![人狼物語 執事国](./img/mwtitle.jpg)
26 ホタル火の村
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跡取 レンは、ぞわりと背中の産毛が逆立つのを感じた。
2008/05/04(日) 02:02:25
帰りたい。どうだろう。
どこかへ行こうとはしていた筈なんだよ。
どこへ行こうとしていたのか、思い出せなくてね。
帰ろうとしていた、のかな?
[ソラの問いに、取りこぼされたチョークを目で追いつつ、疑問形で返し]
(47) 2008/05/04(日) 02:06:25
帽子屋じゃないよ。
だからさ……言ってるじゃないか。
オレ、駿河の羊羹問屋の若旦那だって……。
……フユキさんは道がわかるといいね。
[なぜかよわよわしく告げて、視線は広間の入り口を*向いたまま*]
(48) 2008/05/04(日) 02:10:02
あたしが連れて行ってあげましょうか?
[フユキの目を見つめて、ふっと笑う。
白墨に汚れたままの指先を、男の口角に押し当てて、ぐっと横に引いた]
どこへ。
[自嘲するような笑みを浮かべ、窓際へ*近づいた*]
(49) 2008/05/04(日) 02:13:34
役者 ソラは、駿河ってどこ?と無知丸出しの*問い*
2008/05/04(日) 02:14:21
ああ。わかるといい、のかな。
[レンの弱い言葉に、こちらも曖昧に答え。ソラに見つめられると少し黙り――口角に押し当て引かれた指先に、幾分驚いたように瞬く]
……
[その跡に、軽く指先で触れ]
……どこに?
[空に問いかけるように独りごち。
卓の傍に正座して、束からノートと筆入れを、筆入れから一本の鉛筆を取り出し]
(50) 2008/05/04(日) 02:21:19
作家 フユキは、適当に頁を広げ、しばらく何かを書き続けて*いた*
2008/05/04(日) 02:23:24
[三人のやりとりを聞きながら、蝋燭を眺めたまま考え事をしています]
これ、吹き消したらどうなるのかな。
お誕生ケーキの蝋燭と同じ。
[トッピングがあると切り分けられないというリウの言葉をなぜか思い出しました]
・・・消さないとケーキは切り分けられない。
[ぽつりと呟いて、黒板の赤い文字を見ています]
血文字みたい。
(51) 2008/05/04(日) 04:56:34
[暫し解読を試みて、あきらめたように首を横に振りました。
フユキの視線を追って窓の外に目を遣ると]
煙。火事?
[窓を少し開けて確認するように顔を出しただけで、すぐ閉めました*]
(52) 2008/05/04(日) 05:19:03
[ちゃぶ台に腰掛け、すうっと手をのばし、お茶をひとつ]
いただきます。
[羊羹を懐から出して、8つに切り分けて、並べる]
(53) 2008/05/04(日) 11:59:20
駿河は駿河だよ。
[ソラに笑って答える]
森を抜ければ、もう駿河だ。
[ぴしりと迷いの無い指先を森の一方に向ける]
(54) 2008/05/04(日) 12:02:01
駿河だったら連れて行くよ。
──行く?
[視界に映るみんなに、ゆっくりと問いかける]
(55) 2008/05/04(日) 12:03:33
跡取 レンは、「でもまぁその前に美味しい羊羹でも食べて」と*勧めた*
2008/05/04(日) 12:04:00
役者 ソラは、レンが示した方角をぼんやり見つめる。
2008/05/04(日) 16:19:29
駿河じゃダメ。
[首を振って、窓の外に視線を戻す]
狼煙みたい。
[立ち上る煙は、留まることを*知らない*]
(56) 2008/05/04(日) 16:21:51
羊羹が8切。一人1個だと余るよ?
[羊羹をひとつ取り、レンが指差した方向を見てにこりと笑います]
みんなで駿河に行って、羊羹作りの職人さんにでも弟子入りするの?
作った端からつまみ食いしたら破門になっちゃう。
…うん、やっぱり私は行かない。
お母さんが帰ってきた時に、私が居なくなってたら困ると思うから。
[少し悲しそうな顔で言いました*]
(57) 2008/05/04(日) 18:14:58
駿河不人気だ!
──そっか。行かなくていいのか。
[なぜか嬉しそうににこにこと笑いながら、栗蒸し羊羹を取り出して並べる]
ささ、食べて食べて。
羊羹は美味しいんだから。
[辺りを見回して、満面の笑み。
懐の中の羊羹は、あと*(06)本*]
(58) 2008/05/04(日) 18:57:03
―屋外―
[いつの間にやら、二人がいたはずの場所にしゃがみ込み、恋するような面持ちで地面を見つめている]
どこに行っちゃったんだろう?
