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113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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─朝・廊下─
[>>1ふらり、コテージを抜け出した姿を見られていたとは知らず。
…は戻ってきてから眠らず、ただぼうっと
ベッドの淵に上体を預けて夜を過ごした。
地を激しく叩く雨を生む空は、
黒い雲で覆われて時折雷が唸りをあげている。
>>3部屋の外で誰かが動く気配を感じて、ようやく朝が来たのだと知った。]
………きなきゃ。
[でも、何をしよう。
何をしたら良いのだろう。
今まで何をしていたっけ。]
(17) 2013/06/17(月) 20:49:24[コテージ・自室]
そうだ、朝食の支度、を。
[体に染み付いたルーティンワーク。
しかしこの状況で、誰か食事を欲するものは
いるのだろうか。
別に、いなくても良い。
それは人として過ごすために、
最初に入れるスイッチのようなものなのだから。]
(18) 2013/06/17(月) 20:49:55[コテージ・自室]
自室→廊下
[のらりと体を起き上がらせて…は自室から出れば、
階段の前で>>4ユノラフと出会う]
おはようございます。
[いつものように、笑顔は出来ているかしら。
ユノラフは怪訝な顔をしないところを見ると、
出来ているのだろう。
外の状況が変った事に気づかないわけもない。
雪はミハイルが呼んでいたのだから、
彼が消えれば雪も無くなる]
……雪が止んだと思ったら、次は雨。
(19) 2013/06/17(月) 20:52:35[自室→廊下]
………まるで泣いてるみたい。
[それは誰が?
──私が。
違う、私は泣いていないわ。
寂しくないもの。悲しくないもの。
このくらいの別れなんて、幾度もあったじゃない。]
え?ああ、ニルスさんと……。
殴り合うようなものではなかったので、大丈夫ですわ。
ご心配おかけしました。
[ユノラフはユノラフで、大変だったのだから、
こちらにまで構ってはいられないはずなのに。]
(20) 2013/06/17(月) 20:53:59[自室→廊下]
──そんな風に優しいと
連れて行きたくなっちゃうじゃない。
(*0) 2013/06/17(月) 20:54:16
[いつものお人よしの言葉の途中に轟く雷鳴。]
あら。
…………大丈夫ですか?
[今度は、…が彼を心配する番になった。
笑うことはない、誰にだって苦手なものはあるのだから。]
(21) 2013/06/17(月) 20:54:44[自室→廊下]
[大きな雷鳴が止んだ後]
あの、こんなときにあれですけど、
朝食を作ろうと思ってまして。
ユノラフさんたちはいかがですか?
[ユノラフが一人のところを見ると、
マティアスはまだ起きていないのだろう。
これから起こしに行くのかは定かではないが、
必要ならばここにはいないマティアスの分も合わせて
一緒に作ると申し出た。]
(22) 2013/06/17(月) 20:56:07[自室→廊下]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 20:57)
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 20:59:22
[ユノラフはどう答えを聞いて、…は炊事場へと向かう。
僅かの日数しかいないが、もう勝手には慣れていて
手馴れた手つきで鍋や食材を用意する。
食材も、そろそろ尽きる頃だろうか。
少なくとも、明日もこの人数であれば、足りなくなりそうだ。
食材を取り出していれば>>25ダグがやってくる]
あら、おはようございます。
[そういえば昨日手伝うと言ってくれていたような。
…は、それを邪険にはせず野菜を洗ってもらったり、
調味料を用意してもらったりと手伝ってもらう]
(28) 2013/06/17(月) 21:39:02[自室→廊下]
[そうしてぽつりと聞こえるダグの要望>>27]
…甘いものですか?
