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無差別殺人犯か、そうでなければ――
伝承の化物が襲い掛かったのかもしれないです。
道が通じるまで、ここにこうして置く他ありません。
[ロッカに手を伸ばしたが、すぐに引っ込めた]
[静かにヌイの言葉を聴いた。こうしておくしかないと言われると頷いた]
早く、うちに帰りましょうね。
帰れますよね。
[見よう見まねで、祈るように目を閉じた。瞼をあげると、先ほど見ていた頁を開いて利用帳を差し出す]
これ…。
誰が書いたのか知っていますか?
[その名前のいくつかが無造作な横線で消されており、脇には「丸」が添えられていた。スグル、乃木、エビコ、そして管理人アン。]
なんで、アンさんやエビコさん、乃木さんの名前まで書いてあるんでしょう。
それに、この丸と、……バツはなんでしょう。
[消されずに丸がつけられた名前がひとつ。バツをつけられた名前がひとつ]
[利用者帳を覗きこむが、全ての名と顔を一致させることが出来なかった]
誰かが、書いたのでは?
[バツがついた名を確認すると、ぴくりと顔を引き攣らせる]
私何してたんだっけ......
[自分の服が血染まりになってることで我に還る]
えと......
[自分の記憶を整頓しだすことにした]
そうだ!
ヌイの手の甲の切り傷!
昨日話してたときには確か無かったはずよ!扉修復もその前に終わっていたはずだしそこで怪我はしていない。
料理じゃあんなところは切らないし何か事故にしても明らかに傷が鋭利すぎるわ
落ちてた鉈には血がついていた
ノギエビコにはそんな切傷はないのに...
ノギが鉈を使って誰かと争っていたのならあの血は相手のものでしかない...
もうヌイとしか......
[二人を運んだ後、しばらく無言で遺体を見つめていたが]
学生さん……?
[運ばれてきたスグルの姿に、憔悴した顔を向け、大きく息をついた]
[どれ位眠っていたんだろう。
気付けばその部屋にはわたし一人だった。
確か夢心地で女の人はこの部屋で休むと言うような話を聞いていたから、ロッカさんもホズミさんもエビコさんもこの部屋で休んだ事だろうが、今は他の人たちの気配は無く。
ただ窓から零れ落ちる結露が、外気との差を教えてくれるだけだった。]
身体がだるくて寝ちゃってたけど、皆起きて行っちゃったのかな…。
[ゆるゆると状態を起こし、溜息を吐く。昨日は本調子ではないのに風に当たり、寒さを覚えた。それ故に一度は落ち着いた熱がぶり返され、夜半からわたしは再び火照る身体に苛まされていた。]
それにしても昨日の出来事は…
[ふと脳裏を過ぎった映像に、わたしは目を伏せ口を噤む。吹雪の中咲くことが有り得ないさくらが咲き、あまつさえ管理人のアンさんが遺体で見つかったのだ。しかもそれは他殺体だという。]
人攫いさんがそう言うってことは、やっぱり犯人はこの中に居るのかな…。
[昨夜人攫いさんから聞いた話。それは駐在所に勤めているらしい彼ならではの視点から紡がれる事も多く、またこの村に深く係わってきた人だから解る事も多くて。
信憑性に長ける言葉に、わたしは思わず耳を傾けていた。]
――戸が開けば獲って囲おうか…
――窓が開けば切って吸おうか…
化けさくら…根が檻のように…地中で囚われ根牢――
[昨夜人攫いさんが囁くように謡い語った言葉を反芻する。
窓から見えるさくらは、昨日より増して。色濃くなったように*思われた*]
食欲はないけど、何かお腹に入れておかないとね。
[居間を通り抜け台所へ向かう。長い一人暮らしのせいで簡単な食事なら作れる]
病み上がりの人もいるし、雑炊にでもしようか……
[火の入っていない竈を見下ろした後、米を炊き、野菜を刻む。肉は入れる気にならなかった。やがて小さなお椀を4つ用意し、それぞれに雑炊を入れると、霊安部屋へと持って行った]
[囲炉裏の上に雑炊の入った鍋を吊るし、茶碗と箸を用意する。食欲よりは、何かしていないといけないという気持ちが強かった]
戸が開けば獲って囲おうか…
窓が開けば切って吸おうか…
[ノギの言葉を思い出す。彼の祖母が子供を怖がらせようとしたおとぎ話かもしれないが]
桜……
[艶やかさを増した桜の花びら、管理棟へと戻る帰り道の肩にかかる重さ、いろんな物が思い起こされ、しばし感慨に*耽っている*]
汗掻いてたし…まだ熱っぽいけど気持ち悪いからお風呂入ろうっかな…。
温まれば熱も抜けそう…。
[ぼんやりさくらを眺める。その吸い込まれそうな美しさにわたしは逃げるように鞄から着替えを取り、お風呂場へと駆け込んだ。]
[脱衣場でホズミさんと会い、声を掛ける。
頭痛は良くなったようだったけど、顔色が悪そうに見えた。
どうしたのか訊ねようとしたけれど、あまり深入りされたく無いような雰囲気に見えたので、わたしはそれ以上の声は掛けずに浴室へと足を踏み入れる。
白く立ち昇る湯気は、全てを一瞬だけ忘れさせてくれるような気がした。]
[お風呂場から出ると、何処かおいしそうな匂いが鼻先を擽った。それは優しいお出汁の匂いで、わたしはすぐにエビコさんの顔を思い浮かべた。
ここに来てすぐにエビコさんが作ってくれたおうどんの味を思い出す。寒い夜。突然駆け込んできた見ず知らずのわたしに、エビコさんはにこにこと笑っておうどんを出してくれた。わたしはあの優しい味が大好きだった。
勿論、熱を出した時に作ってくれた卵雑炊も――]
エビコさぁん、おなか減ったょ…ってあれ?
