情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
とにかく十分に注意してくれ。
はい。気をつけます。
わからないけど、わかりました……。
[去っていくアーヴァインを見送る。
扉の前でうつむいて酷く難しそうな顔をした]
なにを?
とりあえずは戸締りを気をつけよう。
[本をキッチンのテーブルに運んでから集会場へ出かけようとする]
そういえば、ニーナは魔女を知っているっけ?
[>>2 大きな物音にびくっとして振り返る]
せんせぇ……。
まじょまじょより先に、いうことがあると思うんです。
「痛い」とか「助けてくれ」とか。
魔女より先に、気をつけてください。
[ヴィンセントが大丈夫そうだと判断し、ため息をひとつ]
先ほどアーヴァインさんが……。
[本を片付けながら、彼から聞いた説明を繰り返す]
そう、災いが降り懸りませんように――…
だって。あははっ! なんてばかばかしい。
こーんなちっぽけなツマンナイ村、
滅びたって構わないのに。
――ねぇ、君だってそう思わない?
……ハーヴェイ?
[薄暗い部屋で男の白い指は、
手にしたばかりのペーパーナイフを弄んでいる。
細工された梟には、真新しい鮮血がうっすらと塗られていた。]
そうかい、リックもお利口にしていたかい。
それじゃあ、ふたりにとびきりの話をしてあげないといけないねえ。
[目を細めたのはどれほど前か。
少女の手を引いて自宅の戸を開けたのだった]
[>>4 ヴィンセントを不思議そうな顔で見る]
森のおくに小屋があって、大釜でヒキガエルを煮るんですよね?
悪い子はさらわれて一緒に煮られちゃうよって……
[言葉の途中で顔を赤くする]
……言われました。こどものころ。母さんに。
[最後の一冊を手渡し、切り替えるようににこりと笑う]
行ってらっしゃい。
患者さんが来たら集会場に案内しておきますね。
――魔女狩り、ですか?
[訪ねてきたアーヴァインの言葉を、オウム返しに口にして]
あなたのことだから、まるきし根拠のないことは言わないだろうけれども……所詮噂にすぎない、のではないでしょうかね。
[真意を探るよう、少しだけ瞳を覗かせた]
そう言えばアーヴァインは何に気をつけろって言ってたっけ?
[赤い舌で、ぺろりとナイフに付着した血を舐める。
瞬時に鉄の味が口内に広がった。]
あぁ、「魔女狩り」に気をつけろって言ってたね?
[窓辺から遠のく、自警団長の後姿を見送る。]
ねぇ、物知りなハーヴェイは知ってる?
魔女狩りってなんなのか。
ん〜と… とりあえず、手近なところでいいか。
[帰り道、ふと目に着いた家にふらっと寄ってみる。
ドアを軽くノックして中へと声をかけた。]
ラッセル〜。いるんでしょ〜?
ちょっと話があるんだけど。
[無邪気に響く声が尋ねる問いに、
名を呼ばれ続ける男の柔い声は、もう既に過去のもの。
代わりに上がるのは、抵抗する術すら無くした、
地を呻くような声のみ。]
そっか。ハーヴェイも知らないのなら、
想像するしかないよね?
[少年は肩を竦めて首を傾げる。]
でもホント、魔女狩りってどんな事をするんだろう?
ちっとも想像つかないや。
あ、でも案外こういう事とかするのかな?
[言うか早いか、紙切刃とは異なる鋭い刃が、
宙を切る音が部屋に響いた。
同時に床に散らばる血液と、名を呼ばれ続けるだけの呻き声が、
無邪気に笑う少年の声と相俟って。
部屋の中を赤黒く*染めていった*]
出かけてるのかな?
何か声が聞こえたような気もしたけど… 気のせいよね。
[うすら寒い気配がした気がしておそるおそるその場を離れました。]
[少しずつ、部屋に血腥い匂いが立ち込める頃。
シャーロットの声が階下から聞こえた。]
折角僕とハーヴェイだけの、
二人だけの楽しい時間を過ごしていたのにね。
邪魔がはいっちゃったみたい。
じゃぁ、ちょっと行ってくるけど、
寂しいからって泣いたりしないで、ね?
[濡れたタオルで自身の肌を拭くと、
くすくすと小さな笑みを零しながら。
何事も無かったかのように階下へ。]
――やぁ、シャーロットから尋ねてくるって珍しいね?
