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[逝ってしまった。
彼はもう戻ってこない。]
ああ、でも。
…やっとおもいだした、の。
鬼って言われているモノの正体。
[涙を流しながら、唯一遺された上着をしっかり握り締め。
その場にぺたんと座り込む。]
あ……ああ……。
[それは現れた。そして櫻木の体が崩れ落ちる]
いや…だ…いや、いや、いやああああああああああ!!!
[耳元で声が響き渡ることすら遮るように悲鳴を上げた]
だって。
…わたし、見たことあったんだもの。
20年前に。
あれは、ね。元々はわたし達と同じ人間なの。
変質してしまった元人間。
どうしても死にたくないと願ってしまって、その願いが叶ってしまった存在。
黄泉還り。
[虚空を見上げ、うつろな笑みを浮かべながら語り始めた。]
[櫻木の周囲に、また青白い炎の揺らめきが集まり出すのが見え―――村瀬の悲鳴が響く。]
村瀬さん!近寄っちゃだめだっ!
[咄嗟に掛けた言葉に、彼女はこちらを見てくれるだろうか。
寺崎は村瀬の狂気を癒そうと試みた。]
[膝をついて櫻木の肩に手を触れようとした瞬間、寺崎の声が耳に入る]
ケンくん、ナオちゃんが…ナオちゃんが…。
[それ以上言葉にならず、号泣しつつ寺崎の癒しを受け入れた]
むかぁし、ね。
わたし、とっても病弱で。この街で一番大きな病院に入院していたの。
お父さんもお母さんも毎日はお見舞いに来てくれなくてすごく寂しかった。
けど、同じ入院患者の男の子と出会ってからはさびしくなくなったのよ。
たぶん、わたしと同い年くらいだった気はするけど。
もしかしたらひとつふたつ年上か年下だったかも。
中庭で、わたしのお母さんが持ってきてくれた菫の花の砂糖漬けのお菓子を一緒に食べたりとか。
一緒にベッドへ寝転びながらいろんな本を読んだり。
あ、時々いたずらもして怒られたりもしたのよね。ふふ。
[深く、頭を下げたまま須藤を見送る。
途中、小鳥遊に声をかけているのが知れたけれど、内容までは聞き取ることが出来なかった]
──ごめんなさい、なんて、……。
[謝る資格は、なかった。
本当は、誰に対しても]
[手を伸ばし、混乱に震える彼女を抱きしめる。その狂気を癒そうと。
村瀬が櫻木の姿を見ないように。視界を覆うように。
自分だって、怖くないわけじゃなかったが、それよりもこの人の心を壊したくないと、そう思った。]
村瀬さん、落ちついて。
僕は、君の笑顔を失いたく、ない。
『いや…だ…いや、いや、いやああああああああああ!!!』
[車両内に、高い悲鳴が響き渡る。
ゆっくりと頭を上げれば、見えたのは──此処に来たばかりに見たのと同じ、青白い炎。
それらは徐々に数を増やし、櫻木の身にたかってゆく。
彼女の体がぐらりと傾き、床にくずおれるのまで最初の出来事をなぞるようで。
薄い炎越しに少女の身体が透け、ゆらゆらと揺れ動く様子は、どこか幻想的でもあった]
でも、ある日。
そんなちょっと騒がしい日常が終わっちゃったの。
あの子、ナースセンターで聞いちゃったんだって。
もう手遅れで、余命幾許もないって。
[涙がぽたぽたと床に落ちるけれど、構うことなく語り続ける。]
だからね。
あの当時から流行ってた、偽汽車の噂に頼ることにしたの。
でも、今の噂とは大分違うわ。
どうしても死にたくない人の願いを叶えてくれる…っていう噂だったの。
土曜0時に松柏駅で偽汽車の警笛を聞いたら、病気が治って元気になれるって。
[こんな事が起こる前。
まだ学校の玄関前に居た時に、村瀬と櫻木が仲良さ気にしていた様子を思い出す。
あの青い炎は…その繋がりを奪う存在――。
彼女の無垢な笑顔を守らないと。
相手を安心させるように、背中をぽんぽんと撫でながら、話し始める。]
村瀬さん、最初に――1年の時に、始めて僕が話しかけた時の事、覚えてる?
…いや、村瀬さんにとっては些細なことかもしれないんだけどさ。
[あの時、村瀬はクラスから浮き気味だった。だけど、いつも明るくて。誰に対しても笑顔を振りまいていて。]
お昼休みの時にさ、村瀬さんが机に落書きしてたの。
何描いてるの?って聞いたのが最初だった。
その時、すごく楽しそうな顔で、僕に色々説明してくれたんだ。
[懐かしい1年前の出来事を思い出しながら、彼女に優しく語りかける。]
今話すのは恥ずかしいんだけど…、可愛いなぁって思って。
村瀬さんはね、他の人にない力を持ってるんだよ。
周りの人を、優しい気持ちにさせる力をね。
だから、わたしとその子は土曜の夜中にひっそりと病院を抜け出して。
松柏駅へ向かったのよ。
あの子は以前からも時々発作を起こして苦しそうな顔していて、それを見ると悲しくなったし。
あの子とはなればなれになるのも、いやだったの。
[目を閉じ、深呼吸をひとつ。]
結論から言うと、偽汽車の噂は半分本当だったの。
わたしには特に何の変化もなかったけれど、彼は元気になった。
ほんとうに、あの時は嬉しかったの。
朝方病院へ戻って、お医者さん達に大目玉くらったけどそんなの気にしてなかったわ。
なっ………
[櫻木の周囲に、鬼火が、ひとつ……ふたつ……と増えていく。
同時に、村瀬の悲鳴が辺りの静寂を引き裂いた]
また……あの…と…きと…同じ……
鬼 火………
[どんどんと数を増やした鬼火が、櫻木の体を隠していく――
―――ぐらり――――
櫻木の体が崩れ落ちる。
その一瞬の出来事を、まるでスローモーションのように茫然と見ていた――]
さ、櫻木さん…
[声に出ていただろうか?出ていなかっただろうか…]
[号泣する村瀬に向けて伸ばしかけた腕は、すぐに力を失い垂れ下がる。
誰も、誰に対しても、謝ることは出来ない。
こうなることを選んでしまったのは、……選んだのは、自分だ]
──、……っ、………。
[乱れそうになる呼吸を抑えるのも、もう慣れてしまった。
寒さを堪えるように両腕でその身を抱き、唇を噛む]
いつになったら、……おわる、の。
[こんな異常な状態に順応して、人を殺すことを躊躇いなく選んでしまえる自分は、きっと狂ってしまっている。
もし鬼を全員見つけたって、元の世界に帰ったって、恐らくその事実は変わらないし、死んだ人も戻ってこない]
でも、ね。
問題はそこからだった。
それから、病院内で沢山不審な死に方をする人が増えたの。
骨折で入院しているだけだった人が、朝になって外傷もないのに冷たくなっていたり。
当直のお医者様や看護婦さんまで何人か亡くなったりしていたの。
気味が悪いけどわたし達には関係ないって思ってたのに。
でも、見ちゃったの。
真夜中に、あの子が青白い炎を纏わせながら大人の人を襲ってるところ。
だから――
[抱きしめていた手を少し緩め、彼女の顔を真っ直ぐに見つめて]
これは僕の我儘だけど。
村瀬さんには、その笑顔を絶やさないでほしいんだ。
こんな変なとこから早く抜け出して、一緒に元の世界に帰ろう。
約束してくれるかな?
