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[最後に目に映ったのは、バクの困惑した顔。
目の前で、それが飛んだ。
頬にかかった血を拭うこともせず、白い顔で中に入っていく]
すごい、音しなかった……!?
[遠くで爆音。
同時、メール着信を知らせる音が鳴る]
生きて、た。
[深く息を吐いて、携帯を開く]
……へ?
4人……?
[そこに並んだ名前に、目を見張った]
[無我夢中で元来た道を走り続け、やがて湖が見えてきた。後ろから追ってくる様子もない]
はぁ・・はぁ・・もう大丈夫みたいだ。
風祭さんは大丈夫!?さっき蹴られてたみたいだけ・・Σ
[その時、突然風祭さんの首の輪が目の前で爆発した。首が飛び、血を噴水のように噴出しながらゆっくりと後ろに倒れていく。一瞬何が起こったか分からずに立ち尽くす]
う・・うわぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁあああ!!!
[頭を抱えながら絶叫し続けている]
[部屋の扉を開く前に、携帯電話を確認する。
死亡者名と、先ほどの騒ぎの大きさを照らし合わせた]
ミナツ、いる?
[扉の向こうへ、震える声で尋ねた]
……つーか、帝国ってなんだよ。
[掠れた声ながらしっかり突っ込んで。
遠い家を伺えば、赤い色が目に入る。
携帯に目を戻して、目に止まったのは1人の名前]
カザマさんも……?
確か、投票は1日1人って……
……まさか。
[はたと思い至ったように、バッグからルールブックを引っ張り出した]
リウ?
[こちらに向かって微笑んでくれただろうか…すぐに倒れこむヤスナリを受け止めるように抱きしめたので よく表情は見えなかった]
リウ…大丈夫
[側に寄ろうとした瞬間 目の前が白く光った]
[携帯電話が表示している霊能判定に、顔を歪ませた]
全員教えてくれるんじゃないわけ?
落ち着け。本に書いてあったでしょう。
なんだっけ。どうなってるんだっけ。
[がし、と頭をかきむしる。
バクの武器のことが思い出された]
ナオに取られる!
〜回想〜
【中村さん宅に入る直前】
猫村さんが先に入るのか・・
なら一応携帯で猫村さんを指定しておこう。もし捕まってもひょっとしたら助かるかもしれないしな。
〜回想終わり〜
[風祭さんの死体を丁寧に埋葬した。空ろな瞳でぶつぶつと呟いている]
何で・・・風祭さんを・・・指定しなかったんだ・・・
[手に持った携帯に表示が出ている
【あなたは守護者です。指定した人の首輪が爆発することを防ぐことが出来ます】]
[轟音と共に、バクの頭部が宙を舞うのが見えた。
呆然と見上げていると、ヒビ割れた眼鏡に、血の雨が降り注ぐ]
……あ、あはっ。あはは……
[様々な液体で顔が染まっていった。
携帯には着信を知らせる音。
緩慢な動きで操作をすると、表示されるのはいつもよりも多い名前。
そのうちの一つを見つめていると、じんわりと視界が滲んだ]
やだぁああああ
[叫んで扉から飛び出す。青い顔をしたサヨが立ちすくんでいる]
小林さんは…大丈夫だったんだ。
あのね あのね リウが リウが・・・
ヤスナリも一緒に
[ガクガクと震えながらサヨに近づく]
[携帯の表示を見る。羅列された名前は・・・]
4人も死んだのか・・・これで残りは5人・・・
いっそ死にたくなってきたよ・・・
[虚ろな瞳のまま中村さん宅へ向かい歩き出した。全てを終わらせるに・・・]
結果は白……って、出てるけど。
……あった。
[ページを開く]
紫チームは、“占い師”に見つかると、首輪が爆破され……
[息を呑んだ]
じゃ、じゃあ……
もしかして、オレが……?
[画面を凝視する。
ぞくりと、身体が震えた]
[サヨがバクの体へと飛び掛るのを見ている。
問いかけの意味がわからず、ゆっくりと言葉を紡ぐ]
……どっちって、何が?
ああ、なお、行かなくちゃ。
帝国。
[そしてその後]
ユウキちゃん・・・ユウキちゃんも…
なんで?なんで?
[泣きじゃくりながらぎゅうっとナオを抱きしめた]
ふ、……っく、は、あははははは…っ!
[天を仰ぎ、笑い出した]
そうだ、敵だったんだ。
嵌められ掛けてたんだよ、オレ。
なにも悲しむ必要なんかねーじゃん。
これで生き延びれんだし……っ
[強く目を閉じて、なにかを振り払うように。
目を開き、震える指で携帯を開いた]
ごめん。バチ当たりだ、こんなの。
[バクの遺体に向かってポツリと零す]
わかんない。誰が仲間かわかんないよ。
なんで、あたしが信用しようとした人ばっかり死ぬの!?
[カタカタ震え出した歯を、ぎりっと噛み締めて大人しくさせた]
[中村さん宅についた。ふらふらと歩きながら中へ入っていく]
(もうこれ以上・・・殺しあっちゃダメだ・・・)
[中では何人かが固まって何か話しているのが見える]
お願い?
[乾いた音が響く。虚ろな目でミナツを見上げる]
……ふふ、あはっ。あはは。
そいつが悪いんだ。そいつが。なおを殺そうとしたから。
[転がるバクの死体を指差して、笑った]
[ミナツがナオを抱きしめる。
その隙に、バクが所持していた銃だけを手に立ち上がって距離を取った]
……誰!?
[物音に振り向くと、そこにはケンがいた]
みんな……死んじゃえばいいんだ。
あはは、そうすれば、もう。
[すでに瞳はサヨもミナツをも見ていない]
悲しんだり、憎くもない誰かを殺したりしなくていいんだ。
あはは……。
To:小林 紗代
本文:
夜中のメールを信用して送る。
カザマさんは、紫チームだったかも知れない。
[短い文を作り、送信した。
端的過ぎてすぐには意味が分からないかも知れない。
それ以上に、見る余裕があるかすら分からないが]
炙りマシュマロ、一緒に作ろう。
キャンプファイアーも。
[嬉しそうにミナツに頷く。
いつしか涙や鼻血は止まり、乾き始めている。
バクの血や脳漿に塗れた眼鏡を外して、制服で拭いた]
[途中で届いたメールを見、足を止めた]
……。
[少し黙って。
開くメール欄は返信ではなく、新規作成]
To:椎葉 実奈津
本文:
ごめん。
……ごめん、ミナ。
[ただそれだけの文面を、自分の口でも繰り返し。
送信ボタンを押した]
[それから、サヨに向けて返信する]
To:小林 紗代
本文:
コバさんと、ミナを調べた。
コバさんは白。
ミナは、赤だった。
……。
[送信を躊躇ったのは一瞬。
ボタンを押し、目を強く閉じた]
ヤスも、バクも赤じゃない。
リウは、メールが文字数オーバーで切れてたからわからない。
[笑おうとしたが声が出ず、肩だけが揺れた。
少女達の声の合間、遠く遠く聞こえる、誰かの声。
一つ二つと、波紋のように広がる]
バクは、ナオに殺されたの?
[ぐ、と唇を引き結んだ]
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