話って…何か*あったの?*
[数歩離れたところで声が聞こえ振り返る]
あ、あれ? ラッセル、やっぱり居たんだ。
いないかと思っちゃった。
用事ってほどじゃないんだけどアーヴァインさんの話って聞いた?
魔女狩りがどうのってやつ。
調べが終わるまではなるべく1人で外に出たりするなって。
一応それだけ伝えておこうと思ったの。
何かしてたの? ごめんね邪魔しちゃって。
いえ、噂であればと望んでいるわけでは……全く、かないませんね、あなたには。
[アーヴァインの返答に、困ったように頭を掻く]
新なる魔女狩りかあるいは――
あなたも気をつけた方がいい。気をつけるに越したことはないのだから。
[自警団長の肩を叩いて、仕事熱心な男を見送った]
魔女狩り、ですか。
そんなものを持ち出して……土産の本の中だけで十分なのに。
[やれやれと息を吐くと、ジェーンに重々戸締まりを気をつけるように言いつける]
出かけてきます。
大丈夫ですよ、少し様子を見てくるだけ――子供たちを頼みます。
[気軽な調子で手を振って、家を*後にした*]
そうです。殺されちゃうんです。怖いですよね。
こちらでも、いうんですね。
はい。お帰りをおまちしております。
お気をつけて……あぜ道とかこいしとか、おさけに。
[>>17 ヴィンセントの白衣を受け取り、しわを伸ばしつつ小さく付け加えた]
ほんとうに、どう気をつけるんでしょう。
[ヴィンセントが出かけた後、白衣やら包帯やらシーツやらをかき集め*洗濯を始める*]
酒場
それにしても…どうして今更魔女狩りの話なんて…
[まだ仕事があると出ていったアーヴァインを見送りつつ、そんな事をぽつりと呟く]
確かに昔、魔女狩りがあったとは聞いていたけれど…
それは私の曾々お祖母さんの時には昔話になってたんだし…。
今更魔女狩りなんて…ねぇ…。
クインジーさんは、魔女狩りについて何か知ってるの?
[目の前で食事をするクインジーに聞いてみた]
[アーヴァインと父の話す姿を部屋の中から見守る。言葉の端々から不穏な空気を感じ取ったのか、母の服の裾をぎゅっと握った]
…ママ、魔女って魔法使い?
魔法使いは良い人たちなんだよね。
[豊かな紫の髪を、見上げる瞳は不安に揺れる]
パパ、お出かけするの?
待って。ウェンも一緒に行く。
[駆け寄ろうとすると、母にそっと引き止められた。
見送る間もなく、扉は閉じられる]
どーして?大切な御用…?
ちゃんとパパ帰ってくる?
だって、帰ってきたばかりなのよ。
ご本…。…ん、分かった。
これを読んでたら、ちゃんと帰って来てくれるのね?
[きゅと唇を結ぶと、ソファに置いてあった土産の本を抱えこむ。一度玄関を振りかえるも、そのまま2階の子供部屋に向かった]
いってらっしゃい。
[部屋の窓を開けると、遠ざかっていく後ろ姿をそっと見送った]
[はらりとページを捲る。
昔々から始まる子供のための物語]
リっくん、うるさい!
[手元にあった枕を飛行機模型を持って部屋を駆けまわる少年に投げつける。抗議の声をあげる兄を無視して、ぽつりと問いかけた]
ねぇ、リッくんは魔法が使える?
そうよね。
そんなの使えるわけないわよね。
なによ、ウェンだってそれくらい知ってるわ!
[投げ返ってきた枕を受け止めるともふっと顔を埋める]
知ってるわよ。そのくらい。
[裏庭の井戸で洗濯をし、水で濯いだ後、エプロンで手を拭いてポケットから取り出した一冊の手帳を開き、首を傾げる]
衛生……ノリにより効果アガル。ただし吸水性がさがる。
ノリ? ノリ? ノリってどこだろう?
[ごまかすような笑顔になり、手帳をポケットにしまった]
ええと。きれいになりました……はい。
[力を込めて絞り、庭に張られたロープにシーツをピンと留める。ぽたぽたと水滴が落ちる]
[大人しくページを捲っていると、兄が寄ってきて覗きこむ]
なーに?このお話?
