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[お茶の香りと温かさは、こんな状況だが気を鎮めてくれるもの。
とにかく、冷静にならんと、と。
軽い調子崩さぬ外見とは裏腹、内面は色々と忙しない]
そこらは、直接当たってみるしかないかもねぇ……。
話してくれるかはともかくとして。
[カウコ>>19に頷きつつ、またお茶を一口。
外に出てこない辺り、ヤバいタイプじゃなかろうか、なんて思いつつ視線を向けた先。
こて、と首傾ぐからくりの鳥>>18に、おお、と思わず声が上がった]
そこらは門外漢だからなんとも言えんけど。
……これ、手作りだったらその人何気にとんでもなくない?
[実際の所はどうなのか、さっぱりわからないが。
いったい何者なんだ、という疑問はきっちり募った。*]
[周りの疑問など気にした様子もなく。
からくりの鳥はききき、と小さくきし音を立てながら翼を広げる。
それを前後するように、食事らしきものの乗った盆を持ったメイドが鳥の傍へやって来る。
それに気づいた鳥はくぅー、と小さな声を発した後、メイドに先んじるようにかたかたぱたぱたと飛び立った。
続けて歩き出そうとするメイドにどこへ行くのか問えば、鳥の主に食事を届けに行くとの答えが返される。*]
だよなあ。
[アルマウェル>>20に軽く返しながら、お茶を飲み。
からくりの鳥に対する感想には深々と頷いた]
わかる。とんでもない技術だわこれ。
まー、声をかけてみないことにはなんとも言えないか。
[とか言っている間にメイド>>21がやってきて。
その手にある食事の乗ったお盆と。
動き出したからくりの鳥に再度、驚いたように瞬いた]
うわ、なにあれ……
食事をとるってことはマジでからくりの持ち主、いるんだ……
[姿の見えない四人目がどんな人なのかとか、興味はつきないが。
今は追いかける気力はなくて、メイドと鳥を見送った*]
[返る同意>>22にだよなぁ、と呟いて]
こんだけのもん作れるのに……いや、だからここに引きこもってる、ってのもありそうだなー、こりゃ。
[それにしてもなんでここに、という疑問は尽きないのだが。
鳥>>21とメイドを見送った後、カップに残ったお茶を飲み干して]
……取りあえず、ここで唸ってても仕方なさそうだし。
俺はもうちょっと、この中歩いてみるわ。
[鳥の主の元に行くかはともかく、他にも何か情報はないものか、と。
何より、確かめたいのは外に出れるか否か、というその一点。*]
ああ、確かにねー。
[猶予はある、というイェンニ>>23に返すのは同意の頷き]
そうそう、騒がしい世間から身を隠す……とかにも良さそうだし。
ん、じゃあ行ってまいりますよっと。
まあ……無理せずに。
[この状況で言う言葉としてはどうかとも思うが。
手を振るカウコ>>25にこう返し、イェンニには軽く一礼して、大広間を出て行った。*]
[大広間を出て、最初に向かったのは玄関。
エントランスには、今は人の気配はない]
……さーてとー。
[小さく呟き、扉に手をかけるが重たいそれはびくともしない]
あー……やっぱり。
出す気はない、か。
[予想通りの結果ではあったが、そこは外れていてほしかった。
切実に]
この調子だと窓も……かね、やっぱ。
[小さく呟きながら、まだ足を向けていない方へ向けて歩き出す。*]
[一階を歩けるだけ歩いて、見つけたのは地下への階段。
取りあえず、何かないかと思って降りた先の空気はひやりと冷たい]
さーて、何がでますかねー。
[背筋に感じる、ぞくりとしたものを振り払うように明るめの声を上げながら歩き出す。
まっすぐ伸びた廊下の壁には向かい合わせの扉がひとつずつ]
こっちは貯蔵庫……か。
んじゃ、反対側は……っと。
[片方は難なく開き、中には食糧などがしまわれていたが。
反対側のもう片方はがっちりと施錠されてびくともしなかった]
……単なる物置……なら、ここまでする必要もないよなぁ。
[とはいえ、それなら何か、というのは今は予想もできず。
取りあえずそこは置いておいて、目の前に続く廊下を進む。
進んだ先には緩い下りの階段があった]
ここから、更に下?
一体、何が……。
[あるんだ、という呟きは、周囲の石壁に吸い込まれて消える。
足音すら呑まれそうな静寂の中、石造りの階段を降り切った先には]
…………墓?
