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[訝る顔にくすくすと笑う。
まるで楽しくて仕方がないと言う様に]
女はいくつもの顔を持つ生き物よ。
それになぞが多いほど良い女だって、良く言うでしょ。
[茶目っ気たっぷりにウィンクを一つ贈る。
問いかけへの答えには、少しだけつまらなそうに、髪を弄りながら]
……情報屋でも判らないのね。
困ったわ。あまりよそ者に大きな顔されるのは、好きじゃないのに。
[よそ者に暴れられて大事な客をすりつぶされては大変と、肩を竦めた]
知るカ。良い女に興味はネェナ。
[女の嘲笑が鼻に付き、素っ気無い言葉を返す。
ウィンクを向けられ顰めた眉は、帽子の下に隠れるか。
『情報屋でも』の言い方に内心イラつきもあったが、ほぼ休業中のわが身を思えば、それも拙く隠して。]
じゃあネーさんも、アッチのネーさんみたく、余所者を捻って行ってみるカイ?
[ゆるく視線を向ける地上、サーディの通った後には幾つもの動かぬモノが残される。]
冗談。
肉体労働は苦手なの。
[眼下に死屍累々の山を築くサーディの姿をちらと見た後、ひらひらと手を振って見せる。
血なまぐさい事とは無縁というように、その指先は白く柔らかなもの]
そういうのは、そう言うのが得意な人にお任せするわ。
……………………。
[自分より背の低いものが、近づいてくる。
遠慮ない様子で此方の様子を探っているようだ。]
お前、が、
[膝を付き、逆に相手を見上げるような姿勢で]
――――――――――――…完成品?
ふぅン……?
苦手なくせニ、気配を消すノは上手いノナ?
[女らしさばかりの指先を眺め、先ほどの彼女の登場を思い出して問う。]
ジャ、そう言うネーさんは、一体何ガ得意なんダイ?
―祭壇近い双子ビル・中階層の梁上―
[マティウスの感知から逃れ得ぬだろう熱源は、
今は祭壇見下ろせる双子ビルの中階層に在る。
かつては看板が設えられていただろう
梁上へと、傷癒えぬ軽業師が屈み居た。
ひとり口を開けば、鎖の片方千切れた銜は垂れ]
…さすが、
商売人は どちらさまも物見高いらしいか
[騒ぎ起こる地上でなく、周辺のビルを見上げ
屋上の縁へ見え隠れする見物人等を眺める態。]
ふふふ。
上手にできていたなら、良かったわ。
[にこり、と。
紅を引いた唇が弧を描く]
娼婦が得意なものって言ったら、一つしかないでしょう?
[胸元を強調するように両腕を寄せる。
他に何があるの?と問う様に]
完成品?なにそれ、僕知らない。
僕はベルンハード。完成品かどうかは知らないけど、お兄さんは誰?
お兄さんからする匂い、あまり好きじゃないんだけど…。
[じーっと見て、胸の血糊をペロッと舐める。]
うーん、思い出せないな。
[立膝へ片頬杖をついて見渡すと、
見知る姿も幾つか見受けられる。
先刻の立ち回りで気怠い身の休養も兼ね、
そちらへは向かわずに肩を竦め静観する*]
俺は…… 実験体
0331号 マティ、ウス。
[ふつり、と沸き起こるものがあった。何であるのか、分からないものが。―――感情が。]
何故、こんな所に居る。
お前等はっ―――…
[音にして、それが激昂めいている事に初めて気付き、語気が自然にやわらいだ。]
楽園に居るのだと、聞かされた。
[そこに負の感情は含まれていないようだ。]
[身を隠しつつ儀式を眺めていたが、ふとビルの狭間から流れる煤煙を見付け、顔を顰める]
この煙――さっきの軽業男のものかしら。
やだやだ、環境破壊だわ。
[その煙が溶けるまでもなく空は赤黒い。
一定の高さで拡散する煤煙を逆に辿れば、梁上に予想通りの姿があった]
「儀式」を見てる――訳じゃないわね。
[今はショウの成り行きを見るが先決で、こちらから手を出す気はない。
それでも左手は弓に回し、いつでも抜けるようにしていた]
そうね。
坊やが私の客になってくれるなら、教えてあげても良いわよ。
[相手も自分もその気がない事は判っていて、はぐらかすように笑う。
ちりちりと肌に突き刺さるような気配を感じ、ちらりと見降ろした先。此方を伺うような視線に、はぁいと手を振って見せながら]
私はもう少し此処にいるわ。
仕事があるの。ここで。
[荷物をまとめる情報屋へと、お別れの挨拶代わりに手をひらり]
実験体…、実験体。ああ、「きょうだいしまい」か。はじめまして、おにいさん、かな?