[湯上りのまま、わたしは居間に顔を出す。
しかし出迎えてくれたのはさっき脱衣場ですれ違ったホズミさんや、囲炉裏の上に鍋を吊るして食事の準備をしているフユキさん達で、肝心のエビコさんが見当たらない。]
あれ?今日はエビコさんのおじやじゃない…?
『あ、でも…フユキさんが手伝いをしているだけかも知れないしね』
[ふと湧き上がった違和感に首を捻りながらも、わたしはいそいそと囲炉裏の近くに行き鍋を眺める。
誰かから勧められたら、遠慮なくその雑炊を口に*運ぶのだろう*]
いいえ、もう慣れてしまいました。
むしろ私は――。
[色はじわりと広がって、光を描こうとする]
解き放たれたいと思っているのかもしれません。
やあ。もう体調は平気なのかい?
[元気そうに居間に入ってきたナオに挨拶。彼女の口からエピコの名前が出ると、一瞬伏目がちに。事実はいずれ告げなくてはならないのだが、今は黙って食事をよそう。ナオがエビコを探す視線に、いたたまれなくなり]
ちょっと外の空気を吸ってくるよ
[ナオに言い残して、桜色の世界へと足を向けた]
この村で、一番うつくしいと思った景色を。
本当はキャンバスに描きたいのですが、あまり時間もありません。
[紙面から顔を上げ、冬樹に微笑んだ]
[気がついたらどれだけ時間がたっていたのだろう。居間ではナオが囲炉裏の傍にいた。そして囲炉裏には雑炊がかかっている]
もうこんな時間か。俺も腹減ったな。
[何があろうと人間腹がへる。腹が減っては戦もできぬ。食べられる時に食べておいたほうがいい。
そこへ、台所から戻ってきたホズミの姿を見つけ、声をかける]
あ、ホズミさん。ホズミさんも雑炊食べない?
[近くに立つ桜の幹を愛しそうに撫でながら]
そういえば駐在さんが言ってたね。桜の木には近よるなって。
艶やかに咲く為にヒトを喰らい、ヒトを喰らう為に艶やかに咲く……と
[ヌイの言葉を聞けば、驚いて]
呪い殺される、か。
非科学的な話だけど、ここにいるとそう違和感はなく思えるよ、ふふ。
[桜を見上げながら]
昨日、ヨシアキ君と何かあったのかい?
