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-藍住中央公園-
そうそう。
[ベンチに座り、こくこくと頷いた。
レストランの帰りに此処に寄り、座ってから。
もう1時間以上も経過している。]
だからさー、アキトくんのせいでもあるわけ。
はっきりしないんだから。
其処はアタシからびしばし突っ込もうか?
[にたにたとからかう様に笑い、話を続ける]
…無理?
なぁに、純情ぶっちゃってさー!
[びしぃ、とベンチを叩き手には変わらず形態電話]
アタシ、こう見えてもキューピッドだよ。
恋愛成就率90%!!
凄くない?
…凄いっしょ?
[携帯を握り見えぬ相手に身振り手振り]
だーから、任せときなって。
アタシからびしーっ!と煽ってあげる。
まず、あの手のタイプの男はプライドを
ちょこちょこーっと擽ってだね。
少しでも態度が崩れたら。
一旦、引いた位置から弱い言葉を投げて、
相手の揺れを監視。少しでも揺れたら…
今度は逆のことでもしてやろうかしら。
男でも呼び出して、待ち合わせ場所が見えるカフェででも時間潰して。
その男で遊んでやろうかしら。
[携帯をいじりながら笑う。]
くすくす…、馬鹿で遊ぶのも楽しいかもしれないわね。
[公園の中を通り抜けようとした時、大きな声が聞こえて眉をひそめた。]
………バッカじゃないの?
そんな大きな声出して。
[その声の主を探すと同じ制服を着た姿があったか。]
[しかし唐突に突っ込まれ狼狽する]
…へ?
あ、あぁー…
うん、あの、ね…失敗もあったんだ
[90%ということは即ちそういう事なのだ]
んまぁ、詳しくは言えないんだけど
でも、ああいうケースは稀だと思うよ
[知った様な台詞をしたり顔で言い]
[90%等と言うのも、もちろん嘘であるが]
だから、大丈夫。
イケるって自信持って、信じて行こ。
[あくまでも強気に言葉を紡ぎ続け]
??
[通話中、"馬鹿"という声が聞こえた気がした]
[反射的に反応してしまうも]
―― … は?
[巡らせた視線の先、声の主は此方を見ているらしく]
[睨むような形で相手を見据えた]
…何か、言った?
[制服から同じ学校の生徒、だろうか]
[暗がりで顔はきちんと確認できず]
………。
[相手に明らかに不機嫌そうな顔を見せる。]
(誰…だったかしら…。
同じ制服だし、もちろんうちの生徒なんだろうけど。
見覚えがあるっていうことは同じ学年なんでしょうね…。
あそこ通らないと帰れないし弱ったわ。)
[少しの間、その場所を見た後。
何もないかのよう通り過ぎようと歩き出す。]
[通り過ぎた時、声をかけらて戸惑う。]
別に。
電話で大声で話すなんて、みっともない、って思っただけよ。
[立ち止まって相手を見る。]
あー…思い出した。
勉強しなくていいの?上原さん?
[笑って問いかける。]
げ。
[通り過ぎようとした相手が此方に向き、
笑顔と共に嫌味な台詞を携える主の顔がはっきりする]
井上……
[思わず、げ、等と零してしまった]
ごめん、ちょっと後で掛けなおすから
[電話の相手に言い、電話を切ると]
……人生のお勉強中だから。全然おっけー。
そういうあんたこそ、何してんの?
[椅子から立ち上がり、小首傾げ]
………人生のお勉強ね。
参考になるかもしれないから聞かせてもらえないかしら?
[笑顔を崩さずなおのこと笑う。]
私は塾の帰りよ。
センターは年明けてすぐだもの。
どこかの誰かさんみたいに遊んでる暇ないわ。
[さらりと嘘を重ねてみる。]
["センター"の単語に言葉が詰まる]
う……
[それでも悔しいのか]
別にアタシは受験しないし。
服飾の専門いくから関係ないしー。
[曖昧な進路を強がって主張]
塾の帰りねぇ…。
こぉんな遅くまで、お疲れ様!
[天敵とも呼べるタイプの人間に精一杯の笑いを向け]
ただの恋愛相談だよ。
くっつきそうな二人が居るから、
アタシがキューピッドになってあげようって話。
イマリちゃん、素敵すぎるから。
あんたのも、誰か居るならくっつけてあげよっか?
[微笑みは崩さぬまま問いかける]
………ふーん。
[服飾の専門学校にいく、という言葉を聞いて興味がないと言わんばかりの返答を漏らす。
時間が気になるのか携帯を取り出した。
携帯がブルブルと震えると電源ボタンを押して、そのまま片付ける。]
キューピットね。
無理にくっつけたって意味ないと思うけど。
くっつきそうなら、自然に任せるべきだと思うけど。
[笑った顔は既に崩している。
無表情でそう相手に告げた。]
[相手が携帯を操作するのを何と無しに見る]
わかってないなぁ。
くっつきそうでも、一押しが必要なの。
必要でないならそもそも!
[び、と人差し指立て]
イマリちゃんの所に相談に来たりしない!
[ち、ち、と左右に振った]
まぁ、半分位は話を聞くだけで
本人の中で答えが出てたりもして、
ふんぎりついたりするんだけどね。
[手を振り振り]
[もう一度背広のポケットを確かめるが、やはり携帯電話は出てこない。
溜息混じりに額を押さえて、ベンチの下とかを覗き込む。]
…ここじゃないなら、何処だ?全く…
[が、後に次ぐ相手の笑顔と台詞に]
――、は
[素っ頓狂な声が出てしまった]
はぁぁぁぁ?
[思わず声を少し大きくし]
なぁにそれ。ムカつくんですけど。
[ずいっと詰め寄った]
なるほどね、お節介ってやつ。
[少し言葉を濁した。
相談する方もする方だと溜息をつく。]
ま、素敵な上原さんは自分は十分満たされてるってことね。
羨ましい限りです。
[厭味ったらしく。
また震えた携帯を手に取り、明らかに不機嫌な顔をする。]
せいぜい、頑張って。
[へら、っと笑う。
小馬鹿にした態度は相変わらずだが。]
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