じはしていてもそれを問わなかったのは
彼という人物にも、やはり、死んで欲しくなかったから。
脳が痺れ、指先が冷えていく感覚。
手に入る力は弱い。
そもそも、11thとやりあって、こっちは
疲労も痛みも色々蓄積した身体だ。]
――――
[だらりと落ちる腕。
糸の切れた操り人形のように、階段に身が崩れ落ちていく。
擦れた意識の中、ポールに手を伸ばし
コートの内側のタブレットに触れる。
もう確認も出来ない鞄の中のタブレット。
軽い振動で画面に新しい予定が追加される。
それはシンプルに1行だけ。
赤の文字で ―――* dead end *]
[闇に沈んだ意識の中で、夢をみた。
それはきっと、夢でなかったのかもしれない。
けれど、妙にリアルで鮮明な映像。]
…やめ、ろ
[どんよりと暗い空。太陽の光りすら遮る程の
光化学スモッグで埋め尽くされている。
室内で人工的な光や飼料で育てられている動植物。
ひとつ、また、ひとつと弱いものから消えていく。
やがて、人にも影響が及び、どんなに大気の状態を
戻そうと努力をしても追いつかなかった終末の世界。]
――― ニキ、 ッ
[マンションの一室、帰らない父親の帰りを待つ少女の姿。
空気清浄が追いつかず、外から有毒な空気が室内を満たす。
息が詰まり、皮膚が爛れ始める。
激しい痛みに叫ぶ姿。髪の毛も落ち、やがては眼球も陥没する。]
あ、ああああああああ…!!!
[汚い世界は嫌だった。
浄化システムの研究に携わっても追いつかないと痛感する日々。
けれど、この世界は汚くても、この世界に生きる人は 好きだった。
どんな時でも前向きに、正面から課題に挑んで挑戦する姿勢。
仕事終わりの稽古も、面倒だが、嫌いになったことはなかった。
だから、
どうしても ――― 救いたかった。]
[全てのビジョンが終った後、
水の流れる柱で聞いたナオの言葉が甦る。
「世界の終りを見届けたくなければ」
「死にたくなければ」「生き残れ」
死ぬ気も、世界を壊す気も、なかった。
ただ守りたい一心で戦った結末は 。 ]
…、…情けねぇ
[誰も結局殺せず、あっさりと鬼に殺された。]
―――。
[暗いフロア、階段に自分の亡骸を見ても
先程みたビジョンの方が残酷に見えて眉間に眉が寄る。
守れなかった、と。
その後悔の念が身を襲って動けない。]
[3rdが武器のポールを、11thへと渡すのを眺め]
だから、女が棒なんて持つんじゃねえよ。
…、ったく。
[相変わらずの言葉が口から出る。
それが不思議だと思うほど、心は落ち込んでいた。]
…、…
[7thの死を耳にすると、誰が殺したかは
薄々感付きながらも、辛そうな顔をする。
彼女の世界もまた、壊れてしまったのだろうから。]
[ぼんやりとしていると、何やら自分の死体を
運ぼうとする11thの姿が目に飛び込む。]
……
[言葉は出ない。
それは所詮、ただの、魂のない抜け殻なのだから。
バラそうが犯そうが、生きてる奴の言いなりだ。]
[屋上から人が、ひとり、またひとりと消えていく。
それでも、そこから立ち去ろうとしなかったのは
―――4thで。]
この、狸が。
[交わした約束を思い出す。
世界が好きか?
勝ち残りたいか?
お互いの返答は、共にイエスだった。
協定なんてものは、さして気にしていなかった。]
[12thの言う、陣営、というものが違った相手。
それに気づきはしていた。 のに、]
勝負の世界から来たってのに
随分と、姑息な手を使いやがって。
それが 頑張ってる世界出身の
する事かよ、ったく。
……、は。
聞こえなくて良かったぜ。
これは唯の愚痴だ。
負け犬の遠吠えって奴だよ。
[はん、と鼻を鳴らしてから
言いたい事を言えば、4thから顔を反らした。]
っ、たく、
鬼が鬼じゃない人に「鬼ですか」って聞かれてどうするんだか。
[1stと3rdが話し合う様子を見て雑感をこぼす。
口調も声色も荒っぽいのは、
“賭け”の勝ちがなくなったことへの悔しさが滲み出ているから]
10thに薄々感づかれた。
と思ったから殺しちゃったんだろうか。
ああっ、もうこうなったら本当に“ヤローろ〜ら〜”してしまえばいいんだ……。
[とは言うものの見届けることしかできないわけで。
ゆるりと首を横に振って、別のことを考える]
11thは、どうするのかな?
神の日記所有者達と、3rd&11thの利害が衝突しなければ。
このままどっち側も生き残れる、……はず。
つまり、理屈で言えば。
神の日記所有者達に何もしない方がいい。その方がより生き残れるから。
ただ、
理屈で分かっていても、
感情はどうにもならないことって、ままあるよね。
[一息。
屋上が写るところまで一跳躍で移動して、]
それと、――2nd。
[そこには肝心の2ndの姿はない。
10thの亡骸に話しかけている4thと、
それを聞いている10thの、霊魂とがあるだけで。
だが4thが2ndの名を呟くのを確かに聞いた。
だから近付いた。
近付いても真意が見えるわけではないが、
何を考えているか、透かそうとするように目を細め、見上げる]
やるせない話だよ。
[そう呟く表情は、一瞬、
本当にやるせないと思っているように見える。
だがすぐに口を笑みの形に戻し、
佇むのをやめ、仰向けに寝転ぶような格好で、
空中に漂い始めた**]
[―――それから、
空に太陽が高く昇るまで
暫く屋上に1人でいたけれど、]
野郎が死体の傍で黄昏てるとか
絵にもなりゃしねぇ。
[何も出来やしない。
その不甲斐なさが、足を止めていて。]
…7thも死んだ、って
言ってたな。
[同じ境遇の彼女は、なにを思っているのか。
しかも殺した相手が、2ndとなれば、なんとなく放置できない気がして]
[5階へ降りると、知った顔も見えたけれど
今は、と7thが殺された場所へと向かう。
そこで、壊された端末。
外傷のない7thの死体と、彼女の魂があった。]
傷ひとつない、か。
マシロなりに 考えたのかねぇ。
[羽織っていた茶のコートを、
7thの上にばさりと掛けて]
泣きたい時は泣いとけ。
俺はすぐに消えるから。
[そう7thに言えば、じっくりと見る事はなかったこの世界のショッピングモールを鑑賞するように歩き出す。]
[5階のフロアを眺めながら歩いていると
仲のいい家族連れが手を繋いで歩いていた。]
……。
[言葉はなく、ただ、内側が締め付けられた。
ゲームは続いている。
けれど、もう、自分は――。]
…、ったく、脱落者の扱いは放置かよ。
カミサマ。
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