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飛び入りなのに一番参加ってどうなんだろうと思いつつ、参加させていただきます。
極北とかオーロラとかツボすぎるだろう、と。
執事は初参加なのですが、頑張りたいです。宜しくお願いします。
[オーロラは、夜空に靡き続けている。
凶兆のしるしと謳われる、真っ赤なそれ。――実際、凶事は村にやってきてしまった]
逃げる事は――……
時期が悪すぎたか。
[やれやれと頭を振り、帽子の唾を軽く指ではじく。
寄せ合うテントの向こう、雪原の先を一瞥した後、静かにテントの中へと足を踏み入れた]
― →テントの中―
―テントの中―
噂をすれば?
何か、話していたのかね。
[自然に足は声をかけた蛇使いの方へと向かう。
小洒落た帽子――数年前に行商人に大枚をはたいて買い取ったもの――を脱いでしまえば、その下から現れるのは平凡な、微かに幼い雰囲気を残した男の顔。
産まれて20年は優に超えているのに、未だその顔立ちは変わる気配を見せない]
…オーロラは見事だが、狼の声が煩いな……
[そして、ゆっくりとその傍に腰を下ろした]
足、ね。
…ふむ。
[少し指先の感覚が無くなりかけていたかもしれない。
暖のある方向へと、わずかに身を向けた]
迷信が現実に顕現することも、まま在る場所だからな。
…凶事が起こる時は常に、オーロラが紅く輝いている――偶然と断じる事も出来なくはないだろうが。
…狼どもを?
一匹なら、出来るかもしれん。しかし集団となると……
奴等は存外、賢く――協調性を重んじる生き物だからな。
[少なくとも私は無理だ、と自嘲気味に返した]
肝心な所で役に立てない男衆で、すまんね。
[軽く冗談めかして、蛇使いの言葉に答えた。
テントごと燃やす。ドロテアが居なかったら、その言葉はかなりの真実味を帯びて聞こえただろうか]
狼遣い、か……。
……やあ。
其方も呼び出されたのか。
――災難だったな。
[物思いに耽りかけたが、新たに入り込んだ冷気の主に、続けてそう声をかける]
こんな夜に呼び出される事自体が、私にとっては災難だがな。
……。
[口元に薄く笑みを浮かべて、軽く息を吐いた。
眼帯の男には、こちらの表情までは分からないだろうか。しかし吐いた息は、笑みを含んだそれとなっていただろう]
狼さえ居なければ、雪原に出てオーロラ見物と洒落込みたい所だが……
[『オーロラを眺めていた』。
実際、村に異変が起こった日、男はそう言って遅れた訳を説明したのだった]
『肝心なところ』が来ないまま、冬が明けてくれる事を願っておこうか。
ただ戯れに村を取り囲んだだけなら良いのだが。
[誰ともなく発せられた言葉は、しかしビャルネの言葉に同調するかのような響きを持っていたか。
火の中に投げ込まれた枝の様子を見つめていたが、ふと頬に弾かれたような感覚があった]
……やってくれる。
[軽く頬を指で押さえて、蛇使いに向かって微笑んだ*]
[しばらく炎を眺めていた。
ドロテアの唇が、何か言葉を紡ぐのを聞いたかもしれない。
――次に顔を上げたのは、再びの冷気と共に、車椅子の音が耳に入ったから]
彼女の代わり、ね。
確かに、君の言う事は最もかもしれんな。
[贄となるのは御免だが、そこまでを口に出すことはない。じゃらりと鳴った杖の音に、視線だけをそちらに向けた]
[アルマウェル。
任を終えたのか、と男が長老の近くに座るのを見届けた。
全員。
ビャルネの言葉に、ゆっくりと周囲を見回した。
そして、手元の帽子に視線を落とし、軽くそれに触れた]
それにしても、随分と吠える。
全く、奴等は疲れる事を知らないのかね?
[テントの外から、村の外から聞こえる狼の遠吠え。
苦笑じみてそう言葉を発するも、目まで笑わせる事は不可能だった]
操られている、か……。
[獣医の言葉を反芻するかのように呟く。
思いついた心の内が、気がつく前に外に漏れた]
あれだけの大軍を操れるのなら。
その者は、極北の覇者と言っていいかもしれん――その正体がばれぬうちは、だが。
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