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…ん。こいつはマップじゃない、が。
ないよりマシか。
[避難経路を記した地図が、階段脇に掲示してある。
それを右手首の端末に読み込ませた。
ひとまずの役には立つだろう。
そして、フィルムモニタへと視線を落とす。]
”1stは3rdと11thと別れた”
”1stは階段で地図を入手する”
”1stは1F日用品コーナーで武器を手に入れた”
まだ1Fには行ってないが…そうか。
”2ndは4Fへ向かい始めた”
向こうも動いているんだな。
可能かじゃなくてやる、か。
OK,そのつもりならいい。
俺もこのゲームに負ける気はない。
[彼らは仲間だろうか。
仲間と呼んで良いものかと、ずっと思考する。
文字に響く感情を聞き逃すまいと、耳を澄ます。]
提案だが。
ルールによれば、俺たち3人が死ぬか、
俺たちと同じ数になるだけ他が死ねばゲーム終了。
俺たち3人が残るなら、もう3人を除く全員を排除しなければならない。
最大で生き残るのは6人ということだ。
…もっとも他の連中は、そうは考えないかも知れないが。
[3人を排除してしまえば、と。
既にそう考える人物が出てきたことまでは知らない。]
俺たちは生き残りたい。
ならば手を組まないか?
俺は現在、3rdと11thと手を組んだ。
この2人の行動は、ある程度監視出来る。
残る10thと0th、ここを押さえられれば俺たちは有利だ。
…鬼やら追われる対象やら。
どう取るかは難しいところだけどな。
けど、ただ待っていても
追い詰められてしまうばかりだろう。
───どうだ?
[自らの動向を2人へと開示してみせる。
そして初めて、未だ顔会わせぬ相手を”仲間”とすべく、連携を持ちかけた。]
[2階から1階へと続く階段を下りる。
拍子抜けするほど平和だった。
これでもし上に向かっていれば、未来は変わったのだろう。
けれどそうした遭遇は起こらずに、日用品売り場へと辿りつく。]
刃物よりは……
[目当てのものを探し、園芸用品売り場を歩く。]
はじめから?そうか。
俺は先ほどまで、少し迷っていた。
あなたもデンゴも、どういう人物か分からなかったから。
[素直に告げて、ツイているとの評には肩を竦める。]
そちらに動きは?
[主導権ばかりを渡す気もない。]
日記を破壊するにしろ、…相手を殺すにしろ。
多少は役に立つんだろう。この力は。
モノとハサミは使いよう、かな。
[どうなるか分からないとの言葉に、
化石のような諺を引っ張り出して口にする。]
前向きな人だと思ったけど──…
ゼンジさんは度胸もあるな。
[少し、感心した声色になる。]
裏切られたら顔色も変えずに切り返す。
そんなことも、あるかと思ってたよ。実際。
10thと8th?
では暫くの間、そこの動きも掴めるか?
ゼンジさんが8thを押さえられるなら、
残るのは───0th、だな。
あれからさっぱり見かけてないけど。
[しかしこちらは見られているのだろう。
そう思えば顔も苦くなる。]
待てよ、俺だって別に──…
[君たちよりもと言われれば、咄嗟に言い返す。
けれど言葉を飲み込んだのは未だ躊躇うところのあるがゆえ。
平和というなら、自分の世界も平和であった。
人が人を殺すことなどない。
そんなことをすれば、すぐにシステムに抹殺される。
平和といえば退屈なほどの平和な閉鎖世界。
そこで暢気に学生などしていた自分は、どれ程に平和だったか。]
[けれど、]
…、慣れていないなら、そうだな。
[顔をあわせてなければ声でもない。
ならばきっとバレないだろう。
11thに対したときと同じように、取り繕う。
それが吉と出るか凶と出るかは分からないまま]
協力を申し出て俺から切るような真似はしねえよ。
さっき言ったとおりだ。
俺たちの利害は一致していると考える。
だから敵に回ることを今は考えていない。
…───が…、
[その先は音にならず]
─ 1F・日用品売り場 ─
[園芸コーナーで、目当てのものを見つけた。
殺虫スプレーだ。