[奥が見えないくらいに広い空間。
そこに、いくつもの墓石が整然と並んでいた。*]
…………いやあ…………これ……って。
[これは何といえばいいのか。
さすがに予想外過ぎて、言葉が出なかった]
……こんだけ死んでる、って話だとしたら、それこそどんだけ、って感じなんだけど。
[ないわー、ないわー、と口では軽く吐いているものの。
内心にあるのは、本気でヤバイ、という戦慄]
……『ゲーム』、ねぇ。
命をチップにするゲームとか、マジで勘弁って感じなんだが……。
[そうは行かない、というのは。
先に刻まれたものが、淡々と主張していて]
……上、上がるか。
[今はここにいても已む無し、と思うから。
一先ず、上の階へ戻るべく踵を返した。**]
これだけの厚意を受けられるのですから。
多少の理不尽なら求められても仕方なしと思っていましたが。
[>>32普段からそういうことにも慣れているので、サラリと返しつつ。
同じく窓の外に視線を向けて、お茶で憂鬱を飲み下した]
それは災難でしたね。
住人がいると知れてもこれでは。
どうにか出来ると良いのですが。
[出来れば誰も犠牲なく、とは甘いと思っても浮かぶもの。
幾度目か傾けたカップはもう空だった]
……私も少し身体を動かしてきてみますね。
[お代わりが必要かと現れるメイドに首を振り、カウコに丁寧なお辞儀をして大広間を後にしようとした**]
― 二階・廊下 ―
[屋敷の中はまだまだ見ていないところばかり。
一回の庭園と二階であてがわれた客室と、さっきまでいた大広間ぐらいしかしらず。
三階にあるという展望室や地下にも足を運びたいところだが、まずは、と。
いったん二階に戻り、数ある客室の扉を眺める]
――自分の部屋、はわかるとしても。
ほかの人たちがどの部屋か、とかはわからんなー。
[客室の数は意外に多かった。
少なくとも10部屋以上あるように見える。
数が多くて見間違えているだけだと思いたいが、どうやら間違いではなさそうだ]
一階も広かったから、まあわからなくもないけど。
いや、多すぎだわ。
[これは、あのからくりの持ち主を探すの無理じゃないかとちょっと投げやりになり。
ため息をついたところで、メイドが一人、部屋からでてくるのが見えた]
お、すんません。
その部屋って、からくりの鳥の人がいる部屋?
[近寄って問いかければ、そうだと答えは返ってくる。
仲介してもらえないかとの問いにはメイドは答えないまま立ち去って]
しゃーない、自分で声をかけるか。
[メイドが出てきた扉を幾度かノックし]
すんませーん、ちょっと話したいんですけどー。
宴のこととかいろいろと知ってることありますかー。
[名前もなにも知らない相手に、扉越しに声をかける。
長逗留しているらしい相手からの返事があるか、ある程度は待つつもりで**]
[しばらく待ってみたが人の声での返事はなかった。
からくりの鳥がメッセージを伝えにきたのならそれを確認し。
それすらないのなら、空振りかと肩をすくめて、扉から離れ]
上と地下、と、どっちにするか。
[さて、と悩みながら会談へと向かう]
[外からの呼びかけの後。>>40
部屋の中から響いてきたのは、何かが崩れるような音。
それからしばしの静寂を経て細くほそく扉が開き、かたかたぱたぱたと音を立ててからくりの鳥が姿を見せた。
嘴にはひどくよれた紙が一枚]
『うたげはこわい』
『あかく、あかく、すべて、そまる』
[記されていたのはそんな言葉。
慌てて書いたのか、文字は酷く乱れている。
からくりの鳥からその書付を受け取る時、耳を澄ませたなら、僅かに開いた扉の向こうから響く、震える声も拾えるか]
「こわい、こわい」
「はじまってしまった……はじまってしまった」
「ああ」
「あのこ」
「ころしてあげなきゃ……!」
[震える声は、まだ若い男のそれのようにも聞こえるが、掠れてよく聞き取れず。
直後に、僅かに開いていた隙間もぱたん、と閉ざされて]
くぅ。
[残ったからくりの鳥がただ、首を傾ぐのみ。**]
[一階に戻って来た所でさてどうするか、と思いつつ。
歩き出してほどなく、大広間で別れたカウコの姿>>42に気づくと、よ、と言いつつ手を挙げた]
……いやあ、地下は中々とんでもなかったわー。
[そんな前置きから、自分の見てきたものを伝えて。
ため息と共に落ちた言葉にああ、と頷いた]
……まあ、正直身動きの取りようもないし。
頭冷やすためにも休んだ方がいいかもなぁ……。
[それはそれで不安もあるけれど、色々と煮えているのも確かだからこう言って]
で、そちらはなんか収穫あった?