ご本は嫌いだって言ってたじゃない。
お話は好き?何よ、それ。
いいわ。少しだけ読んであげる。
[枕から顔を上げると、鞄を手元に寄せる。
兄が隣に座ったのを確認して、一冊目の物語を開いた*]
おおっと。
[ウイスキーの空き瓶に蹴躓いた。
照れ笑いを浮かべながら辺りを見渡すと、髭の男が視界に止まったので出鱈目のステップを踏み始めた]
や、やあヒューバート。
これ? 今年の収穫祭はダンスをお披露目しようかと思ってね。
[家を出ると、一度だけ、振り返る。2階の子供部屋のあたり]
過保護すぎますかね。
[二人の子たち。危ないからと家に閉じこめておく年齢ではないのかもしれない。真実も――真実であればなおのこと、隠しておくべきではないのかもしれない]
全く。
[頭を掻く]
――むかしむかし そんなことがあったのです。
小さな村に住む魔法使いは、今日も使い魔の黒猫と一緒に森で本を読んでいました。魔法の先生がくれた、不思議な本です。
ある日、いつものように本を開くと、中から妖精が飛び出してきて「たいへんたいへん 良くないことが――
[お土産の本の冒頭を諳んじながら歩いていると、眼鏡の医師と出くわした]
なるほど。収穫祭の出し物の練習ですか。
[細い目をこらしてヴィンセントの足の運びを追う。視界の隅に酒瓶が見えたが、見なかったことにした。
しばし、見つめる。
真似て、踊ってみた]
と、と、おおっと。
先生、私には難しいようだ。
[真顔で言った]
[集会場に何となく顔を出してみたら年配の男性が2人して不思議な踊りを踊っていた。]
何のおまじないですか・・・・?
[思わず口から漏れた言葉はそんな内容だった。]
いや、いや、先生こそ。
[>>35なぜかすがすがしい表情で額の汗をぬぐいつつ]
ええ、聞きました。魔女に、というより私が聞いたのは「魔女狩り」に、でしたが。
最近、ですか。こんな話が出たのは。いやお恥ずかしい話、村を空けることの方が多くて少し話を聞けたらと思ったのですが。
なるほど、集会場。あそこには古い記録もあるでしょうし調べてみるのもいいかもしれない。
やあシャーロット……ってええ!?
[>>34村長の娘への挨拶は、医者の言うことに遮られた。
驚いて目を開いた――あんまり変わらなかった]
ヒューバートさん、戻られてたんですね。
お帰りなさい。
[にっこり微笑んだ。]
ウェンディがお土産の本、楽しみにしてましたよ。
お二人も聞いた… みたいですね?
魔女狩りの再来だとかって。いまどき、そんなバカなことあるもんなんでしょうか。
[自警団長の大真面目な顔は見た。そんな悪趣味な冗談を言う人でないことも知っている。
でも…。それでも首をかしげざるを得ないのだ。]
はい、ただいま。シャーロットもお利口に――これはまた年寄りと言われてしまうかな。
ウェンディには喜んでもらえたようです、一安心ですよ。
[>>40微笑む娘に目を細めた]
魔女狩り、ですね。私も今し方聞いたところですが、今の時点ではあるともないとも言えません。
私も先生と同じで、彼が言うから気になる、というところですが――
ウェンディと同じ年扱いされるのはちょっと…。
[苦笑した。]
自警団長は本気なのは確かですね。お父様と何か深刻に話しあってたみたいですから。
そもそも、魔女って何なんですか…? お伽噺じゃ…。
[ああもちろん恋ではないです、とは言わずにおいて]
少し、換気した方がよさそうですね。
[もう一つ言いかけた、村の外で聞いた魔女狩りの噂も飲み込んで、集会場の窓を開けた]
この辺り、昔魔女が居たとかなんとかそういう話があるんだよね、確か。
ニーナも知らないみたいだったな。
[『お伽噺』という言葉に小さく笑う。
開かれた窓から差し込む西日が、テーブルの上の古書に注いだ]
アーヴァインは何を調べようとしていたのかな。
[開かれていたのは、処刑される魔女の挿絵のページ。
肩をすくめてヒューバートを見やる]
他の地方でもこういうの根強いんですか?
魔女が居た?
