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…………。
……………ばっかじゃねぇの
[ただ、それだけだったのに。
自分にか、言った相手にか。顔をしかめて吐き捨てる。
記帳している彼の背中に甘い匂いの包みを1つ押し付けて]
……先行ってるから。それ、持ってきといてよ。
食べたら、あのオッサンに恨まれると思うけど。
[ちょっと肩をいからせてバッグを抱え直せば
人の少なくなった管理棟の扉をキィと開けて出て行った。
出際にちょっと強面の爺さんとすれ違い、軽く会釈をしたりして]
―― 管理棟 → どこかの廃屋 ――
おあいこか。こりゃ、一本取られたわい。ふぉふぉふぉ。
……空の向こうに、ですか。
なかなかに興味深い話ですね。地球は狙われていると。
[孝治と名乗った青年の説明を真剣な顔で聞き、思わず言葉が素に戻る。これは次の作品に使えるかもしれませんね、と小さく漏らし]
しかし、それは……ただの定規に見えますが。それで、救われるのですか?
[不思議そうに地面の先と定規を見つめていた]
ちょっと、原稿回収ついでにチョコの配送も兼ねていてねぇ。
風雪センセあてのチョコはどうしようかねぇ。
行方をくらましたままなら没収かなぁ。別の作家センセに渡してしまおうかふふふふふ。
[と、不気味に笑っていたが。
ふと気配を感じ、カウンターの方を見た。見覚えのある横顔。]
おおっと、ペケレセンセじゃないですかー?
奇遇ですなぁ。センセの“目”もお元気ですかねぇ?
[つれない態度の獏をさらりと見送った後、笑顔で清水に声を掛ける。
“目”というのはカメラのことらしい。]
ああ……そうか。お客さん。
そんな話を村長に聞いたような気もするなァ……。
[どこかばつが悪そうにひげの三つ編みを弄ぶ]
やァ皆さんコンバンハ。
オレはこのネギ大福の主治医で、こいつが薬を忘れたから持ってきたんですよ。
[打って変わってさわやかな笑顔になり、挨拶と簡単な自己紹介]
[突然現れた老人の一喝には少し驚いたが、ほどなくいつもの暑苦しい笑顔で挨拶を返す。]
やぁ、元気そうなおじいさん。
なかなか素敵なお声ですなぁ。惚れ惚れしますよ。
私、栗田と申します。しがない編集者でして。
ちょいと、とある作家センセを探し求めて三千里。
弱い二十歳少し過ぎで、眼鏡をかけた色男なんですがねぇ。
どーこいったんだか。
[清水が記帳していた宿帳を覗き込む。]
………記帳はなし、か。
とはいえ気配はさっきまであった気がしたんだがなぁ。
―― 管理棟 → どこかの家屋入り口 ――
[管理棟を出て、自分の足と気分に任せて村の中を進む。
うっすら積もった雪をがっしがっし蹴りながら歩くことしばし。
今は住民がいないだろう家屋の1つに着けば]
………あー。しくった。
テンマのオッサンに、俺たちの泊まる家聞くの忘れた。
[管理棟に戻る気にもならず入り口のたたきに荷物と共に腰下ろし、
しばしのんびりすることにした]
……これ、何の木だろ………
[目に入るのは家屋の庭先に生えている1本の木。
まだ花をつけないその木を、ぼうっと眺めている**]
ええ。この雪も……
彼らの侵略の一環なんです。天候が悪い時ほど彼らの力は高まりますから……
そうでない時も絶え間なくされる攻撃を防ぐため、僕は常にこの黒い傘を持っているんです。
[曇天を一度見上げてから、星野だと言った人物の問いに頷き]
間接的に、ですがね。さっきは……家屋と家屋との距離を測っていました。
我がオカルト部……まあ、部員は僕だけですが……による調査の結果、この地が「救済」に適しているという事がわかり、出向いてきたんです。
測定は、儀式を行うために必要不可欠な……
と……
あまりこうして喋っていると、彼らに聞き付けられてしまうかもしれませんね。
[ふと、声を潜め]
っと、そうそう。
ペケレセンセにプレゼントがありまして。
[紙袋から取り出したのはチョコレートリキュールの瓶。]
バレンタインプレゼントという事でお納め下さい。
次回作も期待しておりますぞ、ええ。
それはそうと、ここには作品を撮りにいらっしゃったので?
雪はいい具合に積もっておりますが。
遊び倒すにもちょうどいいくらいに。
逃げられたというか、最終兵器的な要素で私が来たわけなんですがね。
何しろ、風雪センセの動物的勘は兎のようでして。
新米ではまず捕まりませんで。はっはっは。
[そういえば、さっき兎がいたなぁとそんなことを思い出しつつ。]
[大雑把に湯飲みに茶を注ぎ、ネギヤ近くにあった大福の大皿をどんと置く]
お嬢さん、お茶でも如何かな?