[蝋燭も線香も死臭も、*跡形もない*]
(59) 2008/05/04(日) 19:49:23
[レンの笑顔に府に落ちないものを感じながらも、出された羊羹を食べています。
黒板の赤い文字をじっと見てぽんと手を叩くと]
リウは 消えてしまった
帽子屋に てもとを
見てもらいなよ アジツケノリ
・・・かな。
[帽子屋と味付け海苔の相関性を説明できずにいます]
(60) 2008/05/04(日) 20:41:14
[地面を見つめているソラの後ろにゆっくりと近づき]
お姉ちゃん、捜し物?
手伝うよ。大事な物なの?
[ソラに倣って地面に目を*遣りました*]
(61) 2008/05/04(日) 20:57:59
羊羹は食べるために有るねー。
美味しいものだよ。
何か、探してるの?
意外と近くにあるかもしれないよ。
青い鳥みたいに。目が覚めたらすぐ隣に。
[美味しそうに羊羹を*ぱくり*]
(62) 2008/05/04(日) 22:27:13
本当?ありがとう。
探しているのは、そうね……。
[手近の薄い石を手にして、地面を掘り起こし始めた]
『居場所』かなぁ。
[やがて、石は硬いものを掘り当てる。
土を払うと現れるのは*赤いフレーム*]
(63) 2008/05/04(日) 22:30:28
蝋燭を消したら……
その分暗くなるんじゃないかな?
[顔を上げる。ルリの疑問に、当たり前とも聞こえる言葉を。羊羹の切れ端を一つ摘み]
駿河、か。
羊羹は美味しいね。
魚も美味しいかな。
肉はどうだろう。
蝋燭の火は消えるものだからね。
消えてもたいした事にはならないのかも
しれない かな。
[男の言葉は、独り言のように、単語の羅列のように、何かの切れ端のように。どこか、曖昧で]
(64) 2008/05/04(日) 22:44:55
跡取 レンは、そうだね。消えても、醒めるだけかもしれないね。
2008/05/04(日) 22:48:30
ないね。何も。
私はどこに行こうとしていたんだったかな。
私は何を目的としていたのだろう。
私は何がわからないのだろう。
わからなすぎてわからないね。
ただ私が私だろうという事はわかるんだよ。
それさえも、不確かだけれど。
ああ、でも、一つ確かなのは――
[どこを見るでもなく、ぼんやりと。
眼鏡のブリッジを指先で押さえ]
(65) 2008/05/04(日) 22:50:37
醒めるんだろうか。
醒めても醒めないのかもしれない。
醒める。
何から、だろう。
(66) 2008/05/04(日) 22:51:42
駿河伏見屋の羊羹は天下一品だよ。
魚もおいしいし……肉は、どうだろう?
居場所はここじゃダメか……な?
[正座していた足をだらりとのばす]
醒める。醒めたら否応なしに朝が始まるんだ。
夢なんか覚えている暇が無いくらいに。
(67) 2008/05/04(日) 22:55:04
役者 ソラは、リズム良く地面をさらに掘り進める。
2008/05/04(日) 23:04:12
まあ、魚でもいいね。
醒める。
醒めてしまう、か。醒められる、か。
[開いたままのノートの頁に、視線を下ろす。
先刻書き入れた何らかは、一つ残らず消えていた]
(68) 2008/05/04(日) 23:04:55
作家 フユキは、白紙に戻ったノートを、閉じて束に戻し。
2008/05/04(日) 23:05:26
跡取 レンは、役者 ソラが大地を掘る返す音に耳を澄ませ。
2008/05/04(日) 23:08:28
血。
[やがてリウの身体が丸々現れると、じわじわと血が溢れ出た。
自身の跪いていた足元、スカートの裾に染み込んでいく様を、興味深げに観察している]
(69) 2008/05/04(日) 23:11:34
さかな。小田原の蒲鉾なんてのも有名だけどね。お茶も有名。
一番美味しいのは羊羹なのになぁー。
ソラさんもフユキさんも、頑張るんだね。
[リラックスした様子で]
(70) 2008/05/04(日) 23:17:59
跡取 レンは、え……?
2008/05/04(日) 23:18:36
[地面を掘る音をしばらく聞いていたが、やがておもむろに立ち上がると窓の方に向かい。庭の様子を見、見下ろして]
……ああ。
[小さく、息を吐く]
(71) 2008/05/04(日) 23:22:53
蝋燭を消すと暗くなるだけ?試してみるから。
[広間にて。
蝋燭を2本手に取り吹き消そうとしています。
それは「レン」と「ソラ」と書かれていたかも知れません]
(72) 2008/05/04(日) 23:23:28
消しちゃうの?
