情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[夢の中、自分を呼ぶ少女の声が聞こえた気がした。ゆっくりと覚醒していく。夢の内容は忘れてしまった。酷く美しかったような、それとも怖かったような、そんな夢]
あれ?私……あぁ、そうか。
[昨夜はナオ達に雑炊を持っていって、そのままそこで寝てしまっていたのだった]
どうしたのロッカちゃ……。
[問いかけつつ少女の視線の先を追って息をのむ。舞い散っている白いものは、雪ではなく……]
桜!?
[気付くとナオが部屋を飛び出して行った。それなのに。病み上がりの少女に声をかけるのを忘れて、窓の外の光景をただ、見ている]
あら?あんなトコに人がいる。
[目を凝らすと薬屋を名乗った男性のようだった。悄然とした姿が気になったのか、それとも単に、目の前の光景が間違いなく現実だと確かめたかっただけなのか]
ちょっと、見てくるわね。
[そう言うと、外へ出る準備をしに居間へ*戻っていった*]
[ロッカの手を引いて、フユキの出て行った後を追うように管理棟の外へ出る。やはり、桜が舞っていた。入り口の前に立ちすくむ]
すごい。信じられないわねぇ。
[怖いような美しい光景だった。少し先にフユキの姿が見える。そして、そのもう少し先からライデンがこっちへ歩いてくるのが見えた]
[ライデンは何かを抱えている。それが何かに気付いた一瞬、凍りつき。そして、急いで傍らの少女を、その視界を遮るように抱きしめた]
な、中に、入ろう。ごめんね。
[見えてしまっただろうか]
[フユキの「眠っている?」という言葉に、勘違いだったのだろうかと、もう一度顔だけそちらに向けてみる。しかし。やはりそれは……]
……。
[と。こちらを振り返ったフユキと目が合ったけれども、何も言葉にならなかった]
[ロッカの縋るような視線に、逃げるように奥へ来てしまった。確かに隠しておけるような事ではないのだ。だけれど]
……。
[一番怖いのは自分ではないのだろうか。何て情けないのだろう。そう思いながら部屋を*片付けている*]
[奥の部屋にアンを横たえると、ノギは居間へと戻っていった。その姿を見送ったあと、改めて、アンの姿をまじまじと見る。その腕には]
ひとつめの、たましい?
……アンちゃん。
[文字の刻まれた腕が痛々しい。ようやく涙がこぼれてきた]
こんな恐ろしいこと、一体誰が……。
[口にした途端、誰かがこれをしたのだ。と思い至る。もしかして、まだ近くにいるのだろうか?村のどこかに?それとももっと身近に?]
そんな、そんなことっ。
[首を振って考えを追い払う。でも。では、人でないのなら……。その先を考えるのはもっと恐ろしかった]
>フユキさん
例えばどうやって?ですか?
……みんな、バラバラにならないで、一緒にいるとか?一人になるのは危ないですからね。
[もしくは。お互いがお互いを見張れるのだ。……とも思い、暗い気持ちになった]
[ホズミに手を貸すと、昨日、ナオが休んだ部屋へ連れて行く]
今夜はホズミさんが、看病される側になっちゃったわねぇ。
[冗談めかそうとするが、空虚に響くだけだった]
……ゆっくり、休んで下さいね。
[静かに、扉を閉めた]
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了