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まさか蔵まで探しに行くとは思いませんでしたわ。
牛乳瓶……あの犯人がわたくしだとばれるところでしたわ。
蔵を出る時、ピエロのような方とすれ違った気がしましたけれど……
[寂れた裏の畑でふらふらとうろつき]
……それにしても。
仮にゼンジさんが犯人だとして、共犯者は……?
まさか、[ベルギー人 ピエトロ]さん……?
……少なくとも、確かにわかっている事は。
わたくしは犯人ではないという事だわ。
それは此処に証拠もあるもの。
[取り出して広げた扇子の端には、名探偵協会の印と認定番号があり]
協会認定隠密結社探偵の印が、ね。
……本当は二人で潜入するのが基本なのだけれど。
今は一人だから……
絶対的な証拠にはならないのが残念だけれどね。
[呟いてから、はっとしたように]
いけない。
終盤以外でこういう事を言うとフラグが立つわね。
強い女を目指している身、腕に覚えはあるけれど……
[つ、と辺りを見回し]
……内緒にしておきましょ。**
……あら。
此処は……
何だか妙な気配がしなくもないけれど、どうやらただの部屋のようね。
[改めて居間へ。辿り着くのに<<19>>分かかった]
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