[それから、気を取り直してこんな問いを投げかけた。**]
[アルマウェル>>45に、だよなー、と頷き]
まあ、ちょっとでも休んでおかないと。
地下にそんなやばいのあるなら、何があるわからないし。
疲弊して逃げられないってのも困るからなあ。
[客室にカギがあるのかは確認してなかったが、
屋敷の人間が開催してる宴だったとしたら元から意味がないものだし、とも思う。
アルマウェルの問いかけに、二階であったことを思いかえし>>46]
あー、からくりの鳥の持ち主に声をかけてみたけど。
ろくな情報は手に入らなかった。
これ、ぐらい、かな。
[聞こえた言葉をつげるかどうかは迷いながら。
よれよれの紙をポケットからだして、アルマウェルへと見せた*]
何か知れると良いですね。
[>>37もう一人を確認しようというカウコに頭を下げて、まだ見ぬ一階部分から確かめてゆく。
藪を突付いて蛇を出すのは避けたいのだが、何も知らぬままでも危険である。
玄関が閉ざされているのは予想通り。鍵の一つや二つでどうにかなるものでもなく、重厚な扉を破壊するのもまた容易ではなさそうだ。
室内庭園を一通り巡り、使用人区画を確認して、大浴場の中を見て回る。
窓も嵌め込みであるかのように動かず、飾り細工で破壊も容易でない作りであることを確認し。
通気口らしき場所も人が通れるような大きさのものは見当たらず]
徹底してる。
[疲れた顔で廊下に戻ると話し声が聞こえ。>>47
それまでの動き方のまま、足音を潜めながら近づいていった]
ほんと、それな。
……疲れはとっといた方がいいわ、うん。
[何があるかわからない、と言うのは同意するしかない所で。
あらゆる意味で、体調は整えておくべきと思えていた]
あの鳥の持ち主に……ほうほう……と。
[こちらからの問いかけ>>47に見せられたのはよれよれの紙一枚]
……とりあえず、宴が何か、ってのはわかってる……ってとこかね。
[抽象的な物言いが示唆するもの。
何となく察しが付くそれに、僅かに眉が寄った。*]
[足音を潜められていた事と、意識が紙に向いていたのもあって近づく気配>>48にはすぐには気づけず]
……ん?
他にもなんか、あった?
[意識は歯切れ悪い言葉>>49の続きを促す事に向けられる。*]
まあ、何かが起きるなら起きるで、
それに備えてやすんでおくかなーと、思わなくもない。
[あれこれ考えすぎたせいか、頭が痛いと顔をしかめながらアルマウェル>>50にこたえ。
近寄ってきたイェンニ>>51にようやく気付いて視線を向ける]
部屋の中で何かいってたっぽいけど、外には出てこなかったから、
どんな顔なのかもわからないしな。
[イェンニに答えるのと、アルマウェル>>52からの問いかけはほぼ同時で。
がりがりと頭をかいてから、一つため息をこぼした]
聞き間違いだと思いたいけど。
部屋の中から、「ころしてあげなきゃ」って聞こえた気がした。
[かろうじて聞き取れた部分だけを告げた*]
[聞こえた声>>51にそちらへ視線を向け。
イェンニの姿を認めると、や、と小さく言って軽く手を挙げ]
……滞在し続ける理由、ねぇ。
[彼女の落とした言葉に首を傾いだ所に、カウコから聞き間違いだと思いたい、との前置きと共に中々物騒な言葉が伝えられ。>>53]
…………なんだそりゃ。
[瞬きと共に零したのは、どこか惚けた声。*]
……ここまで不穏材料が揃うと、いっそ清々しいわ……。
[はーっ、と大きく息を吐きつつぼやきを落とし]
……ああ……確かに。
こうなると、ちょっとした砦かも知れんね、ここ。
[イェンニの言葉>>57も否定する気になれず。
同意を示しつつ、がじ、と頭を掻いた。*]
あー、うん。
今は休んだ方がいいわ、うん。
……ん、また明日に。
[休んでくる、というカウコ>>59に頷き、その背を見送り。
それから、やれやれ、と息を吐いた]
……俺も、休むかぁ……っと、その前に、雨の具合、見てくるか。
[窓も開かない現状、雨の具合を確かめられるのは三階のみ。
そこで見られる異様な光景>>#7の事は、今は知る由もなく。*]
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