[皮肉めいた笑みを浮かべる。]
ああ、お兄さんのいう楽園にいたよ、あの日まで。そう…、にいさまが僕の事を…
[にいさまが僕をなじる、僕の長い手、体毛一つない身体、赤い目を見て。あの日、僕の事を…しっぱいさ…]
うるさいうるさいうるさい!
お兄さん、ぼくと一緒に楽園を探さない?僕、迷子になっちゃったんだ。
[不敵な笑みを浮かべる。]
お腹も空いたし…
―祭壇付近―
[ドロテアの姿を捉えつつも、彼女の周りは今までに比べれば厳重に囲まれているようで
彼らを屠るのは容易いものの、それこそ悪目立ちし過ぎてターゲット始末後の帰り道が危うい]
……注意、引くしかないネェ…。
[ボソリと呟き、向かうのは宗教の開祖を模した下卑た像の足元。
そこに着くと、爆薬を適当に仕込んで再びドロテア付近へ。
像の崩壊が、殺しの合図]
……坊や、ネェ?
[冗談には肩を竦めるだけ。
手を振る先に見える姿を、横目に確認しながら、この女も気配を探る事は出来ていると、先からのやり取りも含め内心警戒すべき人間に格上げて。]
こんなボロビルの上で仕事タァ、お気の毒ニ。
[別れの挨拶は同じように翻す、こちらは合皮の指ぬきグローブをはめた手。
視線を上げれば、白い羽ばたきが見えて。
それはまるで、もしかしたら正しくも、祭壇での儀式を待つ天の使いのようでもあった。
赤黒い曇天に映える、白。
ここからならば、声を張り上げれば届く程度の距離か、けれどそんな事をする理由も無く。
一つの荷物を抱え、半分瓦礫に埋まる階段を降りていく。]
[祭壇では祈祷師が長ったらしい祈りを奉げているところか。
それに続く信者の声は腐った街中に響く程大きく
信仰心の欠片も無い女が知らぬ間に、
このくだらない宗教は広がっていたようだ]
少しくらい遊んでみるのもイイネ。
[ニヤリと嗤う。
祈祷師の祈りが終わると同時に、爆破しようと。
そして混乱に乗じて、生贄を狩る算段か]
――――……、うん。
[風が、男の前髪の下に隠された徴の一部を露にして、去っていった後、―――男は申し出に頷いた。]
こんな所が良いんですって。
物好きな人もいるものよね。
[大袈裟に肩を竦めて、背を向けた相手の姿が――否、気配が階段を下りるまで、蛇のように冷たい目で見送った。
空を舞う白。
ひらりと舞い降りる羽根を掴むと、片手でそれをぐしゃりと潰して]
……嫌だわ。
馬鹿な人間だけじゃなく、蠅まであの子の命をタカリに来てる。
[呟く声に滲むは、不穏の色。
ぐしゃりとへしゃげた羽根を汚らわしそうに捨てて。
今まさに儀式が始まらんとする祭壇の方へと、蛇はその眸を定めた]
[一陣の風が吹く。お兄さんの額に徴が見える。自分の髪の毛もふわりと浮くが、徴があるか、本人は知らない。]
決まりだね、あちらからいい匂いがするんだ。まずは、お腹をいっぱいにしたいんだけど…。
[祭壇のある方向を指差す。お兄さんの目が見えない事は知らない。なかなか動かなければ、手をとって促すだろう。]
[祈祷士が訳の分からぬ奇声を発した瞬間]
――・・・パーティーの始まり、ネ。
[ボソリと呟き、釦を力強く押す。
凄まじい破裂音と同時に、脚が爆破されたため崩れ落ちる像]
[宴の幕開けを知らせる音に混乱する群衆をよそに
女は小太刀を鞘から抜き、一直線に向かっていく]
良いよ。
喰べる?狩る?
