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[神社の茂みから、一人、また一人と真っ白な狐面を被った男衆が現れます。周囲からじわじわと輪を狭めるように近づいてくる彼らに]
なあ、お前ら。知ってるか?
神様なんていねえんだってよ。
[喉の奥でくぐもった笑い]
そうだよなあ。気に入らねえ人を、かっ攫っちまうなんて、善良な神さんのすることじゃねえよなあ。
……来いよ。
[ふーっと息を吐いて、木刀を*構えました*]
[狐面が一斉にギンスイを振り向きます。統率の取れた白、白、白]
……今はここは通行止めだ。
外からぐるっと回るんだな。
[ギンスイに声をかけ、去らないようなら大声と木刀とで威嚇します。彼の警官を呼ぶ声に、狐面たちは互いに顔を見合わせ]
……平和ボケしたガキはすっこんでろ。
[ギンスイに気を取られた相手の注意を引こうと、木刀を地面に叩きつける音]
余所見してんじゃねえ。
手前らの相手はこの俺だろうが!
[狂犬さながら、狐の群れの中に飛び込んで取っ組み合いを*始めました*]
[多勢に無勢の殴り合いは、やがて騒ぎを聞きつけて来た散歩の人により終焉を迎えます。
狐面たちが茂みへと姿を消した後には、床に仰向けのまま、空を見上げる姿がありました。
腕や顔、足は痣だらけで、額や服は誰のとも知れぬ血で赤く染まっています]
気は済んだか?
[おぼつかない手を懐へ。やがて赤い唾を吐き捨て、煙草を咥えました]
まだいたのか。
[視界にぼんやりとギンスイの姿が見えると、口元に笑みを作ります。傷が痛んで呻き声を漏らしました]
何だか面倒くさくなってきちまった。
……何が望みだ、神さんよ?
[虚空へと紫を吐き出します]
……祟りに、神隠しか。
くくっ。それが悪しき者への罰だというのなら。
人ならざる者の仕業だというなら。
神の意思だというのなら。
今すぐ、それを見せてみるがいい。
[続いて、嘲るような嗤い声が境内に響き渡ります]
ミドリか。
……女みてえな名前だな。
トメさん所の生徒か?
[伸ばされた手には、視線だけを向け。口の端を切ったせいか、やや言葉がくぐもっています]
科学よりも、祟りの方が今のここには似合ってるさ。
ニュータウン化計画が進まない限りな。
[漢字を覚える気も、名前を告げる気もない様子]
……なるほど。性分じゃ、仕方ねえな。
[そう言って、*笑った*]
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