[お椀に雑炊を入れ、ホズミに手渡す]
はい。熱いから気をつけて。
[傍らで一緒に雑炊を食べようとする。口に運び、少し食べたところで、エビコさんにしては味がいまいちだということに気づく]
あれ?エビコさんにしては、めずらしいな。
[今日誰が居なくなっているかまだ知らないまま、彼女の名前を出した]
人狼……
[目を瞬いた後、ヌイの顔をまじまじと眺め、薄く笑いながら]
へえ、人狼ってヒトの姿をしてるものなのかい?駐在さんの話聞いて、桜か風の精か何かかと思ってたけど。
[悪魔祓いと聞いて、ヨシアキがどんな風にするのか想像して少し楽しそう]
おっと、これ以上絵の邪魔をしては悪いね。冷え込む前に戻っておいでよ。
……これ以上、誰かがいなくなるのはごめんだから。
[去り際にヌイにひらひらと手を振った]
[ヌイのこと、彼女に伝えるべきか。心の中で逡巡する。
しばらく考えて、意を決して話始める]
どこから話そうか…ちょっと長くなるかもしれないけど、最初から話そうか。
ホズミさんは、退魔師って知ってる?人には見えないものが見えて、悪霊を祓ったりする人たちのこと。…俺も、そんな一族の端くれ。ほんとおちこぼれみたいなモンだけどさ。
[懐から呪符を取り出す]
俺はたいしたことできないけどさ、これ、うちの総領のおばばさまがくれた符なんだ。
…こいつが、ヌイさんのことを、「人狼」だと指し示した…
信じたく…ないんだけどさ。それで話をしようとして…気がついたら頭に血が上ってた。かっとなって、どうにかしようとして…気がついたら、本棚にぶつけられてた、ってわけ。
信じてもらえるかわからないけど…人にこうやって説明するの、難しいなぁ。
[軽く頭を掻いて。笑われるかもしれないけど…どうにかしないといけないんだと、心の中でつぶやいて]
[ヌイと別れ、湖畔の桜を見上げる]
桜桜桜 桜桜 桜桜 桜 桜 桜
桜 桜 桜 桜 桜 桜桜 桜桜 桜
桜 桜 桜桜 桜 桜 桜桜
桜 桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜 桜桜桜
桜桜桜桜桜桜 桜桜桜桜桜桜桜桜桜 桜桜桜
桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜
[反らした身体をやがて地面に仰向けに倒すと、空をバックにした視界一面に広がる桜色の世界を見上げている]
[目を閉じてしばらく桜の海をたゆたった]
時間がない、か。
僕の時間もどれだけ残されてるのかわからないね。
[ヌイの言葉を思い出す。ノギやエビコ、スグルはヨシアキに呪い殺されたのかもしれない]
悪魔祓いね
[ネタ帳に記した後、起き上がり、桜色の花道を管理棟へと戻っていく]
[沈黙の流れるの中、すっくと立ち上がる]
判断はホズミさんにまかせるけど…
俺としては見えちゃったものは仕方ないわけで。
ノギさんとエビコさんは、管理人さんと同じところ、かな…会いに行ってくる。
[そのまま、囲炉裏を離れようとする]
[外がほのかに暗くなってきた頃、管理棟へと戻ってくる。扉の前、一度だけ桜を振り返り、ねめつける]
化け桜と……人狼か
[つぶやくと、暖を取ろうと居間へ向かう]
[わたしが雑炊を口にしていると、ヨシアキくんが目を覚ましていた。]
おはよう
[わたしは挨拶をして微笑んで向かい入れたけど。
ヨシアキくんは丁度台所から戻ってきたホズミさんの隣に座り、雑炊を盛って一緒に食べていた。その姿を見た時ほんの少しだけ胸が痛んだ。
こんな時に不謹慎だと思いながらも、チリチリと焼け焦げるような感情はとめられない。
わたしは不貞腐れながら雑炊を口にして、早々に立ち去った。エビコさんの姿を探す為に。]
[屋内にも関わらずかじかむほど寒い部屋。
四つの遺骸が並ぶ霊安室と貸した場所。いつの間にいたのだろう。そこに薬屋が佇んでいる。
言葉を捜すかのように、何を言えば全く思い浮かばないように]
……何だろうな。
[やっと、それだけを言った]
えびこさーん…何処行ったのぉ?
[外を探しに出るのは一人だったため出来なかった。もし一人で出て遭難なんて…考えたくも無い。]
もしかして…アンさんの弔いごとでもしているのかな…。
[遺体は奥の部屋に安置していると誰かの言葉を思い出す。もしアンさんの傍にいるのなら、お線香の一本でも上げてこようと思い、恐る恐る安置されている部屋へと向かった。
そこに遺体が増えている事なんて知らずに――]
――管理人室――
[そこだけひんやりと冷える部屋のドアをノックして、わたしは静かにドアを開けた。
そこには薬屋さんが静かに佇んでいた。]
薬屋さん…?どうしたんですか?こんな所で…。
[そこにはエビコさんの代わりに薬屋さんが居て。不思議に思いながらもわたしは声を掛けた。]
[すれ違いざま、ヨシアキは管理人室へ向かったのだろう、とふと思った。使用済みの食器を片付けながら、静かに俯いたままのホズミに気づくと]
どうかしましたか
まだ頭痛が治まりませんか?
[心配そうに声をかけた]
――人を。人を探していてね。
見つけたところだ。きっと、見つけたと思う。
[名を呼ばれても振り向かず、だがナオに答える。
薬屋は上着のポケットから手を出して、そっと人型を包む毛布をめくった。その顔を見る。
女だった。大人しそうな顔の。男の手は震えている。男は自分のそれに気づかずに、亡骸の頬に触れる]
……何だろう。苦しい。とても苦しい。
ひとを…さがして?
[一点を見つめたまま答える薬屋さんに、わたしは首をかしげながらその動作をただ見つめていた。
やがて毛布に伸びた薬屋さんの手元から現れたのは――]
エビ…コ…さん?うそっ…そんな――
[わたしはその顔を見て息を呑み口許を手で覆う。
苦しいと呟く薬屋さんの言葉には、何も返せずに。]
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