[布で両眼が隠されているのだから、最初からベルンハードの顔は見えない。匂いと熱と音と気配と、感覚の総てで知覚するだけ。
ふらっと立ち上がるが、直ぐに両眼の事は察せられるだろう。促されながら、ベルンハードに続く。]
[爆破の音に、素早く視線をそちらに戻す。
開祖を模したらしい趣味の悪い像が崩れ落ち]
わー、派手にやるわねぇ!
[地上が混乱しているのをいいことに手を打ち鳴らす。
その混乱の中、一直線に生贄に向かう姿を見れば、殊更興奮した表情で]
さあさ、早くやっちゃって!
[今にも飛び出しそうに片足を屋上の縁へ掛ける]
うーん、両方だよ。
折角なら、どっちがたくさん食べられるか勝負しない?
ん、お兄さん目が見えない?大丈夫なの。
足引っ張らないでね。
[そう言うと外套を引きずって歩き出した。**]
[ドロテアまであと数メートル。
辺りは崩れ落ちる像に潰されまいと逃げ惑い、
粉塵と泥が舞い視界が乱れただろう。
身体が潰れる音、飛び散る血液
とてもじゃないが儀式どころでは無い様子]
[生贄を囲む邪魔者が此方に気付く。
声をあげる前に、一人は額に苦内を突き刺され
もう一人は頭が首に向かって別れを告げた]
……おうオゥ、こリャまた、ド派手な演出デ。
[爆発音が聞こえるのは、ビルから出る頃合か。
ざわめく群集の端、弾かれない程度の隙間に入り、悲鳴向く方へと視界を絞る視線を向ける。
暴動だ、だの、神がお怒りに、だの、どうでもいい叫びが使徒たちの合間に、波のように伝染していくのを眺め。]
巻き込まれナイ程度に見物したら帰るカ。
[布袋を肩に背負い、一つ息を吐く。]
[眼前の少女が此方をじっと見つめている。
女は身に纏った白装束で返り血を拭いながら
ゆっくりと近付いていった]
…アンタ、もう生贄なること、無いヨ。
[小太刀を一振りして血を落とす。
女の言葉を聞いたドロテアの眼からは涙が。
崇める神の贄になれぬことへの哀しみか
それとも助けられると勘違いして、目の前の
殺し屋がメシアにでも思えたのか。
鈍感な女は窺い知ることも出来ないし、
それを知りたいとも思わない。
憐みこそすれど、下手な良心が湧くわけもなく
あくまでドロテアは、標的でしかないのだから]
ああ、
[口元には、初めてベルンハードの匂いを嗅いだ時と同じ笑みが、小さく浮かんでいた。]
うん。大丈夫。
[舌先が、犬歯をなぞる。]
アナタ、ワタシの飯の種になるヨ。
阿呆なカルトの生贄より、よぽど建設的ネ。
[ニコリと微笑み、そう言葉を続ける。
ドロテアの表情の変化を見るまでもなく
小太刀を持ち直すと、華奢な首筋を一閃]
――…一瞬だたシ、痛くなかたネ?
ワタシ優しいから
可愛い娘さん苦しませる、好き違うヨ?