ペケレさんとか言ったかね。
そこの眼鏡の色男も。
[グンジにも声を掛けた]
まあ、顔写真までは期待しちゃいません。
さぁてどうしたもんか。
滞在予定は全くないのですがねぇ。
風雪センセをとっ捕まえるまで帰るわけにもいかんのがなんとも。
[言葉とは裏腹に、浮かべた笑みから疲れの色は見えず。
こうした事態はそれなりに想定済みだったようだ。]
この雪が……
触れると危ないのでしょうか。こんなに、綺麗なのに。
[手で雪をひと掬いして]
なるほど。この地には何か特別な力があるんですね。
[ぐるりと周囲を見回した後、つられるように声を潜める]
何となくですが、僕にも感じられます。そう。異質なパワーが……
きっと僕もそれに引き寄せられて、ここに来てしまったのでしょうね。
[記帳が終り管理人のネギヤから簡単な注意事項を聞いて鍵を受け取る。その間も管理人は初老の医師をかるい口を聞いていた。]
こんにちは先生。先生はこの村の専属医さんですか? 人里離れてるけれど、専属の先生がいるなんて安心ですね。
[話しかけながらも視線は綺麗に編んだ髭にいってしまう]
お茶。お茶はいいですねえ。
いただきます。
少々身体が冷えていましたのでとても有難いです。ええ。
[あっさりと誘いに乗る。]
いいもの、ふむ。
何か珍しい動物でも?
[以前出した写真集は珍しい野鳥を多数撮影したものだった。
今回も、そういったものかと思ったらしい。]
ここいらの兎は冬になると白くなって雪にまぎれちまってナァ……なかなか見つけつらい。
兄さんの探してるセンセイとやらが、兎みてえな動物的勘を持ってるなら、探すのは骨かもしれんな。
どうせ部屋余ってんだろうし、ここで腰をすえて探してみたらどうだい?
[髭を指でいじりながらぼそり]
触れるだけなら、冷たいだけです。
降っているという事自体が、危ういんです。
そうして、太古の昔から徐々に……
もうこの世界の基板は滅する間近まできている。
[異質なパワー、というのに、ええ、と]
……この村には、とある伝承が伝わっているそうです。
それもどこかで力と、彼らと関わるものなのだろうと、僕は検討をつけていますが。
[突然のくしゃみに、首を傾げ]
大丈夫ですか? 寒いですからね。
それとも、どこかで誰かが貴方の噂を……?
なんて、確かめようもない事ですが。
[ひょいと老医師の隣に座る。
お茶を美味そうに啜り、白い息を吐いた。]
ええ、そうしようかと思ったところで。
ファンの子のチョコで釣れると楽ではありますが。
そうもいかないようですなぁ。あっはっは。
問題は、着替えを持ってきていないというところですが。ま、なんとかなりますか。
[茶を啜りながらも 家じゃ死んだ事になってる幽霊サン…そう呼ばれた男をそれとなく見ている]
(そういえば うちはちょっと複雑なの…そういって笑っていた。血の繋がらない弟の父親…か。)
[目が会えば丁寧に会釈をする。]
雪そのものが害、というわけではないんですか。
常夏の国は、侵略を受けないのでしょうかね。それともまた別の侵略方法が……
とある、伝承ですか?
ええ。実は僕も小耳に挟んだことが。同じ伝承かはわかりませんが。
[微かに笑みを浮かべた後、曇天を見上げ小さく体を震わせる]
地球の温暖化も騒がれてるのに、どうしてどうして。寒いですね。
[軽い口調で言った]
[会釈され、とりあえず会釈を返すが特に何か会話するでもなく。
何故息子と一緒にいたのかという不信感が先に立った様子。]
イチゴ大福はいい。当たり籤を引いた気分になる。
[にやりと笑い、残りを口に放り込んだ。]
しかし、狼ですかぁ。
ニホンオオカミでしたら、まぁ珍しいんでしょうが。
あれ、絶滅してましたかなぁ?
もし噂話だとしたら、きっとろくな噂じゃないでしょうね。
……ところで
[ずっ、と小さく鼻をすする]
まだ準備には時間がかかるんでしょうか。その儀式って奴、僕も見せてもらって構いませんかね?
……まさか、生贄を使ったりはしませんよね、はは。
[相変わらずの小声のまま、乾いた笑いを浮かべる]
[靴用のカイロを受け取って]
あっ こんなに頂いて大丈夫ですか?
へー便利な物があるんですね…。
[感心したように見つめて にっこりわらってお礼を言った]
いや、全然。
そもそも、絶滅動物関係には疎い方でしてねぇ。
生きていたら凄い大発見かもしれませんなぁ。ふっふっふ。
[もくりと二つ目の大福を口にする。]
…二度も当たり籤は引けないか。
常夏の国の場合は、一つに蜃気楼が……
[説明しかけて、伝承の話に]
そう……何でも、昔村人が相次いで変死を遂げる事件があったそうです。
どこからともなく、突風が吹き……
それを受けた者が、謎の切り傷を受け息絶えるという。
真夜中に、遠吠えのような音をさせて吹きくるので……
人々はその風を、その現象を、「人狼」と呼んで恐れたのだと。
[御伽噺のように語る。
寒いと答えるのには、やはり「彼らの仕業です」と]
[何か遠い記憶を思い出すように目を細める]
風は狼のうなり声って言われてたな。
風の吹く──狼のうなる日は気をつけろってな。狼に切り裂かれるぞって。
オレも子供のころはオヤジによく脅かされたもんだぜ。むかし話だ。
[一転して*おどけて見せた*]
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