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ほんとにな……。
[そこはもう、悟るしかない、と思いながらぽそりと言って]
そうか……まあ、巻き込まれずにすんだなら、それでいいんじゃね?
とりあえず、海にはロッカたちしかいなかったっぽいし……一度、戻るかなぁ。**
そうだなぁ…、街、戻ってみる?
[祐樹の問いかけにそう応えてはみるものの、彼女の意識は海へと向けられる。
後ろ髪ひかれるとは、この事だろうか。
何に引かれているのかは、彼女自身にも全くわからないのだけれど。
其処には何かがあるような気がしたのだ。**]
わたしは一度ここで分かれようかな。
なにか見付かりそうな所に足を向けてみるつもり。
それこそ馴染み深い場所・・・とか。
[振り返らぬままに、後方を意識する。
記憶通り古ぼけた灯台は―――足を向けずに来てしまった。
街の様子が気になるのも確かだからと、意識とは裏腹に前方を指差して。]
それにまだ、何人か来ているのでしょ?
話も聞きたい。
[さて、それが目撃されるのは、いつのタイミングか。
少なくとも、『誰か』が姿を消した後なのは、間違いはないのだが]
『……あれ?』
[とてててて、と駆けぬけようとした兎が、不意に足を止めて首を傾ぐ]
『あれ、あれれ?』
[しばし、沈黙]
『……あはー、ちょっと目測誤っちゃったぁ☆』
[沈黙を経て上がったのは、てへ、とか言わんばかりのお気楽な声]
『あー、でも、仕方ないのかなあ。
元々、強い念で時計と相互干渉してたものだけが呼び込まれてたんだし』
[声をかけられてもまいぺーす、なにやら納得した後、兎はくるり、と振り返り]
『やあ、どーやら、時計に力をもらうと、そのひとは空間の狭間に落ちちゃうみたい。
現実に戻せる計算だったんだけど、きっと、想いが強かったんだね!
とりあえず、時計が修復されれば解放されるから、頑張ってね!』
[例によって一方的に言いきると、返事も突っ込みも全て無視して走り出す、が。
その姿は最初に見たときよりも薄れたように見えるかも。**]
ん、そーだな。
家族で面倒事に巻き込まれるとかマジ勘弁…。
海は他いねーか。
案外確認出来た人数くらいしか飛ばされてねーのかもな。
……つーか俺らが探さなきゃならんのは人じゃなく「ワスレモノ」か。
忘れてるからワスレモノなんだろうに、どー探せってんだか。
[言いながら大きく溜息をつく。付き合いの長い祐樹なら、癖のように頭を掻く様子が想像出来たかもしれない]
[返る静寂から、店には誰も居ないと言うことが知れる]
親父らは居ねぇか。
……そーいや、10年前の軸の人も居ない、ってことなんかな。
[別の場所では立体映像のように10年前の様子が目撃されてるとは知らず、そんなことを呟いた]
…おお、マジで10年前だ。
[店の中を見回すと、壁にかけられたカレンダーが目に入る。その日付はやはり10年前を示していた]
10年前だと……まだじぃちゃんもばぁちゃんも生きてる時だなぁ。
……マジで居ねぇのかな。
[祖父は5年前に、祖母は7年前に他界した。祖父は自分にとって先々代の店主でもある]
60になったら確定で代替わりって、どーゆー方針だったんだろう。
[父が祖父から店を譲り受けたのは自分が6歳の時。自分が幼かったため、祖父が店であれこれする姿を見た記憶はかなり薄かった。ちなみに現在父は60歳。今年息子である自分に店を譲った形となる]
じぃちゃん居ねぇかなぁ。
会えたら話出来るかもしれねぇのに。
[居たとしても話せる可能性は低い気がするけれど、そう望んでしまうのはじぃちゃん子だったためか。慕った祖父の姿を探し、母屋の方へ移動してみることにした]
……あー、いや。
こーなる前に瑞原さんって人に会って、紹介されて。
暇だから見に行こーかなって思ってたトコだったんすよ。
[驚きが過ぎた後で。
説明を求める声があってもなくても、そんな風に喋った]
可愛い人がやってるって聞いてたから、会えたらなって思ってたんすけど。
期待以上でした。
[にかと笑い。
帰ったら絶対行く、と改めて誓ったのだった**]
こんな状況でこういうのもなんだけど、物事は前向きに考えとこーぜ。
[後ろ向きになってもどうしようもない、というか、後ろ向きになったら負けというか。
そんな思いに囚われつつ、軽く言って]
引き込まれるのに、なんか基準でもあったのかもだけど……ま、確かに今は人よりそれだな。
[『ワスレモノ』を探すこと。
それが、事態の解決の糸口なわけで]
そも、忘れてるってのに、だよなぁ。
……まあ、とりあえず、歩き回ってみっか。
─ 海辺の道 ─
[各自各様の様子に、ゆるく腕を組む。
目的地であった海に人がいない、というのであれば、そちらに行く事もないか、と思うわけで]
……とりあえず、俺は一回、街の方に戻るわ。
[『ココロのワスレモノ』というキーワード。
それと関わりのありそうなのは、と。
それを考えるのが先だと思ったから。
海へ向かうもの、他に目的地があるものがいるなら、そちらとは別れて。
先ほど後にしてきた駅前へ向けて、歩き出した]
……ちょっと待て、聞いてねぇぞそんなこと!
