影の薄い キクコは、受話器から耳を離し、じーっと見つめている。

学生 ムカイは、扉を出て、閉めて、隣をそーっと開けて見る。

みどりのゆび ギンスイは、料理人がスコーンを持ってきたから、調理場があると考えている。

影の薄い キクコは、学生 ムカイに気がついて、ほっとしたような顔をした。

みどりのゆび ギンスイは、が、伝え方が分からないので、黙っている。

学生 ムカイは、影の薄い キクコの顔を見て「よっ！」ひらひらと手を振ってみた。

影の薄い キクコは、学生 ムカイにおずおずと手を振り返す。

私立探偵 ゾウサクは、>>117｢コロンブスって大尉だっけか｣と的外れな事を考えた

みどりのゆび ギンスイは、学生 リウとゾウサクのやりとりを、きょろきょろ見比べ。

学生 ムカイは、厨房が先に出たのはまだ諦めてないからだ。ぐぅー。

影の薄い キクコは、学生 ムカイに、非常にいいにくそうな、こわばった顔を向けた。

私立探偵 ゾウサクは、>>122そんなだったか？と思いつつ｢勉強してるなー｣と感心

学生 ムカイは、影の薄い キクコのこわばった顔に釣られて、鏡写しのように口篭る。

影の薄い キクコは、学生 ムカイに反射的に(05)回位、謝った。

みどりのゆび ギンスイは、鶏を抱えた。さすがに3匹は無理なので、1匹だけ。

学生 ムカイは、影の薄い キクコの肩を反射的に<<03>>回くらい叩いて慰めてみた。

影の薄い キクコは、こくこくと頷いて、ムカイの上着の裾をぎゅっと握った。

学生 ムカイは、影の薄い キクコにニカッと笑い「しっかり掴まってろよー」と*放浪の旅へ*

みどりのゆび ギンスイは、片手に卵。片手に鶏。間違った仮装パーティの参加者のようだ。

みどりのゆび ギンスイは、養護教諭　小鳥 ヒナに、来る？というかのように鶏がコケ、と鳴いた。

みどりのゆび ギンスイは、私立探偵 ゾウサクのアドバイスに従い、鶏の目を覆ってみた。が片手なので半隠れ。

学生 リウは、首を傾げるギンスイに、ヒラヒラと手を振ってこたえる

影の薄い キクコは、学生 ムカイに「俺たちの旅はこれからですねっ！」と答えて歩き出す。

学生 リウは、養護教諭　小鳥 ヒナのネーミングセンスに衝撃を受けた。

みどりのゆび ギンスイは、抱えた鶏にも、名前を尋ねてみようと目を合わせてみた。

みどりのゆび ギンスイは、しかし、ちいさな瞳できょとんとされるだけだった。残念。

みどりのゆび ギンスイは、茶羽（仮）との交流を諦めて、ヒナに倣って離してみた。

学生 ムカイは、影の薄い キクコの制服リボンの赤い蝶々が［鉛白の魔法使い ガモン］の方角へふわり。

影の薄い キクコは、胸元を押さえてきゃあと叫んだ。

学生 ムカイは、影の薄い キクコの痴漢に遭ったような悲鳴と仕草に平身低頭。

学生 ムカイは、…へっくちゅ！　「なんか今、悪寒がしたぞ。」

学生 リウは、火サスのような悲鳴が聞こえたねぇ。と、ワクワク

学生 ムカイは、同じと言われて安堵した顔でリボンを返した。「ほい」

みどりのゆび ギンスイは、何処かで波の音が聞こえた気がした。

みどりのゆび ギンスイは、しかし、慌てて見失う前に鶏追跡再開。

学生 ムカイは、そして、てくてく歩いてたら茶羽（仮）と出会い頭に恋が

学生 ムカイは、生まれなかった。「なんだこりゃ？」

みどりのゆび ギンスイは、「…！」鶏へ伸ばした手の先に現れた頭に、ブレーキが間に合わず

みどりのゆび ギンスイは、学生 ムカイにぶつかっても、鶏は守ったはず。たぶん。ぎゅむ。

学生 ムカイは、みどりのゆび ギンスイの時間差アタックに「いでっ！」キクコは庇ったはず。

影の薄い キクコは、学生 ムカイから受け取ったリボンを結ぼうとして、「ちょうちょになる？」

みどりのゆび ギンスイは、肩をさすりつつ、鶏を抱えて、ほっ。しかし駄目だしされた。