[何かあったかしら、と棚を漁り。
奥の方から瓶に入ったジャムを見つける。
これをパンに付けて食べたらどうかしらと思うも、
ダグの視線は手元の缶詰肉にあっただろうか。
軽く炙ってパンに挟もうと思っていたがやめておこう。
パンの方はチーズとハムを挟んでホットサンドにした]
(29) 2013/06/17(月) 21:40:03[自室→廊下]
[人数分の朝食を用意して、それらをテーブルに運ぶ。
すっかり少なくなってしまった、出した皿の数。]
……広いわ。
[そのテーブルの広さを誤魔化すように出した
朝食の種類はいつもよりも多い。
ホットサンド、スープ、サラダ、そしてダグの要望が乗る皿。
ユノラフたちが食べると言っており、
この場に居なければ…は彼らを呼びに行っただろう]**
(30) 2013/06/17(月) 21:49:49[炊事場]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 21:50)
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 21:56:10
─少し前・廊下─
今のは結構大きかったですけど……
……ここには落ちませんから、安心してくださいな。
[ここには落ちないと、事実を述べたが声音は子供に
言い聞かせるような声。
>>36彼には…が安心させるために言ったように
聞こえただろうか]
もう、染み付いてしまった習慣みたいなものだから
何もしていないと調子が狂っちゃって…。
[ユノラフに、感謝に足るものではないと
さりげなく言い返した]
(39) 2013/06/17(月) 22:47:20[炊事場]
お手伝いは、大丈夫ですわ。
………──人も、少なくなりましたし
[少し表情を翳らせて、悲しげに言う。
これが演技なのか本心なのか、…にも分かっていない]
それでは、出来たらお呼びしますね。
[頭を下げてから、炊事場へと向かった*]
(40) 2013/06/17(月) 22:48:13[炊事場]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 22:48)
─少し前・炊事場─
[>>31朝食の準備がそろそろ終わる頃、
ダグから急に振られた話題に、一度首を傾げる]
財布……?
ああ、それ。ずっと持っていてくださったんですね。
[ここに来た日に渡した、蜂蜜酒のお礼に渡した財布。
気に入ってくれたのだと顔を綻ばせたが、
開けが分からなかったと言われれば眉を下げる]
(48) 2013/06/17(月) 23:06:29[炊事場]
あら…… それは、すみません。
ええ、ちょっと開け方にコツが── っ
[財布を開くダグの手から
一匹の蜂。
こちらに向かって、
手首を刺した>>33]
(49) 2013/06/17(月) 23:06:48[炊事場]
(50) 2013/06/17(月) 23:07:01[炊事場]
[短く響く、高い声。
慌てて手を引いて、刺された所を押さえて蹲る。
蜂はもうどこかへ行っただろうか。
見たところ、スズメバチ。
もう一度刺されたら、死に至るだろうか。
でもそれは人間の話。
蜂に刺されたナッキはどうなるのだろう?]
(51) 2013/06/17(月) 23:07:19[炊事場]
……ぇ
[>>34不意にかけられた問いに、…は顔をあげる。
眦には涙が滲んだだろうか。]
…………わ たし、は……
[私はずっと独り。
大好きだったおばあちゃん。
人間に殺された、おばあちゃん。
あの日から、ずっと、ずっと、独りだった。]
(52) 2013/06/17(月) 23:07:41[炊事場]
(53) 2013/06/17(月) 23:08:09[炊事場]
[響かない。
それはいつからだったか。
ダグが生まれるよりも、もう忘れてしまうくらいの、
ずっと昔の事。
この答えを、ダグはどう受けたのか。
ただただ沈黙が重い*]
(54) 2013/06/17(月) 23:08:36[炊事場]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 23:11:56
[>>59ユノラフの登場に…は、はっと我にかえる]
……ぁ ユノ ラフ、さん
[ダグへの返答を聞かれただろうか。
聞かれても、何のことだか分からないはずだが。]
なんでも、ないわ……。
蜂、が 雨を逃れて、 やってきたのかしら。
(61) 2013/06/17(月) 23:37:59[炊事場]
[ダグに渡した財布から出てきた事を…は、
誤魔化すように。
次第に腫れる手首には蜂の毒が回り出したのだろう。
常人であればこの後全身に毒がめぐり、
運が悪ければ死ぬかもしれない。
だが、ナッキであれば、その血が蜂毒を浄化する。
それまでが辛いが、大事には至らないはずだ、と
…は考えていた]
大丈夫、 わたしは、
だいじょうぶよ
[>>60ダグを見遣るユノラフに、何度も自分は大丈夫だと繰り返した]
(64) 2013/06/17(月) 23:42:40[炊事場]
[>>62…を人だと思っているユノラフは、…の言葉を聞き入れず。
手を取られ、そのままユノラフの唇が患部へと]
…………っ!
だ、だめよ、それじゃユノラフさんにも毒が……!
