[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
若いから。……
そういう理由だという可能性も、なくはないでしょうね。
無事である事を祈りましょう。
出来るなら、これ以上被害を出さないように。
[マシロに柔らかい声色で返す。全く普段通りではなかっただろうが、出来る限りそうなるように。ダンケには、ほんの微かに笑ってみせて]
ええ、知っていますよ。
村で人が死に、その犯人捜しが始まるという話は、たくさんあります。
有名なものでは、人に化ける人狼という怪物の話がありますね。遠い何処かに伝わる話で。人狼は架空の存在でしょうけれど……状況は、良く似ています。
そういう時は、大抵、怪しくない人間程容疑者であるものですけれど……
この状況では、誰が怪しいとも言い難いですからね。
……そういえば、この村にも、そういった話が残っていました。確か……
[まっすぐにこちらを見上げる視線]
……ありがとうございます、と言うべきなのかな。
[思わず目を逸らしながら呟いた]
わかった。一緒に行きます。
[手首の少し上に、真新しい傷痕があった。
改めて見れば、爪痕とも見えるそれをちらと見遣りながら、若葉に頷いた]
[そこで一旦言葉を止め、三和土の方を見やった]
ホズミさん。お帰りなさい。
……どうかしましたか?
[呟きはよく聞き取れなかったが、その様子に首を傾げた。また同じような言葉が聞こえたならば、困惑したように眉を下げただろう]
じゃあ、どういたしまして かな?
[目を逸らす清治を見上げればほにゃりといつもの笑みを向けて、握る手の上にうっすらと見える赤を視界に入れつつ]
ねぇ、清治くん。
私が死ぬ時がきたら
…ダンちゃん悲しんでくれるかな。
…それとも、喜ぶのかな。
[日影をなるべく通るようにしながら村長の家へと歩みを進める。地面に並ぶ影は短い。]
私はどんな形であれ、人が死ぬ事は
悲しくて ここが締め付けられるんだ。
[座り込んで顔を覆って]
…わたし、もうだめだと思ってた。
だから腐る前に探し出して食べなきゃって。早くしなきゃって。
ずっと、そんなことばかり考えてた。
…そっか、そうだよね。無事かもしれない…。
[顔をあげて、ンガムラとダンケの目を見て微笑んだ]
栂村さん…ダンケさんも、ありがとう。
[ンガムラの話を真剣に聞いていたが、ホズミが帰ってきて話が途切れると]
じゃ、また続きを聞かせてくださいね。
…私、ちょっと探しに行ってみます。
[集会所を出て行った**]
[若葉の問いに、瞬いて彼女を見る]
……別れは、辛いよ。誰だって。
生まれ変わりを信じていたって、何年先の誰なのかなんてわからないんだから。
[若葉の半歩後ろで、前髪に顔を隠すようにして俯いた]
僕も、母さんが死んだ時は、……悲しかった。
あとはダンケさんとお話できたらいいな!
とりあえずアホで単純なのでマシロはホズミさん投票ってことにしよう。
いつ更新なんだろ…。
…、ん。
家族が…いなくなる時は、ひと際だよね。
私も、母さんいないから…
[じゃり、と熱い地面に転がる小石を踏み、熱を持つ地面の上を足を運びながら]
ダンちゃんは知らないんだ。
ううん、私しか知らないんだ。
双葉のパパが、ダンちゃんだって…
…… 変だね、清治くんにこんな話してもどうしようもないのに。
[白い白衣は太陽の光を反射して背の清治を照らすよう]
ただ、ずっと 誰かに 知ってほしかったんだとは思うんだ。
…あ
[やがて村長の家が見えれば足早になりつつも顔だけ斜め後ろ上へと向けて]
でもさ、清治くん。
清治くんのお母さんの生まれ変わりが
この村にいるって考えてみたら嬉しい事だよー。
そうは …思えない?
[前髪で隠れた顔を小さな背ならば覗けるかなと視線を向けた。**]
そっか。若葉さんのお母さんは――
[儀式の生贄として、祭壇で死んでいった彼女の事を思い出す。
と、双葉の父親の話に目を円くして]
え、ダンケさんが?
……そっか。そうだったんだね。
[口元だけに笑みを浮かべる]
家族、か……。
村の外では、「お父さん」も、家で一緒に暮らすんだってね。
[白衣の照り返しに目を細めながら、若葉の背中を見て、問い掛ける]
若葉さんは……ダンケさんの子供を生めて、良かった?
