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[無理なのはわかるから、という彼の言葉を聞き]
――、
[暫し、考え込むが、ゆっくり立ち上がり]
うん、それじゃあ…
何処かで、パフェ……食べましょうか
[云えば、にこりと笑う]
…????
[モヤモヤが一度、こちらに向かって
さらにゆらゆらとして]
な、なんだぁ……
[一体その正体はなんだろうとじいいと目を凝らす。
ごく荒いモザイクが歪んで立体的につながっているような
それが、少しだけ細かく見えた気がした]
…?にー、ちゃ…?
[ミナツに触るなと言った後、モヤモヤはそこから後ずさる
それがなんとなく…目の前で消えた人物を思わせて。
しかし、やはりよくわからずに困ったように声を上げた]
あぁ、行こうか。
[少女の笑みに、笑い返して立ち上がる。]
…何処の店のが良いかな?
[その様子だけなら、まるでデートのようで。
けれどもそれは、最初で最期。]
そこに、なんかいるんだ…
ねーちゃんには、見えないのか?
[ほんの少し、形が見えたモヤモヤを指差して
ミナツの顔を見た。
しかしその表情からはやはり見えていないのかと
はうう、と肩を落としてしょげた]
おう、デンゴ。にーちゃんだぞー?
………っつっても伝わらねえよなぁ。
どうしよっかなぁ。
[しばし考えた後]
………麻雀以外、俺には特徴ねぇや。
[諦めたように項垂れた]
[何かと対峙しているらしい少年の様子に訳が分からないまま。少年が見つめている方をじっと見る。
見てもやはり何も見えなくて。
その時、デンゴが発した言葉に]
え…?
ジュンタ…?
…………。
ごめん…。
私には見えないみたい…。
[ふるふると首を振り、それがジュンタであるなら自分も会いたいと目を凝らしてみるも何も見えなくて。
肩を落としてしょげる少年の肩にぽんぽんと触れ慰める。]
[立ち上がる彼に、変わらず笑みを向けたまま]
……ズイハラさん、何処かオススメのお店…
[ありますか?…と、問おうとして]
――。
[彼を凝視。一転、訝しげな視線。]
美夏ちゃん………俺、ここにいるから。
ずっとずっと、ちゃんと見てるから。
[これは、アンから投げられた言葉。あぁ、あいつはこの世界にいるんだ。触れられず、見られず………そんな世界に。]
………悔しい……のかな、やっぱ………
[手をまっすぐ伸ばして、美夏の頬に触れてみる]
[ぽんぽんとミナツが触れる肩に温もりが広がって
落とした肩をそのままに顔を上げる]
そ…か。
見えねーのか…
オレにも、ぼんやりとしか見えてねーんだけ、ど
[ミナツの顔を見てモヤモヤヘ目を移す。
せめて、もっとはっきりと見えたなら。
もどかしくて、もどかしくて]
[不思議そうにしている彼を見つめる。
訝しげな視線はやがて値踏みする様な其れになり]
……知らなそう、ですね
[ぼそりと失礼な事を呟く]
…駅前に、私のオススメのお店があるんです。
よかったらそこに、いきませんか?
[にこ、と問い掛けるも、思考の端。
其処に人が居ない可能性を奥底へと押しやり。]
[こちらへ視線を移したデンゴがしょんぼりするのを見て、頭を撫で]
うん。見えないんだ。
私も見えれば2人でデンゴ君が見えてる物がなんなのか一緒に悩めたのにね。
ぼんやりとかー。
デンゴ君のお母さんが心配して見に来たのかな?
それともジュンタがまだ近くにいてくれるのかな?
[にこり微笑んでもどかしそうにしている少年の気を紛らわそうと]
ほら。また雪が空に戻っていくよ。
[外を指さし、彼が消えてから1日が過ぎたんだ…。そう思いながら窓の外へと視線を送る。]
[ふいに声を上げたデンゴを見れば何かを目で追っていて、目線が自分の顔でとまる。
首を傾げれば、頬に何かが触れた気がする。
自分の気のせいなのかなんなのか。
頬に手を当て不思議そうな顔をして]
見えないけど…何かが触れた気がした…。
[ぽつり呟いた。]
そうかも、な…
[母親が側にいるのか、それとも消えたジュンタが…
ミナツにうん、と頷いて、言われるままに外を見た。
降り積もる雪。
また、同じ今日の始まり。
でも、昨日とは違う今日。
時は同じ時間を繰り返すも、そこから先は別の時間]
…かーちゃんじゃ、ない。
[きっと、あれは。
心の中では答えは出ていたが、どう言っていいかわからずに
うん、と頷いた]
ごめんな、サヨナラは言わないつもりだけど。
それでも、無事に帰れる保証、ないし。
だから…………
[きっと見えていない美夏の頬にそっと口付けて。実際は、触れてすらいないんだけど。気持ちだけは届くかなと思うから。]
………今だけは………サヨナラ………
きっとあいつも、こんな気持ちだったんだと思うから。
大好き……だよ?
[届かない言葉を呟いて、すっと彼女から離れた]
…ぁ。
[指摘に、たはは…と情けない笑み]
流石に、女の子が喜ぶようなおしゃれなカフェとかはあまり…
[くしゃくしゃと髪をかきながら。]
うん、君の好きな店でいいよ。
[ぽつり呟くミナツの言葉に
鼻の下を人差し指でこすりながら。
うん、と小さく頷くも…]
…!?!?
[ふわりとまたミナツにさらに近づいたモヤモヤに
パッチリ目を丸くした。
何度か瞬きをして、何となく何かを想像して]
オレ、イマリんとこ、行ってみる。
おっさんも、調子悪そうだったし。
[ミナツを見て言うと、外に出ようと玄関へ体を向けた]
[隣にいるデンゴがぽつり呟く言葉が耳に入るもただ聞くだけで、頷くのを見てなんとなくデンゴが思っている事がわかったような気がして]
デンゴ君のお母さんにもジュンタにも早く帰ってきてもらわないとね。
[デンゴの母は元の世界に戻ればきっとそこにいるのだろう。でも、この世界で消えてしまったジュンタは元の世界でまた会うことができるのだろうか。]
そこまではアンちゃん、教えてくれなかったなぁ…。
[ぽつり呟き、ぎゅっと手に力を込める。]
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