それで、この村が魔女の村だからとか言うんでしょうか…。
[窓から入る風が妙に薄寒く感じられた。]
何を調べているかは、危険だから聞くなって言われました、ね。
[集会場でまず目に入ってきたのは、
年齢をそこそこ重ねた男二人の奇妙な舞だった。]
――サバトでも再現するつもりですか?
縁起でもない…。
[溜息混じりに指摘する。
魔女狩りの再来と、奇妙な噂が飛び交うこの時期にと、
洩れる声色は、暗い。]
それに…如何見てもヴィン先生の踊りは、
恋のおまじないには効きそうでもありませんよ。
[寝ていたとの答えと否定に僅かながら安堵の息を零し。
笑顔を取り戻す。]
大丈夫よ、あんなのタダの心配性なだけなんだから。
魔女狩りなんてバカバカしい…。
[明らかな虚勢ではあるがハッキリと言い切ります。]
そうですね、年頃のお嬢さんに失礼なことを。
[>>43苦笑する娘に目尻の皺を深くして]
魔女というのは――いわゆる魔法を使うような人かどうかは……私はいないと思いますけれど。
[>>45開かれたままの本に目を落とし]
まあ、まあ、いろいろですね。
迷信から、真実が折れ曲がったものまでありますよ。満月の夜に出歩くと、人ではない者に食べられる、とか。
[空気の入れ替えと、開け放たれた窓からそよぐ風は、
どこか肌寒く、奇妙な気分にさせられた。]
へぇ、この村って魔女が居たんだ。
[次々に広げられる古書を一瞥し、
気になるものから手にとりページを捲る。
先を強請る少年の指先には、
拭い去れなかった他人の朱色の体液が、
所々赤黒く変色し、こびり付いていた*]
真実か否か、区別のつかないものだらけで……ですが、魔女狩りを神聖視している者がいる、という噂も聞いたことがあります。
まあ噂ですから真偽はわかりませんが。
[本棚から、別の本を取り出しては先をめくり]
では、我々の誰かは魔女の末裔である、とか?
[>>51サバトとため息をついた青年の声に、冗談めかして言葉を返す、本から目を上げないまま]
ただの昔話でしょ、魔女なんて。
[一蹴するが気にはなるようで本を目で追うウチにページを捲る指が目に入った。]
ラッセル? どうしたの、その手。
何か変な色に・・・?
[不思議そうに呟くと手を伸ばしてラッセルの手を取ろうとしました。]
[視線はラッセルの指先に留まり、眉間に皺が寄った]
怪我でもしたのかい?
[それは、診察室で問いかけるのと違わぬ*口調*]
─裏庭─
[強い風にシーツが大きくあおられる]
かぜ、強い。
[腕で風をさえぎりながら、視線は村の中央にある集会場へ]
遅いですね。落とし穴にでも落ちてるんでしょうか。
だ、大丈夫だよっ!
――あ、ごめん…シャロ。
シャロの手を汚したら…いけないと思って。
[伸ばそうとした厚意を一蹴して。
次の瞬間、滲むのはひどく後悔をした表情。]
…ヴィン先生も、ありがとう。
ちょっと、ね? ナイフで切っただけだし。
これ位なら舐めておけば平気。
[細心の注意を払って、医者の申し出は断り。
ポケットにねじ込んでいたハンカチで、
指先の赤を乱暴に拭った。]
[突然の強い言葉に目を瞬かせ。]
う、ううん。何でもないならいいの。
怪我してたなら家に行った時に言ってくれたら良かったのに。
ちょっとした手当くらいはできるのよ?
そりゃ、先生や二―ナさんみたくは無理だけど。
ちょっとの怪我でも化膿したりすると大変だし、無頓着すぎるのは良くないよ。
[気にしてないから、と囁いて笑顔を作りました。]
寝ぼけていてね、ついうっかり…。
だから本当は恥ずかしくて、言い出せなかったんだ。
[囁かれた言葉に笑みを浮かべ。
乾いた唇は淡々と嘯く。]
優しいね、シャロは。将来いいお嫁さんになれるよ?
きっとね?
[最後は冗談めかして会話を結ぶ。
これ以上、自身の話題には触れられたくはない故の、
柔い防御を*施して*]
そういえば…
[アーヴァインから集会場に来てくれと言われていた]
魔女狩りについて…よね…
気が進まないわ。
[ポツリ呟く]
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