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[『絵』は単純に自分の好きなものだし、
ぬいぐるみは、先程休憩室に居た子ども達が
好きそうだと…アドバイスになっているのかは解らずも
若い医師が、自分の言葉をきちんと聞いてくれている
その真摯な対応に心擽られて]
――…ふうんむ、若いお嬢さん、かね…
[浮かぶのは、昨日出会った儚げな、
煙草を嗜むお嬢さんだった]
先生の行きたいところ、見せたい場所をさ、
話して、約束したらいいんじゃないかね
『一緒に行こう』とさ――…
[けれど、ただの医者と患者の関係を望むのなら
それは、医師の負担になりすぎるか。
こそり、医師へ耳打ちし]
まァ、先生が特別に思う相手なら、ってことさね
ただ元気付けたいだけなのなら、一緒にいてやればいいさ
[其処から、発展する思いもあるだろうとか。
真剣に応援してはいるものの、些か茶化しているように感じられてしまうかもしれずに]
ええ、若いお嬢さんです
[頷いて、語られる内容に首を傾げる。
好きな場所に、一緒に行く?
ふむ、そんな事で相手は喜ぶものなのか。
特別に想う、とはどんな事だろう。
若者には、わからない事が多い。
だが、先達者の言う事である。
何か、大事な意味もあるのだろう。
だから、頷いておいた。]
一緒にいるだけ、ですか
それは、随分と簡単な方法ですね
それで患者さんの心が元気になるのなら
医師としては、試してみたいものです
[茶化すような言葉尻ではあるけれど。
若者には、そう言う冗談はよくわからない。
だから、真面目に全て受け取っている。]
絵を書くには、絵心が必要でしょうから
写真なんかじゃ、駄目ですかね
好きな場所の写真を集めて、そこの話をする
で、治ったらつれて行く、と
こんな感じでは、喜んで貰えないでしょうか
[いたって真面目に、首を捻り。
男性に、問う。]
[自分の気に入りの場所に
異性を連れていくとすれば。
それだけで「デート」じゃないかと
老年に足を突っ込んだ男は認識するが。
最近の若者のデート事情には実に疎く。
尤も、どうやらそういったものではなく
若い医師は単純に、患者の女性を
元気付けようとしているようにも、感じ始めて。
なんとなく、バツ悪そうに
帽子の上から頭を搔いた]
ああ、写真でもいいと思うよ
そうそう、そんな感じでさ
アンタさんの真心が伝われば、きっと
そのお嬢さんも、元気が出るだろうさね
[うん、うん、と。
ゆっくり頷いて、医師の言葉を肯定した。]
真心、ですか
伝わるといいのですが、難しいですね
[人を治す、と言うのが医者であるけれど。
体を治療は出来ても、心は治せない。
それをするご家族は、自分達よりよほど凄い力を持っているのだろうと想う。]
医者は昔、命を司る神の領域を侵すもの
そう言われていたそうです
今でも、そう言って医術を拒む地域もある
ですが、医者とはとても無力だ
そう感じずにはいられないのですよ
特に、こういう問題ではね
その点では、貴方の方がよほど先生だ
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