──いっそみんな消しちゃった方が綺麗だよ。
真っ暗の方が、星がよく見える。
(73) 2008/05/04(日) 23:29:33
跡取 レンは、勢いを付けてぴょんと立ち上がる。
2008/05/04(日) 23:30:13
[染み入る血の動きをじっと見詰め、ぽつりと呟く]
生き物みたい。
[立ち去るルリの背中を目で追うが、そのまま座り込んでいた]
(74) 2008/05/04(日) 23:30:24
試してみるのも。
いいかもしれないね。
[ルリの言葉に、答えるでもなく]
(75) 2008/05/04(日) 23:34:06
[見上げると、落雷した樹は飽きることなく燃えていて、一本杉はまるで]
燭光。
(76) 2008/05/04(日) 23:38:58
全部消すの。それもいいかも知れないわね。
[レンに答えて窓の外をちらりと見て呟く]
リウ姉ちゃん、にせもののお母さん。
(77) 2008/05/04(日) 23:39:24
[立ち上がると、ソラの掘った土やリウや血。
リウの影に暗い色のスーツの端が目に映る。
ルリの目に入るかもしれないけれど、止めることもなく]
女将の細腕繁盛記がバイブル……偽者?
[片眉を一瞬ぴくりと上げる]
電気も消して、蝋燭も消したら、ソラさんの言うように、あの杉が蝋燭みたいに見えるだろうね。
(78) 2008/05/04(日) 23:42:44
羊羹は駿河伏見屋。
[きっぱりと言い切る。
そして居間の明かりをぱちんと消した]
(79) 2008/05/04(日) 23:43:51
にせもの。
何もかも、
にせものなのかもしれないよ、――
[ぱちり。消えた照明に]
もう、夜なのかな。「夜」なんだろうか。
(80) 2008/05/04(日) 23:46:26
[濃くなった闇の中、遊びに飽きた子どものように突然立ち上がり、窓へ近づく。
背伸びをして広間を覗き込んだ]
おたんじょうびおめでとう。
[窓枠に腕を乗せ、くすくすと笑う]
(81) 2008/05/04(日) 23:48:15
一秒間に地球を7回り半。
[ゆらめく蝋燭の明かりに照らされながら、
ぽつりと黒板に書かれてあった字を読み上げる]
(82) 2008/05/04(日) 23:50:10
[窓の外の燭光に目を細め]
ここに居てもお母さん帰ってこないかも知れないし、
本当のお母さんなら、私がどこかに行っても捜しに来てくれるはず。
駿河でも、どこでも。
(83) 2008/05/04(日) 23:51:04
偽り。偽者。
意思がなければゆらゆら流される。
ずーっとずーっと漂うばかり。
[口の端に浮かぶのは笑み]
おたんじょうびおめでとう?
そうだね。きっとお母さんは見つけてくれる。
(84) 2008/05/04(日) 23:53:00
消えたらおしまい……覚めてしまう?
世界にヒビが入る。
それもいいな。
真っ暗になったら何が見えるんだろう。
(85) 2008/05/04(日) 23:54:20
お誕生日おめでとう。
お誕生日。
おめでとう、か。
[視線は揺れる蝋燭の火を捉え]
(86) 2008/05/04(日) 23:54:20
跡取 レンは、ゆっくりとサングラスと帽子を取ってぽいと投げ捨てる。
2008/05/04(日) 23:55:37
意思。
意思なら、あるよ。
確かなものが、一つだけ。
いや。
意思ではない、のかな。
感情か。
証明かな。
[ぽつりぽつりと、重ねる言葉]
(87) 2008/05/04(日) 23:55:56
この前も迷子になった時に、迎えに来てくれたもの。
だから。
[にっこり笑って自分の蝋燭を手に取った*]
(88) 2008/05/04(日) 23:56:23
今日の主役はだぁれ?
[室内の人々を見渡す。
火が消えるのを待たずに、瞳を閉じた]
(89) 2008/05/04(日) 23:56:43
私は……
今、お腹が、空いているんだ。
ただ、それだけ。
(90) 2008/05/04(日) 23:57:05
作家 フユキは、自分の蝋燭を手に取って、*瞑目した*
2008/05/04(日) 23:57:38
(91) 2008/05/04(日) 23:58:30
感情。
よくわからないけど、オレはすごくすごく楽しいね。
怪しい人って……怪しくないよもう。
[目を細めて明かりを見つめる]
眩しいね。4つの小さな炎なのに。
これが消えたら、すべてが醒める……?
[本当に幸せそうに笑い。
レンと書かれた蝋燭を手に取る]
1歳の誕生日?
(92) 2008/05/04(日) 23:59:00
役者 ソラは、それだけ言うと、腕に顔を*埋めた*
2008/05/04(日) 23:59:04
跡取 レンは、役者 ソラの蝋燭を取ると、窓際に。
2008/05/04(日) 23:59:32
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