髪結い ホズミは、ここまで読んだ。[栞]
[清治の母親が死亡したのは、十数年前の事。
転倒時の打ち所が悪かったため死亡、というのが、当時の医者による診断であった**]
いえ。
[マシロには小さく首を傾けて微笑み返し]
ええ、勿論。行ってらっしゃい。
気を付けて下さいね。
[集会所を出ていく姿を見送った]
ホズミさん。
無実なら……そんな事を言ってはいけません。
[ホズミが呟いた内容を繰り返して聞かせていたなら、そう言っただろう]
今は……犯人を捜さないと。
[内容を知れていなかったとしても、それだけは口にして。いつの間にかすっかり冷めた茶を飲み干すと、ゆっくりと立ち上がり]
少し、外に出てきます。
また後程お会いしましょう。
[そのように言い残すと、男も集会所を後にした。何かを考えるようにしながら、道を歩いていく。時々すれ違う村人は、複雑そうな視線を男に向けてきた。言を憚っているのだろう、話しかけられる事はなく]
確か、あの話の終焉は……
[断続的に独りごちながら。あてつけているかのようによく晴れた空の下を、*進む*]
うん。
二年前の儀式の時に…
[あれから2年。双葉もすっかり大きく成長したのだと思い起こす。
背を向けたままだと清治の笑むのは気配と口調でしか解らないままだが]
村の外だと、ちゃんとお父さんが解る人が多いのかな。
…一緒に暮らすなんて、考えたこともなかったよ。
[長い白衣の裾がぱさぱさと揺れる。
容疑者として集められた6人に村の周囲の人の目は痛く感じられた。]
―――― うん。すごく、良かったよ。
また出来れば嬉しいくらい。
[問いの返事は背が語るを見ても嬉しそうで
自然と下腹部近くに手をあてる。]
きっと、ダンちゃんの子は村にまだいるんだろうけどその内の1人が私から生まれたなんて、 …幸せだよ。
……せーじ くん?
[彼が立ち止まれば距離が開いて
顔だけではなく身体も彼へ向ける。]
清治くんは、この村が 嫌…
――――― え?
[殺された。
その言葉に、驚きが全身を襲い足を止めた。]
はわわっ。
あ、ああっ!せーじくんっ!!
[足を動かすきっかけは彼の眦に見えたもののおかげて、遠くへ行かないよう手を伸ばしながら掛ける。]
せーじくんっ!!!
ま、まままっ、待って。
…まtt
―村外れ―
はあ、はあ……。
[闇雲に走り続ける。
足は無意識に人気の多い方向を避けて、気が付けば村の外れにまで到達していた。
周囲には村と外との境界を示すように、疎らに木が生えていた]
…………。
逃げちゃった、なあ。
[足を止めると、幾分か冷静になって状況を振り返る事が出来た。
犯人と確定した訳ではないが、十分に怪しまれる要素にはなっただろう]
……なんで、
[広げた両手をじっと眺め、呟く。
しかし理由は明白で、自嘲気味に笑う事しか出来なかった]
ははは、……あーあ、馬鹿だなあ。
[騒々しい蝉の大合唱に、か細い呟きは飲み込まれていった]
私はやっていませんと言っても信じてもらえないのと同じように、
私がやったんですと村長さんに言っても、信じてくれない気がする。
[手にしていた鞄をたたきの隅に置き、代わりにダンケが持ってきた木桶を手にした。
向かうのは集会場のすぐ近く、死者を料理する為の斎場]
――斎場――
[容疑者は、遠巻きにされる。
まな板の上に湯剥きしたトマトを置いて、包丁の背で叩き割った。
同じくまな板に鎮座する、かつてアンであった肉片に赤い汁が飛ぶ]
誰のことを食べたい?
[洞窟でセイジに向けた質問が思い出され、口の中で呟いた。
トマト、にんじん、玉ねぎ、そして肉。
すべてを鍋に入れて、ひたひたと水を注ぐ]
髪結い ホズミは、ここまで読んだ。[栞]
え?うーん。まあ、確かにあんまり信用されないかもねぇ。
この状況で犯人が自白する理由が無いし。
[ほずみの言葉に考え込みながら、斎場へ向かうほずみを見送る。暫くはそのまま集会場に残っていたが、手持ち無沙汰になり]
あの、畑に戻ってもいいですか?世話が終わったら戻って着ますから。
[村長に許可を得て、一度畑へと戻る。]
[
じゃりっ。]
[土を掴む音がした。
周囲の村人はまるで態度を変えて助ける手すら伸ばしてはくれなかった。]
っ…
確かめなきゃ。
清治くんのお母さんのこと。
[突っ伏したまま小さく小さく呟いた。**」]
[狭い村だからだろう、どこかで炊かれる鍋の匂いが漂って来た。
一番色濃い匂いは、肉。
刻まれた娘の肉体は、鍋の中で単なる食材に変わってゆくのだろう]
肉……肉……全部、ただの肉。
[呟いて、ふらりとまた、何処かに向かって歩き出す]
[擦りむいた膝の治療のふりをして診療所へ戻る。母から受け継いだカルテを開いて清治の母の名を探す。]
…ない。
母さんが死体を確認したわけじゃないんだ。
でも殺されたって ――― 本当に?
ンガムラさんなら知ってるかな…?
―畑付近―
[定まらない足取りで歩いている所に、声を掛けられる]
あ、……ダンケさん。
集会所の方は解散になったんですか?
[つい普段よりまじまじと見てしまったのは、若葉の話を聞いていたせいだろうか]
いやー、解散になったわけじゃないみたいだけど、なんか。皆出て行っちゃったから、僕も畑を見に来たんだ。
なんだか、大変なことになっちゃったねぇ。
[言葉とは裏腹にいつも通りののんびりとした口調で。]
…?僕の顔に何か着いてる?
[清治の視線に首を傾げる]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