[少しでも、彼女の心が安らぎますようにと、願った*]
怖かった。
多分、あの子と親しくなかったらわたしも死んでいたんじゃないかなって今でも思う。
でも、あの子はわたしを殺さなかった。
代わりに、あの子自身が不審死を起こしていた理由を話してくれたの。
[時折苦しげに咳をするけれど。
それでも、まだ話は終わらない。]
死を回避する代償、だったんだって。
元気な人の魂を狩って、そのおこぼれを貰って寿命を延ばす。
そうしなかったら偽汽車との契約違反で、何処にも行けない魂になっちゃうんだって。
ヤメロヤメロヤメロヤメロヤメローーーー!
[すでになにもない―
ただ、なにもない空間に向け、めちゃくちゃに腕を振り回す。
――そこに、鬼の存在がいるかの如く。]
もう。やめてくれ
もう。たくさんだ
もう。だれも
うしないたくない――
かのじょは まもるちからのもの……
おれを…まもって……くれ…た
――なのに
オレハ……ダレモマモレナイ……ノカ……
[帰ろうと言われ、ようやく顔を上げる。そうして笑顔を向けるといつものように大きな声で言った]
うん!
[ようやく六花は寺崎の癒しを受け入れた**]
[制服のポケットの中で何かが擦れる音がする。
指先を差し込めば、固く薄い感触があって、──手触りから、近藤から貰った飴玉の包み紙だと知れた。
睫毛の先が震えて、視線を動かせば、村瀬から受け取った彼のスケッチブックが見えて]
……………、
[処刑を行った直後は、何時も身体が重い。
萎えそうになる脚を内心で叱咤しつつ、一歩一歩、それを置いてある座席へと近づいた]
……もう少し、……もう少しだけ、………、
き、……っと。 あと少しで、終わるから……。
[たどり着き、裏表紙に掌を添えて、細く小さく呟く]
魂を狩っている間は、成長もするしちゃんと大人にもなれるって彼は言ってた。
もっとも、もうひとつの代償で黄泉還る前の記憶も少しずつなくなっていくとも言ってたけど。
だからなのかな、その夜を境に彼は病院から消えてしまったの。
わたし宛の書置きだけ残して、ね。
[ふう、とため息を吐いて]
すごく長くて退屈な話、よね。
でもこれ、必要な話なのよ。
須藤先生が黄泉還りなら、もしかしたらあの日わたしの前から消えた初恋の人と、同一人物なのかもって思ったから。
…顔もだけど、雰囲気も似てたんだもの。
ふっ
はははははははははははははははははははははっ
[突如笑い出すと、誰に聞かせるでもなく声を出す]
なぁ……
どっちが幸せだと思うー?
このまま、帰れるかもわかんねーまま恐怖を味わい続けるのとー
なにが起こったかわかんねーうちに一瞬で終わんのと。
俺もうわかんねーよ…
わかんねーよ!
でも、結局聞きそびれちゃった。
もしそうなら、ちゃんとわたしの想いも伝えなきゃいけなかった、のに。
[初恋の人と同一人物であってもなくても、須藤先生のことは好きだったけど。]
結局、わたしは好きな人に二度も置いてかれちゃったみたいね。
…ふふっ。
良かった…。
[村瀬の返事を聞いて、安堵する。
もしかしたら、支えてほしかったのは自分だったのかもしれない。
よしよし、と彼女の頭を優しく撫でで、出来るだけ櫻木から離れた位置へと連れて行くだろう**]
それから、かな。
おばけとか、オカルトとかそういうの全然だめになってて。
退院してからもずっと、あの時彼と食べていた菫の花の砂糖漬けを持ち歩くようになったの。
わたしは彼のこと、忘れたかったのかな。忘れたくなかったのかな。
…ちょっと、今でもわからないの。
[わなわなとふるえる拳を窓ガラスに打ち付け、窓に映る自分の顔を見つめる。
櫻木がダメ…だということはすでに察知していた]
[皆から離れた所でただぼんやりと成り行きを見守っていた。
話にも入らず、ただ興味なさげにぼんやりと―――
そして幾度か繰り返したように投票が終わり須藤が隣の車両へと歩みを進める。
座り込む小鳥遊が視界の端に移るもただ真っ直ぐに頽れる櫻木を見つめ]
あーあ、ナオちゃん死んじゃったよぉ?
シンヤのだぁいじなナオちゃん…殺されちゃった
くふふ、あははは、はははははははは…
出てこなきゃ殺されることもなかったのにねぇ?
ナオちゃんを鬼に差し出したのは…ここにいるお前らだよ。
[櫻木の亡骸に近づきながら皆の顔を見渡す。
やがて彼女のもとにたどり着けば、そっと彼女を抱き上げ]
貰ってくよ。
だってみんな…いらないでしょ?
ずっとそうやって―――殺しあってればいいよ。
[そう言って彼女を皆の亡骸のある車両に運べば、座席の上にそっと寝かせる。
生気の感じられない顔ににこやかな笑みを浮かべれば]
ナオちゃん、お疲れ様。
ほんとは俺…ああ、シンヤに殺させてあげたかったんだけど。
シンヤがやめろって言うからさぁ
綺麗に殺してくれる鬼に任せようって思ったんだぁ
ふふ、ほんとに綺麗だよ
シンヤさぁ、ナオちゃんの本読んでる横顔が好きだったんだってぇ
という事はさぁナオちゃんが黙ってた方がいいんだよねぇ
だから、これで良かったんだよ
ほんとはナオちゃんが泣いてくれるところ見たかったんだけどなぁ
所詮シンヤなんてその程度の存在だったってことだよね?
お前の片思いだったみたいだねぇ、あーおかしい。
俺は自由で、お前はこれからもずぅっと独り…
[櫻木のポケットからネックレスを取り出し彼女の手に握らせる。
そうして皆のいる車両戻ろうと足を進めた。]
ま、その独りはお前が望んだんだけどねぇ?
嫌われて死にたいとかお前も物好きだな。
あはは、俺は自由になれたからそれでいいけど。
結局お前は嫌われ損って感じだしー。
あーあぁ、今日俺の事殺しとけば先生死なずに済んだのになぁ。
みんなよっぽど殺し合いが好きなのかなぁ?
そんなんじゃない?じゃあ現状はなんなんだよ。
[まるで誰かと話しているかのように言葉を継いでゆく。
そこに長澤の笑い声が聞こえ]
お前の大切な人、みぃーんな壊れていっちゃってるよぉ?
