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黒歴史?
[黒歴史てのは、正直意味不明だったけど、何かに納得したような顔と、だから探したくないと思った、という言葉は、なんとなく予想の範囲内だ]
もしかすると、ここに迷い込んだ人間は、みんな同じようなものなのかもって、思ったんだ。
[いつの間にか、言葉が外向けから、また素に戻っちまってるな......まあいいか]
で、あんた、今も同じかい?
[やっぱり、探したくないのか?と、聞いてみた。答えは無くてもかまやしないんだけどな。]
あはは、そりゃそーだ。
[知りたいなら、見なきゃダメだ。あったりまえの答えに俺は笑う]
しっかし、相手は海の底かあ、潜ってみるか?
[見つけようと、そう思った、けど、さて、どうするか、と波打ち際にしゃがみ込んだ。
綺麗な海だよな...水も澄んで、色とりどりの、朝顔が水底で揺れ......朝顔?]
さすがに非常識だなあ...
[ゆらゆらと海藻のように揺れる朝顔に、思わず呆れた声が出た*]
/*
おう、大変だなイマリちゃん、無理すんなー?
一応、海底に朝顔置いてみた。まだ鬼さん二人揃ってないからどうすべー?というのもあるんで、ここらでちょっと様子みてもいいかもなー。
/*
花火大会なんだよ明日w
なので、まあ、こいつの締めは間に合わない可能性もあるんで、居なかったらさくさく進めてください(丸投げた
そうだな、なーんかここが現実じゃねえって、改めて判った気いするわ。
[今まで、そこんとこあんまり疑問に思わなかったのが不思議だけど、それは多分...]
え?
[ふいに、ゆらと水の中の朝顔が一斉に揺れた]
なん...え??
[突然しゅるしゅると、水の中から伸びてきた朝顔の蔓に、俺は腕を絡めとられて]
お......わあっ!?
[気付けば、海の中に、引き込まれていた]
そらのあお うみのあお
[歌が聞こえる。
不思議に、溺れるような苦しさはない。
ただあおの中、朝顔が揺れて...]
(泣いてるのか?)
[ぽう、とあかるい光が顔を照らした。懐の中に隠した手紙が、金色に光っている**]
[揺れるあおと朝顔の向こうで、うずくまるように泣いている娘がいる。]
『探さないで』
(どこにいるの)
『見つけないで』
(もういちどあいたい)
『だって、見つけられたら』
(あえたらきっと)
『また離れなければいけないから』
(ずっと いっしょに...)
[うん、わかるよ、俺にも判る。
でもきっと、そこにうずくまっていたら、だめなんだ]
[懐に入れた手の中に、固い感触がころりと落ちた。俺はそれを引っ張り出して、やっぱりな、と笑う]
(金の、螺子かあ...)
[螺子の放つ光に気付いたのか、うずくまっていた娘の顔がすこし上がったように見えた]
そらのあお うみのあお
[ふたつのあおが混ざり合えば、いつか海も空もひとつに......なる?**]
/*
俺が見てるのは絵の中の娘さんの「想い」とか、そんな感じだけどね。
これも見えるものは同じじゃなくていいとは思う。
とりあえず、きっかけは投げたつもりなんで、後はよろしく(お前
/*
はっはっは、まあ螺子が出現したから、あとは鍵が揃えばいいやろという思考。
娘さんと俺の扱いはどうやってもいいよ。
海から上げるなり、海そのものをどうにかするなり(
たぶん、合わせて落とす時間くらいは夜になんとかあるはずっ!**
/*
あ、絵のモデルの娘さんは現時点で過去の人(すでにお亡くなり)なので、さらっと昇天させちゃってもいいです。
うちの彼女とは別人なのでそこだけ、おきをつけください(割と蛇足な説明を遺して去るる**)
[海の藍に染まった鍵が空に浮かび、陽の光のような金色の光を放つ螺子が辺り照らして、やがて時は動き出す。]
会いに行こう。
[俺は、繋がった、そらとうみの底で、いつのまにか、立ち上がっていた娘に手を差し伸べた。
会いに行こう、君の会いたい人に、俺の、会いたい人に。]
きっと、それが、俺たちの最適解ってやつだろ?
[青い朝顔柄の浴衣を着た娘は、ふわり微笑んで光に溶けた。差し伸べた手には、深い青の朝顔の花一輪]
だいじょーぶ、生きてるぜー
[無事を問う夏神に、そう応えて、俺は朝顔を手に砂浜へと歩いて戻る。いつのまにか砂浜には人影が増えていた]
あんたらも、見つけたかい?最適解てやつ。
[答えはどうだったか、どちらにしても、俺の心は決まってた]
俺はそろそろ帰るよ。やんなきゃならないことが出来たしな。
ああ、もし、気が向いたら、ネットで「化粧師夏生」って検索してみてよ。そのうちブログに近況報告するからさ。
[じゃあな、と手にした朝顔を、挨拶代わりに振って…]
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