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ナオはりちゃさんかな。
俺のこと構ってくれるのは大抵りちゃさん。
ナオは本当に怪談風味の語り口なんだよね。
合わせようかと思ったけど、そんな文才ありませんでした。勿体なかったかなあ。
[教室。耕一は英語の問題集を机の上に出して、頬を机に押し付けながら目で文章を追い続けている。だが捗らない]
――本気でいねえんだな。
[ぽつり呟いた。
何時もの如く、窓の外を俯瞰。昨日まであった、取り留めの無い喧騒が弱い気がする。
少なくとも日常の風景から一人分が切り取られている。
熱心に部活に励んでいた少女。同じ教室で幾度も見たその顔と声]
あ。クルミ教室にまだいるじゃないですか。
あーあー。ちゃんと読めてなかった。
どうしよう。ばぶうー!!
よし時間軸をずらそう。
というか誰がどの教室にいるかわっかんね!(めそり)
[余りに酷い脳の回転に痺れを切らして、問題集を鞄に詰め込む。
別に少女が一人消える理由など別に幾らでも想像できた。
その上、今夜もバイトがあった]
親御さんは心配してんぞ。絶対。
[それだけを毒づいて、教室を出た。
階段付近まで辿りついた後、気配にふっと振り返る。
逆側から赤毛の少女が最前まで自分のいた教室に入っていく。
ソフ部の女子だ。失踪した少女と幾らか親しかった気がする]
――親だけじゃねえ、けど。
うむ。超強引な応急処置。
傍目「なんで無理やりすれ違ってんの!?」レベル。
違うんだ。本当は誰かに絡みたかったんだ。
「熱血でも陽気でもない無気力無愛想不器用男。
しかし雨の日には子犬とか拾っているの」キャラで。
性格ややこしいわお前!(笑)
とりあえずコミット。俺のせいで遅滞だけは避けよう。
この後、どうしようかな。
誰かと絡みたいが既に眠いの。もう超眠いの。
「良いんだよ。ただの人だからこんな傍観者キャラでも」
みたいな感じで寂しさを誤魔化すべきかな。
狭い引き出しから最善手を抽出してみよう。
[now lording − − − →]
[わしゃわしゃと自分の頭を掻いて、踵を返す。
急ぎ足で教室に戻って、窓辺の少女に声をかけた。]
……何を一人でぶつぶつ言ってんの。
[それは全く人のことは言えません]
[挨拶してから突如叫ぶのにややうろたえつつも]
え、うん。お前だけど。
……アンは、見ねえな。噂通り。
なのに、やっぱ誰もよく知らないんだな。
[心配か?とただ無愛想に聞く]
だよな。
[眉根を寄せて答えるクルミにぽつり返す]
所詮噂だけどな。誰が言い出したかもわかんねーよ。
それよりも、お前らの方がちゃんと知ってるだろ。
なんか、いなくなっちまうような理由あったのか?
あいつ。
[ひたすらに首を振って返答とする少女に、困ったように笑った。他にどんな顔をすれば良いかよく判らない]
別に詰問してるんじゃねえよ。悪かったな。
ただ、なんとなく気になっただけだ。あいつも。お前も。
心当たりがねえなら、俺もこのまま気にしておくよ。
お前は安心して赤子のように寝ろよ。
[じっと見つめられて、逸らしもせず見つめ返す]
悪かったな。本気で何も知らねーよ。
無事かどうかも知らねえ。すげえだろ。
ただ心当たりがねえなら探しておいてやる。
と思った。
……謝ることじゃないだろ。
ただお前が、なんだ。上手く言えねえ。
[適した言葉を思い浮かべることができず、口ごもった]
とりあえず別に何があっても誰も責める気はねえよ。
……いや、泣かしてるぽかったから。
[先輩が誤解するとあれだろ。と弁解した]
[覗き込んだタカハルにも、よー。と挨拶]
部活でもないぞ。俺は帰宅部だしな。
愁嘆場でもない。なんつうか。なんだ?
……トークだよ。
[自分でも自信なさげに]
[スカーフを握り締めるクルミの仕草に自己嫌悪。
もう二度と慣れないことは言わねー。と心で誓う]
そうか?
なんかふうふう言ってそうだったからな。
そうだよ。俺がふうふう言わせたんだけどよ。衝撃だよ。
先輩、心の中で「う、うわ。別れ話の真っ最中だよ」みたいに思ったかもしんねえだろ。
変な噂立たないように俺も頑張って気回したんだよ。
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