[吸い出した蜂毒を、ユノラフは飲み込んでしまうかもしれない。
強く手を引こうとするが、所詮は女の力。
ユノラフの口元から手を引けたか、彼の力次第]
(65) 2013/06/17(月) 23:47:24[炊事場]
/*
▲マティアス:ユノラフさんのSAN値ガリガリ削り隊
▲ユノラフ:と見せかけて場合によっては襲撃パスへのルート分岐あり
と思ってるんですけど、どうしたら面白くなるかしら?
(*1) 2013/06/17(月) 23:49:46
ねえ、だれか。
だれか。
……寂しい。
[語りかけても、決して返ってこない聲。
永い時間の中、すでに…の知る仲間の殆どは
失われてしまった。]
(*2) 2013/06/18(火) 00:09:49
[祖母は、ナッキの中でも珍しい人間好きだった。
普通は、退治しようとする人間を恐れ、
憎悪して近づくなんてことはしない。
変わり者の祖母。
たったの一度だけ、人間と恋をしたと言っていた。
身を明かしてもずっと一緒にいてくれた人間と、
恋をしたと。
その一度得た愛や温かさ、優しさを忘れられず、
何度も人里に下りて、人間の真似事をしていた。
その人が忘れられず、2度と恋はしなかったと
言っていたけども。]
(*3) 2013/06/18(火) 00:10:35
[…は、祖母から何度もその話を聞いた。
聞く度に人間への憧れが募り、
両親や他の仲間の反対を押し切って祖母と共に
行く事を選んだ。
水底でひっそりと暮らし、外の世界を見てみたいと
好奇心もあったのかもしれない。
人の中で、人として生きる。
当たり前に出来れば、とても幸せで、楽しい時間、
楽しい世界だった]
(*4) 2013/06/18(火) 00:11:40
[ナッキが本来、若く、生気あふれる人間を
引き摺り込んで血肉を与えて仲間にするか、
餌にして自分の力にする。
これが、邪険にされる理由の一つだったが、
…の祖母はそれをしなかった。
ただ、死の淵にいる者。
激しい悲しみは苦しみの中にいる者。
絶望し、自ら命を投げ出す者。
永遠の幸せを望む者。
その人間達を、誘って、夢を見せ、幸せを与えていた。
決して、自身の血肉を与えることはなく。
こうやって、私たちは幸せを与えるんだと、
聞いたせいか、人間を仲間に出来る事なんか…は
知らなかった]
(*5) 2013/06/18(火) 00:15:26
[…が、死の淵にいたミハイルに行った行動は、
おそらくナッキの本能からくるものだったのだろう。
血与え、知らずの間に同じモノにして。
ミハイルが、湖に引き摺り込む事を楽園への誘いと
思っていたのも、…から血を受けた影響。]
(*6) 2013/06/18(火) 00:16:45
[だから、永い永い、時を経てめぐり合った、
子とも分身とも呼べるべき同胞。
それは奇跡のような、存在で。]
聲を
聞かせて、
ねえ。
誰か。
[何度呼びかけても、必ず返って来た聲は
一度だって、返ってこない。
それが、>>34ダグの言葉を、恐怖に変える。
私はずっとひとりなのだと*]
(*7) 2013/06/18(火) 00:27:31
[ダグの言葉に>>66、…はふるりと一度だけ小さく首を振る。
確かにユノラフは優しい男だ。]
[でも]
[私がナッキだと知ったら]
[きっとこのひとは、私をころすのよ。]
[大事な人を まもるために]
(67) 2013/06/18(火) 00:38:08[炊事場]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 00:42:08
[これが、>>3:163あの時言わずにいた、
ユノラフがマティアスを選ぶという答え。
まだ、ユノラフは気づいていないだろうけど。
…の正体を暴かれる事になれば、
この答えに辿りつく事が出来るだろうか]
(68) 2013/06/18(火) 00:47:38[炊事場]
っや、 はなし、て……
[>>69やはり、強く掴まれた腕はユノラフから放すことが出来ず。
蜂毒の混ざった血が吐き出されるのをただ見ていた。
何度か繰り返し、応急処置が終わればユノラフは
微笑んでいただろうか]
あなたのほうが
………だいじょうぶ、じゃ、 ないわ
[重みを感じた頭は急に軽く。
ずるり、倒れるからだ。
その体は熱を帯びていた。]
(70) 2013/06/18(火) 01:25:08[炊事場]
[どうしよう、どうしよう。
私に何ができるの?
