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[いつもの居眠りの間に、夢をみた。
幼馴染のアンの夢。
夢の中で、彼女の背中が、彼女の赤い靴がみるまに遠ざかっていった。
引き留めようと伸ばした自身の手は、届かなかった]
………。
[目覚め、自室の机で頬杖をつく]
夢見が、悪い。
[引っ張り出したのは、手紙。
差出人不明のこれが、いつのまにか自宅に届いていたのだ。
その中には、複数名の名がしたためられていた。
そして、赤で消されたアンの名前]
『向井』の表札がかかっている門を出て進む。
向かう先は、アンの家。
そう、彼女の顔を一目みて、…安心しようと。
道行けば、手にしたままの例の手紙がはためいて*]
[アンの家とその近辺は騒然としていた]
アンが行方不明…神隠しにあった?
…あいつの靴の片っぽだけが、発見されたっ て…?
[そこで人垣を作っていた村人たちからの伝聞は、片割れと主を失った靴の話も]
あ、フユキさん。
聞いた?アンが神隠しにあったってよ…
[人垣を離れれば、フユキの姿に]
ひょっとしてこれ。
あいつを隠した神様の、犯行声明文かな。
[自分の元に届いた事も言い添え、広げた手紙を振ってみせた]
何だろうと攫ったんなら許せねぇ。
…アンを、連れ戻してやる。
[僅かに怒気をはらんだ*]
ミナツ。お前にも手紙が?
書かれてる人が、神隠しに…?
[アンの説明を加えた後、思案し、一度示す手紙の一文は]
“次は 誰に しようかな”
この、「次」が神隠しを指しているならば…まさか。また行方不明者が出るかもしれない の、か。
ミナツの名もこの手紙に載ってるな。
……だけど、おまえまで消えるなんて……
[だめだ。ふとミナツから視線を逸らして、口をついて出たのはそんな言葉*]
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