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これはこれは、どうも。
私、栗田賢三と申します。さっきはお茶をどうも…。
[改めて礼をと思い頭を下げたその時。
辺りが闇に包まれた。]
停電か…?
闇ってのは、ただでさえ不安になりますからなぁ。
ブレーカーはどこですかな?
[火を顎の下辺りに持って行って、お化けの真似をしてみたり。]
うーらめしやー…わ、髭が焦げた。
[何やってる。]
[ライターの灯が、赤い塊を照らす。
かつて人だったとは思えないほど、無残な姿。]
管理人さん、ですか…?
[ライターを手に、もう少し近付いてみる。]
確かに、酷いもんですな。
人間業には到底見えない。
…遺留品だとか、そういうのは?
[腕の傷が、特に酷い気がする。
医師の背後から、ひょいと覗き込んだ。]
『はじまりのくらく』…?
[広がる灯りに、目を細める。
息子の連れとは相変わらず目も合わせないし口もきかない。]
自然死じゃないんなら、殺人だと思いますがね。
悲鳴すら上げずに人を殺す手段なんて、私は存じませんが。
[用済みとなったライターの灯を消し、懐へ。]
そんな刺青入れる奴がいるならお目にかかりたいね。
…左様で。カマイタチで人が死ぬなんて聞いた事ありませんが…っと。
つか、料理中にどんな事故が起これば人死にが出るんだっつーの。爆発でもしたんか?
…っと。ちと野暮用思い出しました。失礼しますわ、堂禅センセ。
[ランプがあれば大丈夫だろうと思い、炊事場を後にする。]
[家屋へ戻り、文机の上に置かれた帳面を手に取る。
帳面の頁には、予め書き込んでおいた医師の名前と白木蓮。]
持って行っとくか。
[帳面と羽ペンとインクを愛用のセカンドバッグに詰め込み、管理棟へと戻った。**]
あ、風雪センセ。これ、例のチョコですんで。
[紙袋を風雪に押し付けつつ、兎を抱いた少女の嘆きを聞いていた。
何をするでもなかったが、彼女が部屋に寝にいくまでは管理棟から離れずにいた。
心配ではあったらしい。
シーツを被った少女からの意味深な視線は、なんとなく曖昧に返しておいた。
用事があれば話しかけにくるだろうと。]
[神社に行くつもりはなく、適当に見送っておいた。
何故か炊事場にあった割烹着を拝借し、調理開始。]
腹が減っては戦は出来ませぬぞ、っとぉ。
[意外に手際がいい。割烹着は恐ろしく似合わないが。
献立は御飯と味噌汁、あと適当に焼き魚にする心算でいるようだ。]
[ちょうど鮭を焼き終わったところで、管理棟入口から声が聞こえてきた。
割烹着のまま、出迎える。]
や、おはよう。
朝食はもうすぐ出来るぞ。
あとは飯が炊き上がるのを待つだけだ。
シュールで悪かったなあ。
昔から料理する時は割烹着って決めてるからなあ。
[機嫌良さそうに鼻歌を歌いながら炊事場へ戻り、盛り付けと配膳を始めた。]
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