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>>-185
――そこは歴史ある学園の中。由緒正しい生徒が通い、年月が刻まれた校舎や教会が立ち並ぶ校内。
男子生徒は規則正しく爽やかに。女子生徒は清楚で淑やか花々と。
…だが、例え歴史のある学園だろうとそれらは全て人間の手に依る物。
校庭の隅に…其れは在った。
一目見れば意識の底に植え付けられる程の巨大さを誇る、圧倒的な…樹木。
それらの威風堂々たる自然の姿には人工物など吹けば飛ぶような物。
そして樹木にはある伝説があった…。
曰く、樹木の下では 合 体 が出来る、と。
…ある時、校内に不法侵入した男を、警告と撃破の意味を持って、
レミントンM31ショットガンで武装したシスターが追いかけていた。
男はひたすらに逃げるが、校内の勝手知ったるシスター。
徐々に追い詰めてゆき、気づけば伝説の木の下。
疲れ果てた男は、木の根に躓き、丁度居た蛙をつぶしてしまう。
そして伝説が発動し―――Tシャツに蛙が合体してしまうのだった。
物語はここから始まらない………。
―>>3:96から消えるまで―
[微かに呟いた後にまたも狂笑が響く。その笑い声はどこか寂しげで]
ははははは・・・、あぁ疲れた。
さて、私はそろそろ幕引きのようだ。
[その体は僅かに透けつつ]
村を滅ぼした諸悪の根源たる私が消えればさぞすっきりするだろう。
それとも消える前にもう2・3発殴るかね?
くっくくく、早くしなければいくら私でももう持たぬぞ?
[その笑みは先程までの狂相は既になく]
ふぅ・・・。
諸君らは実に、実に騙しやすいものだな。
ひどく小気味良い。
[その熱はもはや体温と思えないほど冷めきり]
このような!世界という無謀な物を目指し!挫折し!過ちを犯し!、
尚且つ狂いに狂って道を踏み外した男!!
・・・諸君らは、私みたいな者になるなよ?
はははいい気味だ。全く持っていい気味だ。ははははは・・・・・・
[笑いながらその体は欠片も残さず消えゆき、
後に遺されたのは、床板に刻みこまれた遺言]
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