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[鳴り響く鐘の音]
何処からかしら。
[呟くけれど、視線はキッチン]
レンさんね。よろしく。
……ダーリン、あたくしの知らない名前だわ。
まったくもう秘密主義ね。他にも居るのね?
ああそう、わかりましたわ。
直接聞きますわよ。
[拗ねたように脳内ダーリンに返す]
カレーどうぞ。
[先ほどよそったカレーを、レンに何食わぬ顔で差し出す]
プレーチェとひつじさんはお散歩?
行ってらっしゃい。
[プレーチェを見送ると、
すとんと椅子に腰掛ける。
残ったプリンを食べつつ、会話を聞くともなしに聞いている]
[いつしか。
テーブルの上で眠り落ちている。
隣には、綺麗に畳まれた*黒い上着*]
[目がぱちりと開いた]
[15秒に、ゆっくりとまばたきをする]
[唇が小さく揺れる]
──テンマ・プレーチェ・ライデン・レン・ユウキ・ミナツ・ルリ・バク──。
[プリンを食べながら、うとうととしながら、聞いた名前を紡ぎ出す]
[ゆるりと上体を起こす]
[滑り落ちる黒い上着]
テンマさん?
[畳んでおいたはずの上着が掛けられていたことに、不思議そうな目を向ける]
[ライデンが掛けたことを聞けば]
ありがとう。
[ここには居ない彼に感謝の言葉]
あら?
[見慣れぬ人が増えていることに気付いた]
グッモーニン眠り姫。
始めまして、あたくしははペケレよ。
よろしくね。
[笑顔で挨拶をした]
スリーピングビューティー。眠り姫ね。
食べ終わってからでもいいのよ。
おかわりもたくさんあるから。
[バクが一生懸命にカレーを食べる様がおかしくて、くすくすと笑う]
ゆめが返って来るのはいいね。
私はまだ、ゆめはみたことないの。
にんげんを食べれば、見られるかな。
よろしく。獏。
[声が2重に聞こえる様がおかしくて笑う]
[椅子の背に落ちた上着を拾い上げ、畳みかけようとした時に、眠るレンに気付く]
テンマさん。借りるわね。
[レンの背中にテンマの上着をそっと掛けた]
ゆっくりと、おやすみなさい。
[こっそりとミナツのスケッチブックを覗き込む]
綺麗なお花。
Requiescat in Pace。やらかにねむれ。
[眠っているレンに視線をやる]
さて。
みんなも居ることだし、何か作るかしら。
[キッチンでてきぱきと野菜を刻む]
[漂ってくる香りは、ポトフのように見える、*おでん*]
色。
[ミナツの色鉛筆に視線を送った後、
目線を上にやり、思案する]
色は分かるの……色が"思い"。
[しばらく黙り込む]
行ってらっしゃい。
会えたら、テンマさんにありがとうって伝えておいてね。
[ばいばいと手を振ってレンを見送る]
望んで目覚めたなら、何かしたらいいのかしらね。
好きなことって言われても困るわダーリン。お昼はさっき食べたし……。
[顎に人差し指を当てて思案顔]
私もお散歩してくるわね。
またね。
夕飯までには戻ってくるわ。
お腹空いたら、どうぞ。
[風呂敷包みのおでんを指し示す]
[そうして、キッチンから出て行った]
[ぺたり
ぺたり]
[あいも変わらず裸足のまま]
[部屋の扉を開く]
[中に入ると自動的に扉が閉まる]
[暗い室内]
あった。
[かた、かたり、と硬い音]
そうね。外に行くなら靴を履いたほうがいいわね。ダーリン。
[再び扉が開き、2つのカメラを手にして出てきた]
[ローヒールのかかとをカツカツと鳴らして歩き出す]
何を撮ろうかな。
[楽しそうに軽やかに歩き出す*]
-2階-
[つと窓から外を見る
墓碑群に人が集まっているのが見えた]
儀式みたいね。
[複雑な機構のカメラを構え
ファインダーを覗き
慣れたしぐさでシャッターを押す]
[しばらくして、
もうひとつののっぺりとしたカメラを構える]
[背面のディスプレイを覗きながら、数枚の写真を撮る]
デジタルは、結果を撮ってるみたいで、味気ないわね。
[撮れた写真を確認しながらぽつり]
[カメラの底面には"caname"と彫りこまれている]
みつかっちゃったみたいよダーリン。
[カメラを手にしてから、初めて笑顔になり、小さく舌を出す。
そしてユウキに手を振り返した]
瞬間を切り取って集める。
詩的な言葉ね。
[質問にしばし考え込む]
──あいいろに、見えたわ。
綺麗に写ったかは、現像してみないと分からないけれど。
[複雑な機構の──古い機械式カメラに触れた]
そうね。
焼きあがったら、見せるわね。
[またねという風に手を振り、ユウキを見送った]
夕陽だから、なのかしらね。
[ガラスに反射する夕陽を見つめながら]
[のっぺりとした──デジタルカメラで空の写真を何枚か撮った]
[こつり
こつり]
[適当な扉をノックしたり、
デジタルカメラで何の変哲も無い室内を撮ってみたり]
返事が無い……誰も居ないのね。
"control room"。管制室。
[ひとつの扉の前で足を止めた。
扉の横のサイドパネルに指を走らせる。
反応は無い]
ここは開かないのね。ダーリン。
開けてくれないの?
[拗ねてみせる]
[開けることは出来ないと答えるカナメに、肩をすくめた]
まるで青髭ね。
金の鍵があればいいのに。
[念のためポケットを探って、何も無いことを確認しようとして──手を止めた]
[指先に触れたのは、1枚の写真]
[レン、ルリ、ユウキ、ライデンがこちらに曖昧な笑みを向けている]
……?
[裏を返すと 11018.11.24 XXXX]
──え? なぁにダーリン。
ああ、確かに加工して作れるけど。
なんで私のポケットに入ってるのかしら?
11018年。
最近なのか、ずいぶん前なのかさっぱり分からないわね。
偽物なの?
フェイクなら、私は何でこれを作ったのかしら。
[カナメの声に考え込む]
[何事かを告げる声にはうるさそうに頭を振る]
レディが考え事をしているときは黙っていて頂戴。ダーリン。
[告げる声はかすかな苛立ちを含む]
ああ、だめ。考えがまとまらないわ。
[ため息をつくと、写真をポケットに戻す]
[踵を返して、再び歩き出す]
[歩き始めて、再び窓のところで立ち止まる]
[レンとミナツに気付く]
あら──泣いてる?
[なにやら深刻そうな空気に首を傾げる]
[無意識にカメラを構えてシャッターを切る]
[何枚も、何枚も]
ああ、びっくりした。
ごきげんよう、ルリちゃん。
[ルリの視線が胸元に揺れているカメラにあるのに気付き]
カメラ。
写真──瞬間を取っておける機械よ。
[右手でカメラを掲げて見せる]
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