死ねもせず、生きれもせず、お前は孤独に朽ちていくんだよ…俺の中で。
ああ、お星さまだけは見ててくれるかもなぁ?あはは。
[隣の車両を見つめながら何かを話している小鳥遊を後目に、反対の連結部近くまで移動する。
どうせこれからも誰にも相手にされないのだろうと鼻歌交じりで床一面に天体図を描き始めた。**]
[ここまで語り終わると、すっくと立ち上がり。
ころころと鈴を鳴らすような声で笑い出す。]
…なぁんて、ね。
信じた?信じちゃった?
うん。別に先生嘘は言ってないの。
少なくとも、わたし以外の皆にとってはさっきの話が真実ってことになるわ。
鬼の正体は黄泉還りだし、偽汽車は黄泉還りを創り出した諸悪の根源なの。
でも、わたしは気付いちゃったんだ。
[くすり、と愉しげな笑みで]
わたしたちがいるこの世界自体、ぜんぶ嘘なんだって、ね。
わたしたちが笑って怒って泣いてるのも、全部うそ。
偽汽車も、鬼火も、死んじゃったみんなも全部ニセモノ。
たぶん、わたし自身もニセモノじゃないのかな。
どうやって確かめようかしらね。
…偽汽車のどこかが書割りになってて、蹴り倒せるんじゃないかって思ってるんだけど。
誰か試してみない?
[車両の扉付近へ行き、とんとんとノックして見せながら]
先生はかよわいおねえさんだから、男の子がやるべきだと思うんだけどなぁ。
だからね、みんな悲しまなくていいのよ。
死んじゃったことになったみんなは、ダミーの死体と入れ替わって偽汽車のセットから出ちゃってるだけだし。
鬼火もCGか何かで出来てたんじゃないかな。
ちょっと製作過程見てみたいんだけどなぁ。
黄泉還り役か狂人役やってる子に聞けばいいのかしら。
[きょろきょろと辺りを見回してみる。]
今はいいけど、あとで教えてね。
先生、映画のセット見るの初めてだからわくわくしちゃうわぁ。
[どのくらいの時間が経ったのだろう――
暫し後、リウの元へを近づく]
リウ…
[名だけ呼ぶと、あとは無言でリウの額に掌を当てる。
もし。鬼だったら…そう思うと、少し手が震える。
が、掌に神経を集中し、じっと自身の手を見つめていた。
――なにも変化はない――]
リウ!
[ぎゅっとリウを抱きしめる]
よかった。俺は信じてたぞ。
もうこれでお前が疑われることはない。
リウは鬼じゃねー!
それにしても、ほんとみんな演技が上手よね。
わたしって、大根役者もいいところじゃないかしら。
ごめんねぇ?
血糊もすっごくリアルで先生びっくりしちゃったのよ?ほんとよ?
[服に付いた、赤黒く変色した血糊を払い落とそうとする。
結局上手くいかなかったけど。]
本物みたいな感じの色だし、お化け屋敷で使ったらとても臨場感があっていいんじゃないかしらねぇ。
市販されてたりするのかしら、これ。
されてるなら、こっそり買っていたずらに使っちゃおうかしら。
うふふ。
そっか。
須藤がね…
[村瀬の発表に返事をする。]
そんじゃーあとは…
小鳥遊、寺崎、弓槻の中に1人……だな。
[3人に射るような視線を向け言い放った**]
………ん。
そういえばクランクアップっていつかしら。
[座席へ行き、銀色の鍵巻き式懐中時計を取り出して時間を見る。
時間は三時くらいだが、夜なのか昼なのかはわからなかった。]
なんだかもう、随分長い時間此処にいる気がするんだけど。
そろそろ残った黄泉還りをさくっと処刑して気持ちよくクランクアップにしましょうよぅ。
[その場でううん、と伸びをする。]
そうしたら、みんな戻ってきてお疲れ様会の流れなんでしょ?
須藤先生ってば、別れ際にあんな殺し文句言うなんて反則だわ。
…ふふっ。
[須藤が去り際に残した台詞を思い出し、思わず頬を赤らめる。]
全部終わった後、何処かへ二人きりで飲みに行きましょう…なぁんて誘っちゃおうかしら。
うふふふふ。
やだわぁもう。たのしみ。
[黄泉還りのモノガタリを語っていたときとはまるで別人のように、歩き回ったりはしゃいだり。
悲劇のヒロインというよりは、むしろ道化のような様相で。]
…あ。
[ぽん、と手を打つ。]
でもなんか色々と先生の手持ちの品物壊しちゃったのよね。
撮影が終わったらきちんと同じものを買って返してくれるのかしら。
やだわあ、心配。
あの水筒、すごく気に入ってたのになぁ。
[ちらりと座席に置き去りのままにした水筒を見る。
正直、もう使い物にならないだろう。]
でも、ねえ。
…あの警笛聞いた瞬間のあれだけは、どうやったんだろうって気がするわね。
日本の映画技術も相当進化してるのかしら。
[んー、とその場で腕を組んで考え込み]
集団で気絶して運ばれた、とかでもないと思うのよねあれ。
わたし、別に中で寝転んでたわけじゃないし。
それにしても製作者の人、趣味悪いわよぅ。
わたしホラーとかおばけとかぜんっぜんだめなのに。
そういう人材をこんなところに放り込むのおかしいでしょ、そうでしょ?
[と、誰にともなく呟く。]
わたし、ほんっとうに怖かったんだからね!
車内のセットを歩くたびにがたがた変な音したし。
時々窓の外に火の玉みたいなの飛んでたし!
寿命が何年あっても足りないのよ?やだわぁ、もう。
[ぎゅう、と。
須藤に借りたままの上着を抱きしめる。]
ぜんぶ終わったら、ちゃんと洗ってクリーニングにかけて返さなきゃ、ね。
しわくちゃにしちゃって申し訳ないわぁ…これ、そこそこ値が張りそうなのに。
…んー…。
[須藤とのやりとりを色々思い出して、赤面。]
…これが全部お芝居だったのなら、もうちょっと大胆に行動してもよかった、かなぁ。
ううん。
[正直、思い出すだけでも色々恥ずかしい。
思春期の女の子の方がもうちょっとまともなアプローチを出来たんじゃないかと思うくらいに。]
…あのね。
おわったら、ちゃんと迎えにきてね。
さびしいから。
[わたしは彼の遺体を見ていない。
だから、全部終わったらちゃんと迎えに来てくれる………よね?]
/*
@・x)ノシ(ほーいもろもろ確認。
ちょ、占い結果が予想外すぎてふいた。
成瀬さんが残りの主体FAだとおもって遊びすぎたじゃないかどないしよう。
とりあえず弓槻君吊っとく?とか言いつつ今までの流れは読み直しておくよめえめえ。)
…それぞれの結果を確認したわ。
正直びっくりしてる。
あと…わたしが残りの黄泉還りだとか言うのなら、それなりの根拠は提示してね?
[空いた座席に座り、仮眠を取る。**]
[須藤は自分を希望した。その上記は十分わかっていたが、現実味がなく受け入れられない。
須藤が隣の車両に行く、ただそれだけが押し迫ってくる。
隣の車両に行くのは危ないだろう。でも、お別れをお別れを言わなければと理性よりも気持ちがはやる。
ガラリと重い車両間の扉を両手で開くとそこには須藤が静かに立っていた。
表情は見えなかったがいつも通りな気がして、駆け寄り抱きしめる]
須藤先生...。
ごめんなさい。
リゥがいけばよかったのかな?