[鼻唄混じりにそう呟く。
女を捕えようと武装した白装束が向かってくるも
衣を朱に染めて崩れ落ちていくのみ]
[ドロテアを一閃する銀の煌めき。
崩れ落ちる少女の姿は、まるでスローモーションのようにゆっくりと見えた。
自分が依頼した事とはいえ、妹のように可愛がっていた少女が旅立った事に、僅かなれど胸に過る痛み]
……苦しまずに逝けたわよね。
[呟く声は、風にかき消されて誰にも届かないまま。
女は長い睫毛を震わせて、喪った命へと黙祷を]
[転がった少女に近付くと、髪を引っ掴み
常連の娼婦への悪趣味な土産と袋に詰める]
――…あぁ、アンタが親玉カ?
[怯えて腰を抜かす、一際派手な衣を着た汚らしい豚。
汚物を眺める眼でそれを見下すと、刀を振り脅かしてみる]
…アンタも哀れネ。散々持ち上げられてたのに
この状況じゃ誰もアンタ守ろうしないヨ。
[ケラケラと笑いながらそう詰り。
地位か名誉か、それとも金が欲しいかと
下卑た豚が必死に命乞いをすれば、更に嗤う]
…あぁ、イイこと思いついたネ。
これしてあげたら、アンタいつでも祈る集中出来るヨ!
[そう囁くと同時に、刃先が男の眼を真横に割る。
言葉にならない鳴き声を上げる豚を嗤いながら
女は夜闇の中に消えていった**]
……っふ、あはははははっ!
[ドロテアの首から噴き出す鮮血を合図に、ビルの屋上を蹴り飛び出した。
まずは斜めに上空へ。
祭壇の真上に差し掛かれば、翼を掲げ空気を切るように垂直に舞い降りる。
両足を揃え、音も無く祭壇上へ降り立つ頃には、笑いも消え神妙な顔]
おお、哀れな……。
その儚き命を神に捧げる間もなく散らしてしまうとは。
[ドロテアの傍に跪く素振りだが、血溜まりが足元まで広がるのを見ればさり気なく後退してかわす]
貴女の尊き犠牲も神のお導き。
決して無駄にはならぬでしょう……。
[言っている間にも、下手人が少女を袋詰めにする。
無論、それを咎める気はなく]
――あら、そちらのお方も尊き犠牲となられるので?
[混乱の中、教祖らしい男が詰め寄られている。
「天使」たる自分と教祖の男と、果たしてより視線を集めているのはどちらだろうか]
[祭壇の近くにいくと、そこは血塗れの床、爆発した跡、まるで戦争か虐殺の舞台だった…、いや進行中である。]
わー、すごいね。食べ物、飲み物いっぱいあるよ。
[迷い子になってお腹も空いた。そばに居る、マティアスの事を忘れて、のそのそと祭壇近くに歩いて行く。
途中にいた恐怖で動けない人をじーっと見つめ、合掌する。]
いた…だき…ます。
[人間に覆いかぶさり、外套から出した肉切り包丁を急所にぶすり。身体中にかかった鮮血を気にせず、身体をバラバラにしていく。]
アーメン!ハレルヤ!南無阿弥陀仏〜!
キリストでもブッダにでも、好きなだけ祈るとイイヨ!
弱者は偶像崇めてりゃイイネ!
[首袋をぷらぷらと愉しそうに振って
逃げまどう白装束に、野次馬や物好きにむけて
そう言葉を吐くのだった**]
[バラバラにした身体を、一つ掴んでは咀嚼する。バリバリという音はあたり一面に響くだろう。]
んあ、鳥?あの時の鳥?
[祭壇には鳥がいて、人がいる。人は目を切られて血を流している。女の人が、何かを袋詰めにして、どこかへきえた。]
鳥、鳥、おいしいの?
[もう一つパーツを拾って、食べながら様子を見ている。]
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