「想いが強かったんだね!」で済んだら世話ねぇよ!
これでもし時計とやらが修復出来なかったらどうするつもりだ!!
[一方的に言って走り出す兎を捕まえようと手を伸ばす。けれど、身軽な相手に簡単に避けられ、掌は宙で握り拳を作るに留まった]
くっそ、あんにゃろ………ぉ?
[走り去る兎の後姿。それが少し掠れたように見えて、思わず動きを止め、目を瞬かせる。握った拳で目元を擦ってみたが、その間に兎は姿を消してしまっていた]
空間の狭間って……大丈夫なのかよ。
[問うても、返る言葉は無い]
ところで祐樹君よ。
今、例の兎が現れてとんでもねーこと言ってくれやがったんだが。
[話を切り出したのは相手も話を聞いた後だったか、前だったか。自分が得た情報だからと、やや重い空気を漂わせつつ言葉を紡く]
『時計に力をもらうと、そのひとは空間の狭間に落ちちゃうみたい』
だと、よ。
これってさ。
『時計に力をもらう』ってのは、さっき俺らがやった『仕事』のことなんじゃないっけ?
ものすげー厄介なことになってる気がするんだが。
[またネガティブりそうになっていた]
……あー。
俺も、今、見た。
[重い空気を漂わせる声に返すのは、妙に低く響く声]
俺らが頼まれた『仕事』をやると、誰かがどっかに落ちる……ってこと、だよ、なぁ。
……だから最初に説明しろよなぁ、あの兎っ……。
[今は見えない白の姿に毒づいて、それから]
厄介は厄介だけど、やらねぇわけにもいかんだろうし……ったなぁ……。
[はあ、と。ため息ひとつ落として]
まあ、こーなりゃ、開き直るしかねぇだろ、マジで。
さくさくっと、終わりにするしかねーよ。
うん……? うん、わたしがロッカだよ。
「むつか」だけど「ロッカ」。
[和真の視線が手元の葉書と自分とを往復する。
ギャラリーの名を知る人は増えていても、自分を知る者は殆ど居ないはず。
二つの名を口にされて意外そうに瞳を見開くが、続く言葉を聞けば納得が行く。]
ああ。そっか。オーナーに会ったのね。
って、……そんなこと本当に言ってたの…?
あの、省吾さんが。
[面食らったような表情で、つい語尾が上がる。
記憶が確かならばそんなことを言われたことはなかったので。
和真のお上手か、或いは少年が相手だと言う事で色を付けて宣伝してくれたのかも知れない。そこはどうあれ、撮影も宣伝も個人で行わなければならない身としては、一人でも二人でも声をかけてくれたことは有り難いのだった。]
ふふ。何だか、そう言われるとどんな顔をしていいか分からないけど。
お眼鏡に適ったなら幸い かな。
作品の方もそうだと良いんだけど。
[真正面から素直な笑みを向けられると、少しばかり照れくさい。]
何にせよ"此処"から向こうに帰ってからのことだし…
[そう、すっかり適応しかけていたが、此処は現在ではないのだった。
宣伝は妙だったかなあと思いながら、バッグを閉め直して。]
それじゃあ…みんな、また後で。
気をつけてね。
[気遣うような瞳を全員に向けたのは、また妙なことが起きないとも限らないからだ。
海辺の道に顔を並べた面々が思い思いの方向に歩き出し始めれば、皆に手を振ってから自らもゆっくり歩を進め始めた。]
何かあの様子だと予想外の結果だったみてぇだけどな。
[こちらも、はぁ、と大きな溜息が零れ落ちる]
俺達が落とすと考えると、気が重いけど。
やらにゃ進まねぇもんな。
ほんっと、よくもまぁこんな面倒事に巻き込んでくれたぜ。
[悪態のような言葉を紡いだ後、大きく息を吐いて気分転換。全てを兎のせいにして罪悪感を消すことにした]
ああそうだ。
さっきカレンダーみたらさ、やっぱ日付が10年前だったぜ。
思ったんだけどよ。
ここが10年前なら当時の人とかが居てもおかしくねー気がするんだが。
何か見かけたか?