ダグを見たが、どんな目で見ていただろう。
何も言わず、動かず、そのままなら。
ひとまずベッドに運ぶべきだろうか。
ベッドは遠いから、ひとまずソファへ寝かせて。
違う、先に口を注ぐために水を]
(71) 2013/06/18(火) 01:25:30[炊事場]
(72) 2013/06/18(火) 01:26:10[炊事場]
だめよ……。
[今の私は、人間で。
そんな事をしてはダメ。]
……だれか、たすけて。
[…は、涙を零しながら、助けを求めた]**
(73) 2013/06/18(火) 01:27:11[炊事場]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 01:34:03
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/18 01:34)
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/18 21:16)
[ただ泣くだけで動かずにいれば、
ユノラフの体に添えていた手を握られる>>75。]
ユノ、ラフさん……しっかり…、
[意識はあるようだから、早く今のうちに何かしないと。
思っても、…は動けない。
途切れる言葉を拾えば、…は目を見開いて
更に涙を零す。]
(96) 2013/06/18(火) 21:43:03[炊事場@パニック中]
うそよ。
そんなのうそ。
あなたは誰にでも優しいから。
だから
優しい嘘よ。
(*8) 2013/06/18(火) 21:43:16
[>>76まだそこにいるダグを見上げ。
一縷の望みに縋る。]
……ダグ、さん
[掠れた声で名前を呼べば、>>78宙を飛んでいる蜂が
叩き落とされ、踏み躙られる。
その様を、…は虚ろに見ていた。]
わたし、
ぃ……ら、ない……
[>>78薬をあげられないと言う言葉に…は首を振る。
私はどうとでもなるから、それよりもユノラフを──
近づくダグに懇願しようと口を開けば、
その手に見える小さな銀の槍]
(97) 2013/06/18(火) 21:44:45[炊事場@パニック中]
──ッい、や あぁあああああああ!!!
[振り下ろされるそれに。
ダグの表情に。
先ほどよりも長い悲鳴を上げた]
(98) 2013/06/18(火) 21:45:32[炊事場@パニック中]
[裏切り者]
[悪魔]
[化け物]
[この村に何しに来た]
[殺せ]
[ころせ]
[コロセ]
[そんなやつ、]
[ こ ろ し て し ま え ! ]
(*9) 2013/06/18(火) 21:47:30
[ダグの目は、“化け物”を殺そうとする人間の目。
向けられたそれは、その昔、祖母を殺した人間の目。
窓越しに、息を潜めて、見ていたソレ。
いやだ、やめて。
こわい。
こわいこわいこわい。
そんな目で見ないで、私たちは何もしていない。
何もしていないのに、どうして、なんで、
どうしてそんなことをするの
わたしたちがなにをしたの]
(99) 2013/06/18(火) 21:48:45[炊事場@パニック中]
ぃゃ……いや……やめて、ちがう、わたしじゃない
わたしは なにもしてない、 ちがう
ころさないで ころさないで そんな目で見ないで
[いつのまにかユノラフの体の下。
床が見える、涙が落ちる。ぽたぽたと、小さな湖。
ただ震えているだけ。
直ぐ近くでユノラフがダグに顔を打ち据えられている事も知らず>>88、
…は、いやだ、やめてと声を、体を、震わせていた]
(100) 2013/06/18(火) 21:50:09[炊事場@パニック中]
[コテージの外。
雲が唸り、更に激しい雨が地面を叩きつける。
雷が何度も天と地を繋げ、怒号が響く。
風は強さを増して、木を軋ませ枝をしならせた。
湖の上の櫓は、それでも壊れずに、
嵐が止むのを待っていた。]
(101) 2013/06/18(火) 21:54:57[炊事場@パニック中]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 21:58:41
[何度も聞こえる、肉がぶつかる音。
そういえば私は今何をしているの。
そうだ、ユノラフさんが、蜂の毒を、ダグさんに頼んで、
顔をあげる。丁度ダグの拳が終わった時>>94。
すぐ近く、ユノラフを見れば、なぜかしら。
血に塗れた顔、うめき声。>>105]
なんで、どうして、
なにが、
[いつの間にこうなっていたのか。
誰がこんな事を。
ユノラフの前に立つダグ。その手。赤い。血が。
その手が、ユノラフを殴ったのだと如実に語る]
(110) 2013/06/18(火) 22:48:15[炊事場@パニック中]
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