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―秘密基地―
じゃぁ、明日はケータんち集合な!
『おっけー』『えへへへ』
[なにやら秘密の会合も終わり間近で
やっぱり子供たちの顔は何か企みでもあるのか
それとも単に楽しみにしているだけなのかはわからないが
一様に満足げな笑い顔]
かいさーん!
[トタン板の出入口を捲って一味は外へ。
マンション造成で更地にされて久しい場所。
なかなか建設に至らず、資材の置かれたままのその一角に
日々悪巧みがなされる秘密基地はあった]
―駅前―
[植え込みの縁に座って道行く人を眺める目は
誰かを探している]
あ、かーちゃん!
[小さな声をあげて、ハッキリした化粧をした
スラリとした女性に駆け寄る]
[母親と二言三言交わし、頭をポンと軽快に叩かれて
へへへ、と頭をかく。
仕事へ行く母を見送ってから、
再び植え込みの縁に座った]
なに、食おっかなあー。
[明るい駅前の雰囲気がすきだった。
特に急いで行き先を決めることなく、
ただ明かりと、人の流れを見ていた]
−藍住中央公園−
[胸にスケッチブックを抱え、空を見上げる。]
今日も寒いなぁ…。
[ぽつりと独り言を漏らしながらすとんとベンチへと座る。胸に抱えていたスケッチブックを開き鞄からスケッチ用の鉛筆を取り出し何やら絵をさらさらと描き始めた。
首にはしっかりマフラーを巻き左手には手袋をしたまま。]
あーきーたー!一通り読んだし、終了!
[教科書を鞄にしまって、うーんと背伸び。背伸びした目線の先で、高校生らしき女の子がスケッチをしている。]
お、構図が逆さまな女子高生って良いよなぁ。
見えないかなーっと。
[独り言を呟きながらその姿勢のままで静止した。]
[しばらくそうして描いていれば、突然、眉間に皺を寄せスケッチブックを自分の目線の高さにあげ絵をじーっと見つめ、スケッチブックを下ろすなり大きくばってんを描き、ページを捲る。]
何かないかな…。
[きょろきょろと周りを見渡す。
ふと視線を止めた先には何か本を読んでいる男の姿。]
…………。
[他にモデルになりそうな物もないしと、ちらちらとそちらを見やりながらさらさらと。描いていれば突然立ち上がり伸びをする男。]
あ…。動いちゃった。
ま…いっか。
[先程見ていた男の姿を思い出しながらさらさらと再びペンを動かし始める。]
んー………もうちょい、もうちょい、もうちょい………
[少しずつ後ろにそっていくと、流石にバランスを崩した。]
あ、わわわ!
[どす…っと後ろ向きにすっころんだ。]
うわー、俺だせぇ……
[ちらっと目線を上げ、先程の男の様子を伺えばまだ伸びをしている。
先程よりも後ろに反っているように見える。]
…。あの人何してるんだろ?
[こてり首を傾げて様子を伺っていれば、そのまま後ろに倒れるのが見える。]
あ…っ!危ない…っ…。
[倒れた男の姿に頭とか打ってないんだろうかと心配しながらも、くすりと漏れる笑いは堪えきれなくて。]
げ、笑われちまったじゃん。だっせぇなぁ俺。
[しかも、際どくブリッジ状態になっていて起き上がれない。]
ねー、笑ってないで助けてよー
[ブリッジ状態になったまま起き上がらない男の様子に再びこてりと首を逆方向に傾げる。]
あの人大丈夫なのかな?
[そうしていれば助けてという言葉が聞こえてきて、ベンチから立ち上がりとんとんと男の傍へと駆け、くすくすと笑いながら右手を差し出す。]
大丈夫?
[彼が手を掴めば、ぐいっと力を入れて引っ張るだろう。]
……ぁ。
[人の流れの向こうに警官の制服が見えて立ち上がった。
何度も家出少年と思われて派出所の世話になったことがあったから]
ちぇ。
[母親にもらったお金をポケットにしまいこんで歩き出す]
さーみっ。
マフラーが要るかなー。
雪降りそうだし。
[雪が降ることを考えると自然ににーやりと。
ポケットに手を入れたまま、肩をすくめて住宅街へと]
[差し出された手を掴んで、少し引っ張ってもらう。バランスを取り戻したら、体をバネにして起き上がった。]
さんきゅ、助かったぜ。黄色の子。
[さて、それは何の色なんだろう?]