[相変わらず、男には思ってもないことを言う口だと彼女の残って冷静が思う]
ねぇ、先生のことクルミちゃんみたいに呼んでいい?
[すぐに下の名を呼んで誰とでも仲良くできる鷹野は憧れであった。
返事は待たずに続ける]
ユウキ先生。
[須藤の顔を見るといつもの笑顔で笑いかけるがやはり彼の表情はわからない。
でも、いつもの大きな手が頭を撫でてくれるような気がして、お兄さんが身体を触ってくるような気がして、彼女はガクガクと震えだした。
ーーー違う違う違う。
持っていた学生鞄から不釣り合いな大きな機械を取り出すやいなや
ビィイイイイイイイ。
そんな音と肉の焦げた匂いが車内に充満した。
須藤は倒れただろう。
市販のものの何倍もある威力だ。
しかし、彼女には死んだかどうかまではわからない。
そして、成り代わるように彼女は表情もなくただその場に立っている]
はははっぁ、これお母さんがくれたの。
男ってオオカミだから気をつけなさいって。
でもね、お母さんはそんなこと心配したんじゃなくてリゥが男に媚びるのが、お母さんが男に相手にされなくなるからこういうの持たせたんだよ。
酷いよねー。
自分が売女なのを置いといて、リゥには厳しくするなんてさ。
リゥだから、女って嫌いなの。
[もう彼女には須藤は見えていなかった]
リゥが隣の家のお兄さんにイタズラされた時もリゥが怒られたんだよ。
マジ、ないよねー。
[倒れているだろう須藤を軽く足で小突く]
リゥ、あんなブタ誘わないって。
アハハハハハハ。
もっと趣味いいもん!
ユウキ先生とかヨッシーとかうーん、寺崎先輩も真面目そうでカッコいいよね。
椎名先輩はちょっと子どもっぽい気がするな。
弓槻先輩はちょっとミステリアスな感じでリゥの知らないこと教えてくれそうって感じ。
近藤さんはお金もらったらいいかなー。
[まるでショーウィンドウのケーキを選ぶように口元に人差し指をあて、上を仰ぎながら淡々と述べる]
だから、ユウキ先生も大好きだよ。
[そう言うと崩れ落ちるように須藤にすがりつき、涙を流した]
ごめんね、ごめんなさい。
こんなことしちゃって、リゥはユウキ先生のこと好きなのに、本当ごめんなさい。
どうしたら、許してくれる?
デートする?
手もつないでいいよ。
チューしたらいい?
それともそれ以上?
ねぇ、ユウキ先生許してよ。
[彼女は須藤が生きているのか死んでいるのかわからなかった。
隣の車内から長澤の声がした気がして、涙をふき、フラフラと元の車両へ戻って行く]
[長澤の隣に座ると大切な時間が始まった。なんだか長澤の手がいつとより熱く感じ、額にのせられてドキリっとする。
長澤が心配でじっと彼を見守った。
急にギュッと抱きしめられてその意味がわかり、ポロポロと涙をこぼす]
ヨッシー、ありがとう。
リゥ、怖かったよぉ。
[抱き返し彼の肩に顔をうずめた]
[少し経っただろう。テープレコーダーを何度も再生した。
須藤の言葉に引っかかるものがあったのだ]
リゥはさっきのまま、小鳥遊先生を希望するよ。
ユウキ先生がリゥを希望する時に小鳥遊先生は希望することはできないって言ってたよ。
だってとその理由は続かなかったけど...。
一番気になる人なのに小鳥遊先生を希望することはできないって理由は一つだけじゃないかな?
[あえて、仲間だからだろうとは言わなかった]
今なら村瀬先輩のことちゃんと信じれる。
ユウキ先生が鬼だったってことはリゥが思ってたよりも鬼って優しい?じゃないけど人間味があるかなって。
だから、小鳥遊先生を希望できなかったんじゃないかと思ったよ。
[その目は真っ直ぐに小鳥遊を捉えていた]
[夢を見ていた。1年前の、あの教室で。
目を開ければそこは相変わらずの車両。ぼんやりと眠ってしまう前のことを思い出す。
長澤が成瀬は鬼じゃないと言っていたことや、小鳥遊が全くの別世界に居るかのように話していること、弓槻が櫻木に話しかける声。
そして遡り、隣に消える須藤の後ろ姿。
弓槻はこんなに変わってしまっているのに須藤は最後まで自分の知っている教師の顔だった。鬼達の真意はどこなのだろう]
[忘れないよう自分のスケッチブックに須藤が鬼であったことを書き込む。
残りはあと一人。そしてその候補の中に寺崎も居るという事実が胸を締め付ける。
そっと寺崎の手に自分の手を重ね、祈るように目を閉じた**]
[書置きを、ボイスレコーダー横へ]
▼寺崎君 妥協で▼弓槻君はあり
二度目の襲撃が通っていれば一番得をするのは寺崎君。
霊能者は鷹野の潔白を示し、寺崎の心証を上げた。
占い師不在により寺崎の色は不明に。
勝ち筋は占い師を抜き、偽装ライン(寺崎―三枝、寺崎―鷹野、須藤―成瀬(須藤―わたし?))を創り、偽装ライン利用の心証操作と推定。
急募 手数計算
[ずっとこうしているわけにも行かず、ペンを出しスケッチブックに考えていることを纏め始めた]
んっと、さっきの時間なんだけど、まず須藤センセーからまだ占われてない人から見るのと投票選ぼうって言い出したのね。
そして守る人さんに出てきてもらう話しになって、ナオちゃんが出てきて…。
[櫻木の名前の所で言葉が詰まりそうになる。しかし続けて]
そしたらシンヤくんが偽物だよーって言い出したのね。
それで小鳥遊センセーも占われてない人に逆戻りになったのね。
シンヤくん、補佐さんの可能性が高いって思ってはいたけど、鬼さんとお話出来ないとしたらどうして勝手に偽物だって言っちゃったのかって思っちゃって、さっきの時間から鬼…黄泉返り?の可能性も捨てきれなくなっちゃってるのね。
それに、考え言わないで得するの、補佐さんより黄泉さんなのね。
うーん、でもやっぱり補佐さんなのかなぁ…。
[うーんと唸りながら、レコーダーを聞きつつ悩み始めた]
なんとなくコハルちゃんが言ってた小鳥遊センセーの無防備っていうのが分かる気がするのね。
[喉が辛そうな小鳥遊を心配そうに見つめる]
んーと、もしケンくんが黄泉さんだと、最初に須藤センセーが占われてない人からっていうのが凄く危険なのね。下手したら両方黄泉さんに当たる危険性あるのよ。
だから一人は安全圏に居るんじゃないかって思うのね。
でもね、シンヤくんが補佐さんだとすると、小鳥遊センセー見たって言うのは黄泉さんを保護するつもりだったって思うのね。
なのにそれをパーにしちゃって小鳥遊センセーを突き落とすようなこと、出来るのかな?って思っちゃうのね。
[座席を机替わりにして疑問点を書き出して再び思考の渦へ**]
―回想―
[村瀬の隣に座って、背をさすりながら彼女が泣き止むのを静かに待つ。
その間、残された人達がそれぞれ思い思いの行動を取るのを眺めていた。
小鳥遊が口にしたのは、隠れているという鬼の正体だろうか。
聞こえた言葉をぽつり零す。]
……黄泉還り…。
[周囲がようやく混乱から醒めてきた頃に、村瀬と長澤の話す結果を聞いたのだった。]
―回想:終―
須藤先生が鬼――黄泉還りってやつで、成瀬さんはそうじゃなかった。
偽の繋がりに惑わされちゃったな…。
…でも、間違った人を殺すことにならなくて良かった。
[成瀬を見て、申し訳なさそうに微笑んだ。
しかしそれでも、櫻木が犠牲となってしまったのは、弓槻が言うように自分たちの所為だ。一番危険な位置に出してしまったのだから。
しかし、悔いても彼女が戻る事は、無い。]
[一度だけゆるく頭を振り、気持ちを切り替えて整理していく。]
残る鬼は1人。
…で、僕の目線からだと、小鳥遊先生とシンヤのどっちかまで絞れたわけか。
鬼は、誰かの処刑が決まった時に、他の誰かを殺してた。
それは鬼を処刑し切るまで続いて行くんだと思う。
だったら―――
僕を含む3人を、疑わしいところから順に処刑していけば、確実に鬼を殺せるんじゃ…?