店員はいないから、暗闇に向けて試しに発射してみる。
何となく良さそうに思えたものを失敬した。
ポケットに、たこ焼きの錐と一緒にねじ込む。]
刃物はなあ…。持っていても。
[正直、ろくに扱える気がしない。
包丁を一度手にとって、しみじみと見て諦めた。
むしろ鍋の蓋はどうかと思いかけて、これもやめる。
辺りの様子を窺いながら歩き回れば、
店の中心に程近いところまでやって来ていた。
向こう側は食料品売り場か。]
─ 1F・食料品売り場 ─
[日用品売り場から食料品売り場へ至る途中、
フロアマップを見つけた。
右手首の端末に読み込ませる。
同時に見遣った日記に、新たな記述が増えていた。]
”1stは食料品売り場で、8thを見つける”
……へえ。
ということは、向こうがやって来るって話か。
[食料品売り場を歩き、棚の向こうに目を凝らす。
ひとまず、開けた場所からは見通せない位置に身を潜めた。]
[ヨシアキの潜む辺りは、調味料の棚だ。
胡椒やら何やら、小さなスパイスが並んでいる。
通路挟んで向かいは調理済み食品コーナー、
だが残念ながら、営業の終わった今は何の品物もない。]
…あそこに出れて良かったな。
[そんな感想が、落ちた。*]
[それが作戦のうちだったとは思い至らぬまま。
姿勢を低くして、菓子ワゴンの陰に隠れる。
そうして、右手首の日記を確認したが、]
”1stは食料品売り場で8thに見つかる”
[記述が書き換わっている。
慌てて見渡したが、人の目に暗闇は見通せず]
…──8th、いるのは分かってる。
[見えぬまま、ただ闇に声を放つことに*なった*]
なんだ、人数も分からないで来たのか。
[そう返したのは、せめてもの意趣返しだ。
日記の記述の変化。
つまりは、自分はミスを犯したのだろう。]
余計な世話だ。
…、もし、
[沈黙の後に口を開いた。
問いに答えを与えることはしないまま、]
そう。だとでも答えたら、8thはどうする?
[更に問いを返し、余裕あるそぶりを装い笑ってみせた。]
[もしもも仮定も何もない。
自分こそは、鬼。分かっている。]
……ん?
[右手首の端末が振動する。
その告げる内容に、僅か目を見開いた。]
近くにいるのか。
俺は今、食料品売り場で8thと対峙している。
[デンゴへ呼びかける声へと短く囁く。]
なあ、8th。
誰かに聞いてみたかったんだが、鬼はやはり敵だろうか。
鬼を味方につける手はないと思うか?
[聞いてみたい。という調子で、少し軽く問いを重ねた。]
出来るなら、そっちでも続けてくれ。
こっちが成功するかどうかは分からない。
[既に聞こえているのだろうと思いながら、ゼンジに返す。
目線は8thから離さないまま]
”1stは、6thに見つかる”
[その表示に、僅かに目を見開く。
8thから視線を外さないまま、ちらと辺りを見渡した。]
──…俺はどうしたら、確実に最大人数が、
このゲームを生き延びられるかを考えている。
その為には、鬼役と連携する手も充分あると考えている。
が……、
[利害で動くのを好まないとの答えに、言葉を切る。
どこか頑固そうにも見える8thの姿に、首を傾げた。]
それじゃ、何を元に動きたいんだ?
[分かるような気がするそれを、敢えて問う。]
[8thの答えを聞きそびれた。
戸惑うように8thと6thを見て、結局は6thに答える。]
他の人…ああ。
見える相手の記録のことか?
俺は2ndに確認したことがないから正確には分からないけど、
……そこそこ更新されているような気がするな。
[曖昧な問いに、曖昧に返す。]
何か変わったことでもあったのか?
日記の更新頻度が気になるような何かが。
[問いは礼を口にする6thへと向け。
語尾を上げ、問いかけた。]
どういたしまして。
気が晴れたなら何より、だが……
あまり動いてさないやつがいるということか。
ある意味、賢いのかも知れないが。
[余り歓迎はしていないといった口調で、肩を竦めた。]
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