[少し引っ張ればくいっと自分で起き上がってきた男に礼を言われ]
どういたしまして。
[にこりと笑えば、黄色の子と言われ小首を傾げる。]
黄色…?
[何が黄色なのかと考えを巡らせはたと気付けば、顔を赤くしてスカートの裾を両手で押さえ、自分よりも背の高い男の顔を見上げてちょっと睨んだ。]
おいおい、睨む事ねぇだろ?
黙って覗くよりよっぽどましだ。
[あはは、と笑って]
ま、ただ見じゃさすがに悪いかな。あんた、名前は?
[悪びれるわけでもなく、彼女に名前を聞いた]
[黙って覗くよりましだと言って笑う男に口を尖らせ]
黙ってでも断ってでも覗くとかありえない…。
[ぶつぶつと抗議の声をあげれば名前を尋ねられて]
ミナツ…朝倉美夏。
あなたの名前は?
[こちらだけ名乗るのもと思いながら目の前に立つ彼にも名前を尋ねてみる。]
美夏ちゃんね、おーけー。覚えた。
俺はジュンタ。多分美夏ちゃんと同じ藍住高校の三年生。
[不機嫌そうな(当たり前だが)彼女の様子を特に気にするわけでもなく]
今日はついてるや。
普段見れない、いいもんが見れた。明日も勝てそうだ。
ジュンタ…。うん。多分、忘れない。
あ。先輩なんだ。私は1年。
[目の前の彼の名前は絶対忘れないと思いながら不機嫌なまま受け答えをすれば、その後に続く彼の言葉に]
なっ…!いいもんって…!
……………。
明日も勝てそう?
何かスポーツでもしてるの?
[この時間帯にこの場所にいるなら部活とかではなさそうと思いながら不思議そうに尋ねた。]
/*
進行中心苦しいのですが、業務連絡失礼致します。
村の開始時間と諸事連絡です。
【村の開始時間は11日の24時(12日の0時)に仮決定します。】
…参加者様全員のご意見を参考に出来た訳ではないので、
勝手な判断については申し訳ないのですが。
少人数でも…というご意見を貰えましたので、
思い切って開始してしまおうと思います。
都合が悪い方は確認次第、申し出て頂けると助かります。
急な決定でごめんなさい。
…それと余剰になりますが、皆様。
無理の無い範囲で愉しんで下さいませ、ね。
のんびり、のんびり。
回想描写についても今の所ほとんどなされては居ませんが、禁止ではありませんので必要次第でどうぞ!
…突然の連絡失礼致しました。
うん、忘れるな。今日の出会いは、五円(ご縁)だから。
あー、一年か。それじゃ、俺わかんねぇや。
学校あんま行ってねぇし。
[不機嫌そうな彼女の頭をつんつんつついて]
怒るなよ?可愛い顔が台無しだ。
スポーツ?………まぁ、スポーツっていえばスポーツ。
わかりやすく言えばギャンブル。
今日は勝ったから、ちょいと金持ち。
んで、可愛い黄色も見れた。
良いことばっかりだ、今日は。
[出席日数の事は、忘れた]
[頭をつんつんつつかれ、恨めしげに身長差のある彼の顔を見上げ]
ご縁?
うん。私もわかんないな。
学校あんまり行ってないって…3年生ってまだ授業あるよね?
[こてり首を傾げ、かわいい顔と言われれば不機嫌だったのも忘れえへへと照れたように笑い]
ギャンブル…?
パチンコとかのギャンブル?
それって高校生がやってもいいの?
……っ!可愛い黄色って!!
勝手にみたんでしょ!勝手に!
お金持ちなら慰謝料ちょうだい!慰謝料!
[いたずらっぽく微笑みながら彼の顔の前に手袋をはめていない右手を出してひらひらと振った。]
そそ、こいつのお導き。
[そう言って、五円玉を取り出した。]
おお、授業はあるぞ。
つい忘れちゃうんだよ。集中すっとさ。
おかげで出席日数危機的状況。
[はぁ、とため息をつくが、ニコニコ笑う少女の顔を見て、俺は笑ってみせたんだとおもう。]
高校生がギャンブルして良いわけねぇじゃん?
ばれたら補導されちまうよ?
慰謝料って……じゃぁ、おごってやっから飯付き合う?
[試すように、俺は笑った]
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