でも、出来るだけ犠牲を出さないように、最短で鬼を処刑したいところだけどね。
僕は今、シンヤの行動が気になってるよ。
先に占いが出来ると名乗ったのは、本物を出すためだったって言ってたけど、あの時は意見がまばらで纏まってなかった。
業を煮やした鬼が先んじた可能性もあるかもしれないかな、って。
んー、投票が行われる前にも話してたけど、須藤先生と小鳥遊先生が繋がってたようには思ってなくてさ。
成瀬さんが鬼じゃなかった事からも、きっと須藤先生は、先に意見を出していた三枝さんと小鳥遊先生の、成瀬さんへの疑いに意見を乗せて来たんじゃないかな?
シンヤは何も語ってくれないから、須藤先生との繋がりは見えなかった。
占われてない僕らを疑い合わせるのが目的だったら、あの振舞いは成功してたように思う。
[鬼を追い詰める事は出来ているはずなのだ。もう少し考えてみようと、須藤の残したボイスレコーダーに触れた**]
そういえば…三枝さん。
[レコーダーを聞き直し、三枝を見る]
アイツが鬼の場合、偽者だって宣言はしない方が良かったと思うって言ってたよな?
まぁ、今となってはねーけど、小鳥遊センセーとアイツが両方鬼の場合は言わないだろうってのはわかるんだけど…
俺は、どっちにしても言わないほうがよかったんじゃねーの?って思うけど、言うんなら、鬼のほうが利点あるんじゃね?って思ってて。
ほら。そんなことするのは鬼じゃなく補佐?じゃねーかって思わせるとかさ。
んでも、三枝さんは、補佐?のほうが言いそうだって思うんだよな?
俺には考えつかねー理由がありそうだから、どうしてだか教えてくんねーか?
[いつの間にか眠り込んでいたのか、目元を擦って身を起こす。
長澤の問いかけに気付いて、ほつれた髪の毛をほぐしながら口を開いた]
うん。 弓槻くんが鬼でも補佐者でも、拙い一手であったことは間違いないと思うよ。
ただ、弓槻くんが本物である可能性を残しておいた方が、まだ弓槻くん自身の生存率が上がるから。
加えて、私が鬼……いいえ、黄泉還りと呼んだ方がいいのかな……である、可能性も残せる。
だから、まだ補佐者の可能性の方が高いかなって思ったの。
弓槻くんが偽者だって確実に分かっちゃったら、前回の投票で仲間が処刑を免れても、次の回で十中八九自分が死んじゃうでしょう。
補佐者かもって思わせて放置されることを狙うにしても、有耶無耶にしていた方が、まだその可能性は高かったんじゃない?
[指先に毛先を絡めて、考え込みながら言葉を紡ぐ]
……ただね、須藤先生が黄泉還りだってはっきり分かって、梨羽ちゃんが潔白だって知って、櫻木さんが襲われたのを見て。
弓槻くんが鬼の可能性も、なくはないのかなって考えているところ。
[テープレコーダーを巻き戻す。 流し聞きながら、手帳を開いた]
あのね、さっきの投票の前、須藤先生が最初に自分と梨羽ちゃんと寺崎くんの中から処刑先と調査先を選ぼうって言い出したでしょう?
あれって、黄泉還りを見つけるために最善の方法を提案するっていうアピールだったと思うのだけど、本当に採用されると、自分が死ぬ可能性が高くなっちゃう。
[新たなページに、現在黄泉還りの可能性のある三名の名前を書き込んでいき]
……だからこそアピールに成り得るとはいえ、寺崎くんが仲間の場合は高確率で二人ともが捕まるから、ここが仲間同士である可能性はやっぱり低いと思うんだ。
弓槻くんに鬼じゃないって言われて、一旦は安全な位置に移動した小鳥遊先生が仲間であった可能性はそれなりにあると思う。
弓槻くんが鬼の場合は、彼の偽COが須藤先生の処刑先提案を中和するためのものだった……のかな。
[カチ、とシャーペンの頭をノックする]
長期的な視点で考えれば、私まで容疑者に含めておくために、弓槻くんは偽COしない方が良かった。
小鳥遊先生を再び処刑や調査の対象に含めることで、目先の処刑や調査から須藤先生を逃がす余地を増やすことは出来た……のかもしれないけれど。
……以降の美空くんの調査結果は全て真実であると皆に明らかになるので、やっぱり上手い手ではないね。
[コハルが話す言葉に頷く]
シンヤくんが偽物だよーって言っちゃったの、相談出来るからやることが出来たっていう見方と、相談出来ないからやっちゃったっていう見方どっちもできちゃうのね。
あとね、六花が占い師さんも含めてお隣行き考えたほうがいいのかなって言った時に、須藤センセーが一番最初に反応したのね。
コハルちゃんの言うアピールと、占い師さんはまだ隣に行かせなくていいって言ってたのも引っかかってるのね。
センセー、どっちも見分け難しいって言ってたのに。
でも、やっぱりいくら考えても両方の可能性あるなーって思っちゃうのね。
[座席に座り直し、考えながら足をぶらつかせている**]
[テープレコーダーを何度も繰り返し聞きながら、欠伸を噛む。 村瀬や小鳥遊に頷きながら]
須藤先生と弓槻くん、最初の投票の前は全くといって関わりあっていないの。
2回目の投票の前も、『弓槻は何で櫻木を視たんだ?』って問いかけがあった(>>2:49)くらい。
仲間同士で上手に関わりあえなかった可能性もあるし、内緒話出来ない仲だからこそ疎遠になっちゃったってこともありそう。
見える者の真贋について、『どっちもあり得る』(>>2:112)なんて言ってたのは、二人のの評価を均衡化させて、美空くんを襲いやすくするためでもあったのかなーって考えたけれど、これは弓槻くんが黄泉還りであってもなくてもそうなんだろうね。
ただ、弓槻くんが見える者であると名乗り、補佐する者が力を持たぬ者の中に隠れたのだとしたら、見える者が3人になっちゃうなんて事態を避けられた状況を生かして、美空くんを襲おうとした時に六花ちゃんを襲っておいた方が場を混乱させられたと思うよ。
美空くんが死んじゃったら弓槻くんが生き残ることは困難になるだろうし、六花ちゃんが居続ける限り、弓槻くんが黄泉還りであることがバレる可能性があるもの。
