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………、
[受取ったコーヒーカップ。
かたかたとテーブルの上で、微かに震える。]
『なんで君がここに!!!ああ、なんて事を…!!!』
[叫んだ。あれは。誰の]
[ダレ、の───]
[ 白雪に ──真紅が舞う ]
『──…全員死ねばいい…!』
[……あれは、誰の呪詛だった?]
『今日の処刑は―…。』
[石像めいた、つめたい宣告。]
[違うはずだった。違うはずだった。違うはずだった。]
[正しかった。正しかった。失敗しただけだった。]
『なんで、きみが──…!』
[血に染まった、うで。]
[──必要なくなったドレスと──、小さなセーター]
[……なくしたのは][だれ]
……ッ!!!
[がたん!と、コーヒーカップが返る。
熱い液体が、手を濡らしてテーブルの上に広がる。]
[手が濡れる。
──あの日、手を、……を浸したあかのように。]
………ロル…。
[思い出してはいけない。聴いてはいけない。思い出してはいけない。聴いてはいけない。思い出してはいけない。聴いてはいけない。思い出してはいけない。──聴いてはいけない。]
[──おんがくを]
────…………。
[そうして、泣きじゃくる彼女に手を貸すことも、
自らの手を拭うことも出来ずに、ただ口元を*覆って立ち尽くしていた*]
─集会場、テーブルのある広間─
………
[悲鳴が上がって。そうして、椅子が倒れ
テーブルの上に染みのように珈琲がひろがる。]
……、…
[びく、と肩を揺らした男は、
固まった青年を伺うように──目を向けて]
[台所から、布巾をそっと摘んできた男は、
悲鳴を上げたキャロルと、黒い珈琲と
固まっているハーヴェイの手を順繰りに見て]
書生さん…。
それ。
[布巾を珈琲の上にかぶせると]
あんたさん
…手ェ、お熱く…、ないですか。
[──湯気をくゆらせている珈琲を見下ろして、
ぽつりと尋ねた。]
―集会所・暖炉の傍―
[メイとユージーンが何らかを話しているのをぼんやりと見つめる。恐らく、彼は問われた事には包み隠さず正直に答えただろう]
私は、どのように死んで行ったのかしら…
これが汚れたまま墓地で落ちていたというのでしたら、私は墓地で死んだという事ですけれど…
[暖炉の前に居るというのに寒そうに身を縮こまらせ、赤黒く汚れた十字架を見る。その汚れは、血液]
いやですわね…
御霊を主の御許へ。数多の幸いへ祝福を。それが私の使命だと信じて参りましたのに…。
[ぼんやりと十字架を見ながら思い出すのはいつかの出来事]
――…命の輝きは白く。
主がその御手を差し伸べられております。
[白い布が被せられた遺体を前に首を横に振った]
…も、申し訳御座いません……私、私…もう、嫌ですわ…
毎日、こんな、私達の手で命を絶たせるなんて…私…
(ああ、そうですわ。私はあの日以来毎日誰かのお見送りをさせて頂いたのですわ)
――牧師様も残酷な事をなさいます。
お葬儀のお手伝いだなんて…嘘。
こんなの…自らの手で親しかった人を処刑して!整えられないままの穴へと埋められるだけではありませんの!!
(何故か私が立ち会わなくてはならなかったのですわ。何かを見る為に)
[室内での皆の会話は聞いていたが、その内容を理解するには至っていないようだった]
[悲鳴にびくりと肩を揺らし、立て続けに起こる椅子や陶器が立てる物音に何事かと頭を巡らす。
反射的に駆け寄ろうとするものの、>>88墓守の行動に、これ以上の手助けは不要かと腰を下ろす。
その向こうで目に入るのは、騒ぎを余所に眠っているのか、起きているのか椅子にぽつねんと腰かける老婆。]
(あ―…、また眩暈…が…。)
[顔を伏せて考え事をしている間に室内に響いた叫び声と食器類が立てる音に顔を上げ]
は…いかがなさいましたの!?
何か変なものでもおりましたの?
[慌てて立ち上がって床や室内を見回してみるが、それらしいと思うものは何もおらず]
―今となってはいつか解らない時―
「―ネリアス…!コーネリアスだろ?牧師館の。
ああやっぱり。その銀色の髪は見間違いようがないよ。やっと帰って来たんだねぇ。
それにしても何だねぇ、女みたいな長い髪で。」
[言われて少し苦笑する。
老婆はうららかな日差しの中、ポーチで編み物をしている。]
お久しぶりです。
え―と、何を編んでらっしゃるんですか?
「これかい?
ふふふ、よく聞いてくれたよ。あたしに、曾孫ができるのさ」
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