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如何したものでございましょうね。
……ふむっ!
[渾身の力で、枝を外へと押しやろうとした時、よく知ったソプラノの悲鳴が聞こえ]
ビセさん!?今度はいったい何が?
ええと、こちらが済んだら参ります!
[様子を見に駆けて行く幾人かを見て、そう声をかけた。両手は枝を支えたまま]
[どうにかこうにか、枝を外へと押し戻し。吹き付ける雨に全身を濡らしながら、雨戸を閉じる]
いやはや、参りました。
ダンケ様、本当にお怪我はございませんか?
[一度洗面所へ行き、持ってきたタオルの一枚をダンケに手渡した]
お掃除は、後でもよろしゅうございましょう。
どなたも戻って来られないとは、気になります。
[悲鳴の聞こえた方へと、急ぐ]
ですが、確かに恐ろしい状況ではありますが。
他の皆様を置いて逃げたりすれば、それこそ私、あるいはビセさんが、犯人だと疑われてしまいます。そうでございましょう。
悪意を持つ人間が、この山荘に紛れ込んでいるとしても……私たち以外の全員がグルということは、よもやありますまい。
皆様と、よく相談致しましょう。
その手紙は、誰にも見せておられませんね?
[ビセの目を、眼鏡越しに*覗き込んだ*]
>>60
そうですか。見せていないのですね。
[頷いて、しばし考えるそぶり]
おそらくは、犯人の準備したもの。重要な証拠となりましょう。
私に恨みがあるのか、罪をなすりつけるのは誰でも良かったのか……それはわかりかねますが。
皆様のご意見を伺った方が、よろしいかも知れませんね。
私と縁続きであるビセさんから、その手紙が公表されれば。犯人は意外に思って、何らかの反応を見せてくれるかも知れません。
[一度外された視線を、ただ観察し]
花嫁さん、でございますか。
私たちをここへお招き下さったあの方が、ビセさんを呼び寄せるために、花嫁さんの存在をでっちあげたとおっしゃるのですか?
まさか、そんな。
それに、あの方が私を陥れるような真似をなさる筈がございません。
[ふたたび目を合わせてから、首を振る]
[やがてアンの部屋から幾人かが戻ってくれば、再度事情を聞き]
わかりました。そうでございますね、集まるならダイニングがよろしゅうございましょう。
ビセさんも、参りましょう。お顔が真っ青です。温かいお茶をお入れしますよ。
[ビセの足を気遣いながら、ダイニングへ向かう]
……アン様。
なぜ、このようなことに……。
[歩きながら声を落とし、呟く]
―ダイニング―
[皆の前で、ポットに茶葉と熱湯を入れる]
さあさあ、どうぞ。
こんな状況ですが、せめて体を温めて下さいませ。
[カップを並べて紅茶を注ぎ、適当な一杯を取って口をつける。見せつけるようにごくりと喉を鳴らした]
ところで、どなたか警察に通報はされたのですか?
[一度カップを置くと、ポケットから携帯電話を取り出す。液晶画面を見て困った表情になり]
これはいけません。電波の状態が悪いようでございますね。
お屋敷の電話は、どちらでしたでしょうか?
[電話を探しに歩き出しかけ、玄関から聞こえてくる物音に顔を向けた]
おや、いったい何事でしょう。
あの声は……ビセさん?まさか、また何かあったのですか?
[心配そうな声を出し、玄関へ向かう]
ビセさん?
[ボストンバッグに目を止めて]
この嵐の中、どこへ行かれるつもりですか。
そうでございますね。
毒は必ずしも、口から入るものとは限りません。
あの子のカプセルの中身……アルマジロでございましたでしょうか。
固く鎧っているつもりでも、毒は体に入り込みます。必ず。
[ビセの言葉には、ゆっくりとかぶりを振って]
いけません。
この辺りの道に詳しくもない貴女が、この嵐の中おひとりで?
近くには崖もございます。
もし誰かが行かなければならないのなら、せめてどなたかとご一緒に。
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