[目を瞬かせて眠気を払う。
口調は次第におっとりと、語尾も曖昧になってゆく]
……んっと、ね。
やっぱり、弓槻くんは補佐するものの可能性の方が高そうに思える、なあ……。
寺崎くんと、小鳥遊先生だったら、小鳥遊先生の方が黄泉還りらしい、とおもう。
[巻き戻して、再生して。 繰り返し小さな機械を操作する]
……そっか、これ、………今ここに居ない人の声まで、聞けるんだね………。
[汽車にやってきたばかりの頃の音を再生して、ふと独りごちた]
[レコーダーからは、須藤の発言が流れてきている]
最初の投票の前、須藤先生と小鳥遊先生は殆どお互いを評価していないの。
須藤先生から、『小鳥遊先生もご自身なりの提案をされているな』ってあった(>>1:171)くらい。
でもね、2回目の投票の前になると『印象が違いますね』って須藤先生から小鳥遊先生に、疑いが向いている(>>2:114)。
小鳥遊先生が疑われそうなのを見て、彼女を悪く言うことで仲間らしくない演出を行った可能性はあるかもしれない。
襲う先が六花ちゃんじゃなく、美空くんだったことも、ね。
小鳥遊先生が黄泉還りであることを見せ、見える目を破壊してしまうことで、須藤先生の信用を上げる作戦ならばしっくりとくる。
寺崎くんについては、ね。
須藤先生が、寺崎くんの評価を落とすよう仕向けすぎだと思うの。
[テープレコーダーを巻き戻し、細切れに再生していく]
寺崎くんの伏せ投票案が注目を集めている中、小鳥遊先生から『判断に困る』って意見があって(>>1:167)。
重ねるように須藤先生も『放置もしておけない気がする』って言ってるんだ(>>1:171)。
その後、近藤先生(>>1:182)や私(>>1:184)が、別に変ではないんじゃない?って寺崎くんをフォローしたにもかかわらす、須藤先生は『占って欲しい者は寺崎を希望』『違和感というか、リスクへの懸念』って、即座に寺崎くんを押しこむように希望している(>>1:185)。
こういうやり口は、仲間同士にしては変だなって思ったよ。
最初の処刑の前、須藤先生と寺崎くんは、伏せ投票案に関してのやり取りを経て、『ようやく言わんとしている事が分かった気がする』(>>1:230)って結論に着地出来てたの。
六花ちゃん(>>1:193)や弓槻くん(>>1:200)や美空くん(>>1:218)からも伏せ投票案は変ではないって評価を貰っていた。
最初の処刑からも調査先からも、二人とも逃れることが出来た。
[なのに、とレコーダーの再生ボタンを撫で]
……なのに、須藤先生は占い方法案の件で寺崎くんへの疑惑を復活させようと働きかけている(>>2:113)んだ。
ちなみに、先生の処刑希望は寺崎くん(>>2:176)。
いくらなんでも、仲間を激しく切り捨てすぎじゃない?
上手くすれば、二人で生き残る道だって開けそうな流れだったのに。
[眠そうに話をする三枝の考えを聞き、自分の考えもどうにか纏めようとするが、疲労の所為か未だハッキリとした答えが出せずにいる。
やたら物騒な言葉が皆の口から飛び交っているのを聞いて身も凍るような思いになるが、振り払うかのように首を横に振って話し始めた]
んっとね、シンヤくんが黄泉さんだったら補佐さん誰かな?って考えたけど、さっぱりなのね。だからシンヤくんが補佐さんの可能性のがやっぱりあるのかなって思うんだけど…。
[寺崎と小鳥遊を見比べて首を傾げる]
ケンくんについては六花もコハルちゃんと同じ考えなのね。
だから今一番可能性低いって見てるのよ。
でもね、小鳥遊センセーはね、全体通して考えると状況に合わせた動きしてるように見えないのね。
クルミちゃんがお隣に行く時にセンセー、リウちゃんをフォローしてたのに、次には凄く疑ったのね。
で、その時はケンくんはどっちとも噛み合ってないからって外してたのに、今はケンくん疑ってるのね。
センセー、黄泉さんにしてはあまりにも場当たりすぎなのね。
あと、ナオちゃんが守る力持ってるよーって言った時も反応が後回しなのもちょっとらしくないかなって思っちゃったのね。
だから、消去法になっちゃうけど、確実に偽物で黄泉さんの可能性捨てきれないシンヤくんにお隣、行ってほしいって思うのね……。
ずっと別の車両行って戻ってきてないけど…。
[扉の向こうを眺めた。本能的にあの向こうを覗き込んではいけないと思う。
ここに来た時、一緒に車内を回ったあの時の弓槻は優しげに微笑んでくれたことを思いだし、寂しげな表情を浮かべる]
シンヤくん……。
[自分が寺崎に宥められている時、嘲笑う弓槻の声に紛れて「シンヤの大事なナオちゃん」という言葉が聞こえた。
彼は今、何者かの中で泣いているのだろうか]
ふんふん…
弓槻が黄泉還り…だっけ?だったら、補佐の奴?が誰か…
補佐の奴からしたら、弓槻が黄泉還りってのはわかってるわけだよな。
自分が成り済ましてないのに、見えるって嘘ついたんだから。
それでいきゃー、弓槻は黄泉還りではない。って主張する奴が怪しいっちゃ怪しいよな。
けどよー
それってあくまで今の状況から、じゃね?
なぜ嘘ついてたことバラしたのか、とか。
そういうのから考えると、弓槻が黄泉還りの可能性はあるよ。
でも、最初の状況に立ち返ってみるとさ、弓槻が名乗り出たときは、弓槻が黄泉還りでも補佐?でも、その逆の奴からすると、弓槻が本物か偽物かわかんなかったんだよな。
んでも、投票の時に名乗り出たのは、俺と村瀬さんのみで。
仮に、弓槻が本物だったと仮定したら、
黄泉還りは、成り済ましは補佐に任せようと思っても不思議じゃねーけど、
補佐は、弓槻が本物でなおかつ黄泉還りが名乗り出なかったら、弓槻のみが見える奴ってことにしちゃいかねねーよな。
そう考えっとさ、弓槻のみが名乗り出てた段階で、弓槻が黄泉還りだって見抜けてなければ、補佐が名乗り出ないで隠れるって、かなりリスキーなんじゃねーの?
