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で、長澤君へ。
鬼の補佐役…がいると仮定して。鬼にとって一番邪魔なのって占い師じゃない?
だから、結果を割って自分の存在を教えて。
鬼に本物の占い師を殺させる。
占いさえ当たらなければ逃げられるような鬼達なら、それで鬼の補佐役とかいうのは十分仕事をしたことになるはず、だと先生思うのだけど。
えっと、三枝さんの話まで喉間に合うかしら…。待ってね。
[長澤に微笑まれ、少し顔がほころぶ]
須藤先生はまんべんなく、みんなのこと話してる感じがするの。何か聞くこと偏ってたりとかもせず、授業みたいにわかりやすいよ。
だから、須藤先生は安心していいなって思ってるよ。
[今はそう思いたいとはあえて付け加えなかった]
[続けてレコーダーを操作して聞いていく]
寺崎さんには、俺も須藤センセーと同じようなことは感じたんだ。
最初に力ある奴はみんな名乗り出てほしいって言ったのと、同じ人を見てほしいっていうのは、安定ってか?考えやすい?堅実?そんな印象で。
投票をバラバラにって意見は、堅実とは言い難いというか。アグレッシブっていうかさ。
同じ人から出てくる意見としては、印象は真逆ってイメージで。
寺崎さんなりにそれを選んだ理由ってのは理解してんだけどね。
んでも、安心できるとか鬼っぽいとかは別にして、俺は寺崎さんが一番何考えてるかしゃべってる気がしてる。
考えてることがわかりやすいっつーか。
寺崎さんの意見に賛成って意味じゃなくて、考えてることをぶっちゃけてるなって意味でな。
三枝さん、ね。
疑われ始めてる立ち位置の人を庇うことが多いわね。
それで、今はあまり疑われていない須藤先生や成瀬さんを気にしてる。
それって戦術的な提案での悪目立ちよりも危険度が高いと思うの。
なので、もう少し様子見して大丈夫な子じゃないかしらって思うわね。
喉が枯れそうだから言うわ。
…ごめんさっき名前間違えた。寺崎君を占いに、鷹野さんを処刑に。
どちらか、あるいは両方鬼にヒットしないかしらっていう期待。
鷹野さんが鬼なら、あまり嘘は吐けないタイプだと思うから。寺崎君も鬼の可能性はなくもないかしら、って。
三枝さんは…喉辛そうだな…
近藤さんが亡くなってショックなのはわかるんだけど、大声で叫び過ぎて喉痛めちったんだなぁ…
小鳥遊センセーのことをどう思ってるかってのはわかったんだけど、あとは……。
須藤センセーとリウが気になるらしいけど、どうしてなのか聞きたかったな。
−回想−
…ん。
[弓槻の隣の席に来て、「座って休んでおいた方が」との声に緩く振る。気遣いはうれしいが、彼もそれどころじゃないだろうと感じ取っている。]
いえ…私は大丈夫よ。
弓槻君の方が、心配だよ。
[そうぽつりと言っただろう。]
−終わり−
ん。
[どのくらいたっただろうか。
ゆるく意識を手放していたようだ。
ボイスレコーダーがある場所まで移動して、今までの話を聞き入った。
自分が問いかけた質問へ返答があることに。]
…成瀬さん、須藤先生お返事ありがとうございます。
返答を聞いて、成瀬さんと須藤先生の見ていることが鬼というのと違うか、な。
鷹野さんへ
起きたらでいいよ。
皆の話を聞いて、印象が変わったなと思った人いる?
もう一つ、怖い人、いたりする?
[小鳥遊の声が耳に入る]
小鳥遊センセー!怖ぇーこと言うなよ
俺、殺されるじゃんかよー
あーうんでも、センセーの考えはわかったわ。
サンキューっす
[ペコリと頭を下げた]
[腑に落ちないという表情で話してくる成瀬に対して]
あぁ、成瀬さん宛ての最初のはね…喉が痛くてさ、少し言葉を抑えてしまったからだね。
成瀬さんが、その解釈は違うって訴えてくるなら、もう一度聞き返さなきゃだな。
さっき話したけど、他の3人が何かを隠しているような感じがしなくて。
共感出来る部分があると、どうも僕はその人を疑いにくいみたいだ。
[続いて、村瀬からの質問に答えて行く。]
考えなきゃいけない立場からしてみたら、違うと思うよ。
じゃあ、例えば…
二人とも違う人に対して、鬼じゃないよと言った場合。
嘘ついてる方が、鬼に対しての結果を嘘ついてたとしたら…っていう考えも必要になってきて、確かな情報っていうのが見えないと思ったんだよね。
皆の希望は情報になるとは思う。
レコーダーがあるし、遡って聞く事が出来るし。
鬼さんに狙われる…か。鬼が隠れられる場所は少ないし、わざわざその座席の一つを無くすかな…とは思う。
んーこれはちょっと自信無い。
クルミちゃん、起きないね。
クルミちゃんとはまだ話したいことはなせてないんだけど、やっぱり村瀬先輩を見て欲しいっていうのが気になったの。
りぅからしたら、その理由はなんだかとても違和感があったよ。
意見も言ってて、コミュニケーションをとれてるならその内容で村瀬先輩が安心できる人からわかるんじゃないかと思ったの。
頼りになるから安心したいっていうの鬼じゃないって確実に安心できるようになった人って、危険な気がしたよ。
鬼がその…この中に紛れてるなら、その中から外れた安心できる人ってそ…近藤さんみたく。
[彼女はさすがにそれ以上は恐ろしくて言えなかった。願わくば、皆に言いたいことが伝われば]
クルミちゃんと話したいけど、りぅの中でクルミちゃんはちょっと怖くなっちゃった。ごめん。
隣の車両に行ってほしいかも。
ん。
[喉さすったり、咳してる人が出てきているのに気付いて]
ごめん、質問がほかの人からのがあったら、そっちからでいいから…。
[と付け加えた。]
[ふっと思い出したように顔をあげ、村瀬に声をかける]
あ。見た結果?
俺が後に言やーいんだよな?
んでも、投票直後ならすぐ言えっけど、弓槻サン時間かかるみてーだ。
俺、投票後、休みてーから、弓槻サンの後だと遅くなるかもしれねーのは了解しといてなー。
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