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―― 長老のテント ――
ハイハイごめんなさいねえ。寒いから其処、空けて頂戴。
[テントに入るや否や火の近くへと進み、
薄い隙間に無理やり入り込もうとする。
通り過ぎた後には、キンと冷えた外気の匂いと、
草食動物の臭いと、どこか甘い香り。]
あら、ドロテアも。他も結構集まっているじゃない?
[辺りを見渡し挨拶代わりの会釈と声掛け。
会話が飛び交う最中には、孫娘に状況を手短に聞き、
内容を整理する。]
狼が現れるまで、トナカイの様子はどうだった?
先生。
[獣医たるウルスラに尋ねるのは、彼女が日頃診る
トナカイたちの、かの闇夜の様子。首を傾げて――]
この地があまり長くないあたしでも、
トナカイたちの図抜けた臆病さは知っている。
人懐こいのは、
荷曳用に去勢された雄トナカイだけだ。
世話をしてくれる人間にだって、気を許さない。
[餌の干し苔を食べさせようと、常より一歩だけ
余計に近づいたときの――瞬時に血走った眼。
垣間見たトナカイの本能を、思い起こして言う。]
囲まれるまでトナカイたちが
騒ぎ出さなかったのも、普通じゃないな…
あの数は――異常だね。
今までだってあんなの見たことないよ。
周りがあんな毛皮に囲まれているなんて前代未聞さね。
よくもあれだけの数が集まったもんだよ。
[トゥーリッキとその相棒に視線をやる。
ウルスラからしてみれば害を与える狼を敵視する理由はあれど
害を与えることもない誰かの相棒を
嫌う理由も遠ざける理由もなかった]
[遠く聞こえる遠吠えはこの辺りを囲むだけ。]
……何とも嫌な気分だ。
[吐き捨てた其れは独り言。]
集めたからには話があるんだろう――
供犠の理由まで話してくれるかはわからんが
[長老に向けた声は今は返答を期待せず、先ほどのドロテアの様子にかはたまた他のことにか、思考は刹那逸れ言葉は止まるけれど]
……話を聞いてから、だ、な。
[想いは多く語らず、炎を見つめる冷めた瞳を今はただ伏せると、暫くはそのまま待つ*つもりで*]
[現れる人々にあわせて地味に動いていれば、いつのまにやらテントの中ほど、隅のほうへと移動している。]
増えたのぅ……
[長老のテントにはそれなりの広さが確保されているとはいえ、これほどの人が一時に集まれば流石に狭くもなってくる。
じゃらり、と飾りがなる杖を邪魔にならぬよう抱えなおしながら、蛇使いと獣医の会話に静かに耳を傾けた。]
/*
ログ考え中…
低速なのは作業もあるんですが、
脳内がエコ運転中だからです。
こういう無駄なことには働くんですがね。
ヘドフォンが頭に合わなくて天辺痛いです、センセー。
そうさねえ、相変わらずってところかね。
病気のもいたから、余計に大人しかったもんさ。
だからこそ、狼が来るなんてことは
思ってもみなかったんだけどね。
そこらへんがまた、不気味なもんだ。
[あの日狼の気配に気づいたトナカイはいない。
それなのに、突然取り囲まれていた異常性。
それを思い、眉間に少しだけ皺が寄った]
[小洒落た帽子に触れていたラウリの指先をちらと
思い返すように見ていると、そこへ新たにヘイノが
体を割り入れてくる。むっとした面持ちで見上げて、
動かずにいるが体格差で押し負け渋々場をずれる。]
…いちばん暖かそうに着込んでおいて、
何がハイハイごめんなさいだ、きさま。
獣臭いは構わんが、
その甘い臭いはきらいだといつも言っているだろ。
[遠慮無く文句を垂れて、大蛇を首へかけ直した。]
……
[止まぬ遠吠えと、集められた者たちの会話。キィキィ――…纏う香りにヘイノの現れるたのを知れば彼の言葉に、ずっと入り口付近から動かずにいた事に気づき端へ寄る。
群れて村を囲むも襲って来ない狼、騒がない臆病なはずのトナカイ、集められた理由―――…ビャルネの言葉に改めて人の多さを確認するように、順に人の顔を見ていく]
[とんだとばっちりを受けた蛇遣いの文句に、
悪びれた様子も無く]
だって寒いんだもん。着込まなきゃやってらんないわ。
年がら年中変温動物ぶら下げてる人には解んないでしょうけれどもね。
それに甘ったるい匂いの文句は、ミカちゃんに言ってよね。
[怠慢な動きをする蛇の頭を見遣り、
同意を求めるように首を傾げる。]
んじゃあ、センセーも今回はお手上げって感じ?
[獣医と蛇遣いの会話を聞きかじり、相槌に似た問いを。]
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