だから俺はやっぱ、弓槻は補佐役?なんだと思うぜ。
[少しして、考えるようにレコーダーを聴き始める。そして長澤が話すのを聞いて振り返った]
あのね、六花もそれ考えて結論出すの早かったなーと思って、もう一回考えてみてたのね。
でね、これ、ナオちゃんが倒れてからのところ
[レコーダーを再生すると
「綺麗に殺してくれる鬼に任せようって思ったんだぁ」
と、弓槻の声が流れてくる]
これ、シンヤくんの考えが補佐さん寄りなのね。
六花、もう一回考え直してみるのね。
須藤の仲間が小鳥遊センセーでも寺崎さんでも、希望とか意見から、どっちも疑いに上がってたと思うんだよ。
だから仲間に見えないよう、切ってるのは当然だと思うぜ。
[小鳥遊をちらっと見る。喉が痛そうな様子に溜息]
ふぅ…
えーと。
2度目って、俺…だよな。
俺狙いが通ってたら、一番得するのが寺崎さんってのがわかんねーんだけど…
俺、寺崎さん見る気なかったし。
むしろ、あの時点で見られる可能性高かったのは、寺崎さんより小鳥遊センセーじゃねーの?
この理屈がちょっとわかんねー。
小鳥遊センセー喉痛そうだから、わかる奴いたら噛み砕いて教えてほしーんだけど。
[考えを巡らせつつ、視線はうろうろ]
…そういやー寺崎さん大人しいな。
[こほ、と一つ咳き込んで]
うんと。
次の投票では弓槻くんを処刑して、彼が黄泉還りである可能性を潰すのでいいと思うよ。
……私は一応、全部の可能性を考えてる。
寺崎くんがずっと大人しいのも気になる所ではあるし、小鳥遊先生からの話も聞いてみたいな。
俺は、小鳥遊センセーか寺崎さん、どっちかから選びてーけど。
弓槻が黄泉還りのほうが可能性高ぇーって思うなら話は別だけど、補佐?のほうが可能性高いと思うなら、それこそ弓槻あとでもいいじゃん
俺は今回黄泉還りを処刑できなかったら死ぬんだろうし?
だから、黄泉還りの可能性高ぇーと思うとこから選ぶよ。
[意識を手放している間に会話が進んでいたようで。自分が思っている事を話そうと、周囲を見渡して]
僕の視点で見える事を話していくよ。
まず、小鳥遊先生について。
黄泉還りだとは考えにくい点がいくつかあるんだ。
さっきも話したけど、成瀬さんへの投票について、須藤先生との繋がりを偽装させられてるように思えた部分。
それと、最初に小鳥遊先生は僕の伏せ投票の件で、「判断に困る」っていう目を向けて来てた。
けど、鷹野さんとセットで疑い出した僕に対する評価を、あっさり切り替えた部分とかが、小鳥遊先生が黄泉還りなら、疑いの付けやすかった箇所を手放したことになっちゃうから、なんだか不自然。
須藤先生の場合は、一貫して僕を疑い続けた後に、周囲の評価を聞いてからの疑い外しっていう方法が、周りに合わせるしかなかったっていう風に取れるんだけど。
小鳥遊先生は理由をつけていたし、視線が外れていく様子は不自然じゃなかったから。
もう一つ、僕をなんかの力があると見立ててたって話のところ。
火の玉に襲われそうだと思ったのが村瀬さんだったって言ったんだ。これって、櫻木さんが話していた事とすれ違う。
あんまし信じられない事だけど…長澤君を守ったっていう話しとね。
この話を聞いた時、黄泉還りっぽくないなと思った。
シンヤが黄泉還りなんじゃないかって気になるのは、小鳥遊先生がそれっぽく見えないっていうのも理由の一つだったりする。
僕らがここに集められた時に、それぞれが力のある人をどうしたいか話し合ったよね。
その時、占い師に出て来て貰いたがってたのは、櫻木さん、須藤先生、シンヤ、椎名。僕も全員出る方がいいって話したけどね。
で、黄泉還りが長澤君の事を狙ってたらしい事から、表に出そうとしてた人の中に黄泉還り側の人がいるんじゃないかと思えて来てて。
補佐っての?それがいたとしたら、椎名だった可能性もあり得そうに思えたんだ。
三枝さんが、椎名への投票が決まった時に、力を持っているかどうか聞いてたけど、そういう風に問われて「ある」と答えて回避したら怪しさが残ってしまうと見て、何も告げなかった、とか?
黄泉還りの代わりの処刑先になるならそういうのもあるかもしれないと思って。
うーん、補佐役がどんなこと考えるか分かんないけど、今残ってる人の中に、黄泉還りに味方する人も居無そうに見えてるし、あるとしたらここかなぁって気はするんだけど。
なので、僕はシンヤを処刑する事を希望するよ。
もし違ってたとしても、その時は僕の目線ははっきりする。
[一気に考えを述べてから、何も話さなくなってしまった弓槻の居る方をぼんやりと眺めている*]
[寺崎の話を聞いて]
寺崎さんの目線では、弓槻を処刑しても、小鳥遊センセーを処刑しても、はっきりするじゃないすか
見える力を持つ者を表に出そうとしてた人の中に黄泉還り側の人がいるんじゃないかってなら、寺崎さん、あんたは当てはまるよな。
それから、補佐役?がバクさんなら、バクさんは弓槻が黄泉還りだって見抜いてたってことか?
仮に弓槻が本物だったら、黄泉還りが名乗り出るかわかんねーのに、黙って処刑されたと?
[床の一角を天体図で埋め尽くしたあたりで自身の名、厳密には自身の体の持ち主の名が話に上がり始めたのに気づく。
ふと顔を上げて皆を見れば立ち上がり]
なになに?俺が黄泉還り?
へぇ、俺は違うけどシンヤは知らなーい。
でもシンヤが鬼なら俺は抗わなきゃいけないのかなぁ?
うーん、ケンくんとモミジちゃんってユーキ先生との関わり方が真逆なんだよねぇ?
こー、何?
すーっげぇ疑われてた人と、疑いたくないって言われた人?
ユーキ先生なら逆に関わり切ってくんじゃないかなーって思うかなぁ。
だってケンくんって最初っからすっごい目立ってたじゃん?
最初っから切ってたんじゃねぇ?って感じー。
でもモミジちゃんの今日の発言ってなんか―。
自信のあらわれ?って感じするよねぇ。
私の完璧な振る舞いに突っ込めるなら突っ込みなさいよ!みたいな?
まー俺皆の話全然聞けてないからわっかんないけどぉ。
てぇかさぁ!
もっと皆の話聞きたいんならさぁ…いらない人殺せば?
例えば…ロッカちゃんとか!
鬼1人見つけたんだしもういらないじゃん?
俺はロッカちゃんは無垢のまま死んでもらいたいなぁ。ね?
[皆の方に歩み寄れば村瀬の前で立ち止まり彼女の顔を覗き込み、にんまりと笑って見せる。
しかしすぐにその場を離れれば今度は長澤の前に立ち]
それか、役立たずのヨシくんとかぁ?