[気を取り直して話題を変える。先程少し考えたことを祐樹にも聞いてみることにした]
予想外なあ……まあ、なんも考えてなかったっぽいし。
[実際の所は知らないが、見た目は何か考えているようには見えなかったから、さらりと言って]
そこはまるっと同意するわ……ったく、面倒だったらねぇ。
[悪態めいた言葉には、こちらも似たような物言いで返し。
もう一度、息を吐いて気持ちを切り替えた]
そう、か……。
いや、今んとこ誰にも会ってねぇな。
[貢の問いに現状を答え、それから、しばし、思案の素振り]
……まあ、もしいるなら、ワスレモノのヒントでも、もらえるかもしれねぇけどな。
─ 海辺の道 ─
私は…一度、帰ってみます。
此処に和馬がいるってことは、他にも誰かいるかもしれないし。
もしもひとりで居たりしたら不安だと、思うから。
ただ、その…また後で、合流しませんか?
えーと、どこか解りやすい場所…駅前の公園とかで。
何か変わったことがあったかどうか、話し合えた方が良いと思うんです。
[そういうと、風音荘のある方向へと視線を向けて。
それぞれ行く先は別れるだろうから、そう提案をした。
同意を得られずともせめて連絡先を聞こうとして携帯を取り出そう─
そう考えて、あ、と声を上げた。]
しまった…取り上げられてたんだった。
─ 海辺の道 ─
…携帯ないので、その、連絡とかはできません、けど。
皆さん、どうかお気を付けて。
和馬も、怪我したりしないよーにね?
[そう言うと、それぞれ思うところに向かい始めるのに倣い自分も風音荘へと足を向けた。]
─ 海辺の道 → 風音荘 ─
─ 海辺の道 ─
[呆然、と立ち尽くしていたのはどれほどの時間だったか。
がじがじ、と少し乱暴に頭を掻き、改めて周囲を見回して]
……あ。
[海の反対側に、古びた石段を見つけて瞬いた]
………考えててもしゃーねぇ。
行くか。
[しばらく兎が消えたところを見つめながら考えていたが、答えは出ないために頭を掻きながら思考を止めた。改めて進行方向を母屋へと定める]
…お、あそこって確か…。
[目に留まったのは玄関より奥にある、開け放たれた縁側。当時そこは祖父の書斎がある場所だった]
うっは、あるある。
本の数すげー。
[縁側へと向かい、そこから家の中へと入る。入った先で目にしたのは、祖父の書斎に並ぶ薬学の本の山だった]
そういやこの辺のもの、じぃちゃんが死んでから蔵に仕舞っちまったんだよなぁ…。
小せぇ頃は訳分かんなかったし、大学じゃこの辺のは使わないから読んで無かったっけ。
[手に取って中を見ると、昔ながらの薬の精製方法や、薬効についてが書かれていたりする。物によっては古めかしい、手書きで書かれたようなものまであった]
………あれ、この辺りのって本じゃねぇな。
ノート……っつーか、帳面?
[ふと気付くと、本棚の途中から薬学の本ではなく手書きの帳面が並ぶようになっていた。先に進むにつれて、帳面からノートに変化している場所もある]
そっか。
こっちも家に誰も居ねーから確認出来てねぇわ。
…ワスレモノのヒント、か。
あるかもしんねぇな。
ま、会ったら会ったでその時か。
[ヒントについて言われると、少し考えるような間が空く。それも束の間、楽観的な言葉が続いた]
― 街中 ―
…あ、藍子おばあちゃんのお店。
中学生くらいまであったんだよねぇ。
チカノちゃんや、年上のお兄ちゃんお姉ちゃんに連れていって貰って、さ。
[元来た道を辿る途中、ふと一角に立つ素朴な外装の店の前で足を止める。子供の流行をいち早くキャッチして、駄菓子からトレーディングカード、簡単な玩具まで揃えてあった店。現在は息子夫婦が引き継いで、小さな事務所になっているようだけれど。]
そうそう、此処に縄跳び。
ゴムボールでしょ、当たりくじ付きのガムででしょ、そしてうさぎ!
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