折角身の潔白証明してあげたのに鬼のこと全然見つけられないんだもぉん。
ほんとはヨシくんも偽者なんじゃねぇの?
なんてねっ!
くひひ…お前は、誰も救う事なんて出来ないんだよ。
[彼の耳元に口を寄せ小さく呟く。
そしてまたもやすぐに彼から離れ、再び皆から距離を取る。]
あー、ごめぇん。
今日のじゃないね、さっきだ。
ちょっとうとうとしてたから日にち変わったとおもっちった
[コツンと自身の頭を叩いて舌を出して見せ]
[何度もレコーダーを繰り返し聞くが、そのうちため息をついて首を横に振った。そしてもう一度分かることから始めようとまとめ始める]
小鳥遊センセーは1回目はお隣がナオちゃん、見るのがケンくん。
2回目がお隣がクルミちゃん、見るのがケンくん。
3回目がお隣がリウちゃん、見るのが須藤センセー。
ケンくんが1回目はお隣が小鳥遊センセー、見るのがバクくん。
2回目がお隣が小鳥遊センセー、見るのがクルミちゃん。
3回目がお隣がリウちゃん、見るのが須藤センセー。
須藤センセーが1回目がお隣がバクくん、見るのがケンくん。
2回目がお隣がケンくん。見るのが小鳥遊センセー。
3回目がお隣がリウちゃん、見るのが小鳥遊センセー。
シンヤくんが1回目がお隣がバクくん、見たいのが近藤センセー。
2回目からなし。
[スケッチブックに記入して大きく息を吐く]
ケンくんも小鳥遊センセーも2回目までは須藤センセーそこまで疑ってないのね。
コハルちゃんの話してた状況を考えるとケンくんは可能性低くて、でも小鳥遊センセーも一人残ってしまう黄泉さんにしては今の状況って迂闊すぎなのね。
あと、センセーは振り出しに戻ってケンくん疑ってるのに対してケンくんは戻らないでシンヤくんに目を向けてるのね。対照的なのね。
視点が違うからか、でも元々のスタンスが違うっていうようにも見えるのね。
[何度か唸り]
やっぱり、六花はまだどっちのお話も聞きたいのね。
シンヤくんが補佐の可能性は高そうなんだけど、何がどう噛み合うのか分からない以上は可能性、捨てきれないのね。
補佐さん、もし黄泉さんと連絡取れないならあんなことしちゃったら黄泉さんにメッ!されるのね。六花だったらいいよーって言われなきゃ怖くて出来ないのね。
[悩んでいても仕方ないので思っていることを吐き出した]
[弓槻が唐突に話すのを聞き、顔を覗き込まれてビクリと立ち竦む。
そこに以前の弓槻の面影が見つけきれず、恐ろしさに弓槻が離れた瞬間シートに座り込んだ]
[問いかけてくる長澤の方を向いて]
どっちでもはっきりするのはそうだけど、黄泉還りだと思う方を選びたいよな。
レコーダーで遡って考えてみて、小鳥遊先生がそれとは思えない理由は話したよ。
[続いて「あんたは当てはまるよな」という声に]
その部分で疑われても構わないよ。だけど自分の考えは述べてるつもり。
正直なところ、シンヤが黄泉還りだった場合に、補佐ってのがどこにいてどう動いたのかは想像するしかない。
僕が、シンヤは黄泉還りなんじゃないかって予想してるのは、小鳥遊先生の動きがそれっぽく無い事からの結論だから。
まったくだ…
ほんと、そうだよな
俺、役立たず……。
[紛うことなき本心だった]
処刑は、村瀬さんと三枝さんとリウがそれでいいなら俺はいいよ。
俺は……クルミに会いたい……
[力なくシートに身を預けると目を閉じた**]
[弓槻の方は見ないようにして、レコーダーに触る]
やっぱり須藤センセーはケンくんに執拗なのね。
それに対してケンくんも毎回説明入れてて、やっぱり噛み合ってないのね。
…あのね、ケンくん。念のため聞いておくのね。
さっきの投票の前に六花がいきなり皆から疑ってないって言われてどう思ったか聞いた時の返答、
「疑って無いよって手のひら変えて言われて、だからこっちを信用してと言われてるような。
特にそれを感じたのが、さっきも話した通り、須藤先生だね」
って言ってたけど、それでもリウちゃんにしたのはなんで?
[予想外の長澤の反応に心底がっかりした様な表情でシートに座り込んだ彼を見下し]
…はっ、つまんね。
来たばっかの勢いどぉしたの?
俺が見た結果が正しいから俺の結果が絶対だーとか言ってたじゃぁん。
大切な奴守って死ぬぐらい言ってみろよ。
[チラリと成瀬の方を見やるも継いだ言葉に]
ははっ、あははははははは!
いいねぇ!俺ヨシくんのそーゆーとこだぁいすき!
リゥちゃんなんてどぉでもいいんだぁ?ははは、かぁわいそー。くふふふ。
[ひとしきり笑えば、ぐるんと村瀬に向き直り]
で?今回は俺が死ねばいいの?
ふはは、運が良ければ鬼にあたるかもねぇ?
そしたら皆血塗れだけどこっから帰れるね!わぁーい!
[村瀬からの質問に、その時の事を思い出しながら話していく]
成瀬さんは、先生二人のどっちかから、黄泉還りの繋がりを切られてるように感じたからだね。
僕はその段階になるまであまり須藤先生は疑ってなかった。けどいきなり印象を上げてきたところに、ん?と思ったんだ。
小鳥遊先生に対する僕の見方は、疑ってる部分の多さと理解し切れない部分があったから候補にあげたりしてた。でも、会話してみてその印象は変わりそうに思えてきた。
先生二人はどちらかが黄泉還りかなと思ったんだけど、判断はつきにくかったから、僕の中で印象の下がった須藤先生を見てもらいたいって希望してたよ。
[弓槻の方向は見ていないが、自分に問いかけられていることは分かる。
ずっと気を張っていたのがプツリと切れたように、泣き出した]
死ぬ…て、わかんない。
六花わかんない。
なんで六花にこんな力くれたの…?
わかんない。でもシンヤくん、もうシンヤくんじゃないのね……。
だから……だから……。
[決定を促そうとして言葉に詰まるが、皆に伝わっただろうか]
[列車の窓の外はただ闇に塗りつぶされていた。
常通り腹の底が冷え、身体が重怠くなっていくのを感じながら休んでいたものの、村瀬の涙声を聞き、手すりにつかまりながら立ち上がる。
弓槻と村瀬の間を遮るように立ち]
私は弓槻くんに投票したよ。
[背後に届くよう声を張った]
…じゃあね。
ばいばい、みんな。
[村瀬の様子に先程までとはまるで違う穏やかな笑みを見せる。
そして皆に背を向け隣へと向かった。**]
[気づいたら、寝ていたようだ。
疑いをかけられるのはこの状況以上に彼女には辛かった]
ごめん。
たくさん寝ちゃって・・・。
[小鳥遊も疑われていた時の自分と同じ気持ちなのかと思ったら少し申し訳なくなった]
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