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―学校からの帰り道―
[学生鞄を小さく揺らし砂利道を音を立てながら歩く。
照りつける太陽を手で遮ってから木陰に隠れるように身を寄せた。]
もうすぐお祭り…。
………またひよこ売りとかあるのかな…。
[ぽつり呟く。
こんな田舎、買わなくたっていっぱいいるのだけれど。]
アレ…嫌い。
[空を仰ぐように見てから。
木に凭れてごねるように呟いた。]
…………。
[暫く休んだ後でまた。
砂利道を音を立てて歩き出す。
学校のうさぎたちには餌はやった。
帰るだけなのだけど寄り道したくなり。]
…………。
[別に行くアテもなくふらふらと。]
―駄菓子屋―
[駄菓子屋を見えたので近づく。
アイスを買おうと思ったが。
好きな味は売り切れてしまったのだという。]
そっ…か…。
ううん、ごめんね、おばちゃん。
[残念そうに呟くと謝られるから同じように謝ってから。]
じゃあ、氷に…する…。
ありがとう。
[いちごの氷を駄菓子屋の前で*つつく。*]
[かき氷をつつきながら、ぼんやりと空を見上げる。
大きな雲がほんの少しでも影を作ればそれが嬉しくなる。
雨が降るのも嫌いじゃない。]
今日は夕立降るのかなぁ…??
[口を開けて空を見上げていると、溶けたいちごの氷の一部が地面に雪崩れた。]
………………うわぁ…。
[ショックと声のトーンは明らかに示していた。]
[地面に零れた氷はあっという間に黒い染みへと姿を変えた。]
やだやだ……へこむ。
[しょんぼりしながら残りの氷を慎重に減らしていく。
その氷が無くなる頃、地面に視線を落とせば落とした染みに蟻の姿が*見えたのだった。*]
美少女……がいる…。
[あんまり見ない顔だな、なんてぼんやり思ったけれど。
まさか、ネギのおじさんと親戚だなんて想像もできないし、人類の不思議だと思うから全くリンクはしなかった。]
……………。
[様子から察するに。
お目当てのものがなかったようだ。
なんとなく親近感を感じた。]
[空を見上げれば。
相変わらず照り付けてる太陽。
直視なんてできるわけがないので、ぼんやりぼんやりと見上げている。]
……………。
[溶けてジュースになってしまった氷を飲み干した。]
…………?
[こっちに頭を下げる様子にこてんと首を傾げて。
空になった『氷』と書かれたペンギンのカプを振った。]
イルカ……見たいな。
[空に浮かぶ雲がイルカに見えて、そう呟いた。]
……………アキちゃんだ。
[ちょっとむーとしながら答えた。]
ぼんやりしてないよ。
時代の流れを感じてるんだよ。
イルカの季節がきたなぁ、とか。
[カップのペンギンに視線が集まっている気がして、ペンギンを*凝視した。*]
アキちゃん、って言うと。
[ぼんやりとしたまま。]
かわいいから。
ちょっとだけ…いじわる。
[ペンギンのカップをゴミ箱に捨てて立ち上がる。]
じゃあね。
えっとね、みそのアイスがオススメなんだよ。
今度はあるといいよね。
[そう小さく手を振って駄菓子屋を離れた。]
………、飛行機。
[ぼんやりと眺める空。
スタートラインのように伸びる飛行機雲。]
どこで時間…潰そうかなぁ。
[さっき氷を食べたのに。
もう暑くて倒れそうだとまた空を*見上げた。*]
図書館…うーん…やめとこ。
[ぼんやり、ぼんやり。
いつもぼんやりしているから、ぼんやりしてないことが分からないのだが。]
……アレ…餌…あげたっけ。
[学校のウサギたちを思い出した。
確かあげたはずと止めた足をまた動かす。]
あれ?あれれ?
イマリちゃんかなー??
[回覧板が見えた。
認識がおかしいのだろう。
回覧板を持っているのはイマリという認識だ。]
イマリちゃ〜ん。
[回覧板を見て呼んだ。]
イマリちゃ〜ん。
[回覧板をハグした。
再会を喜んでいるようだ。]
お医者せんせーも。
今度、うちのラブちゃん診てくれますかー。
[首をかしげた。]
最近、首を出さないの。
ずーっと引っ込めたままなの。
怒っちゃったのかな?
[大好きなにんじんを隠したからか。]
カメって気難しいよね…。
[溜息をついてから。
隣村と聞けばまた溜息をついた。]
うーん。
ご飯のバナナ。
[思い出したように。]
わたしが横取りしちゃった、とか?
ご飯もねー、ちょっと食べなくなってるみたい。
冬眠なのかなー?
それは冬にすると思ってたんだけど夏にもするんだね。
[なぜか納得している。]
だって〜、おいしそうだったんだもーん。
ばななー。
[突っ込まれ、へなへなと声をあげる。]
うちのラブはバナナ好きだよ。
[にんじんも、と付け加えた。]
…冬眠はしないんだね!
[驚いている。]
うん…水温。
暑いと思って氷いれたのダメだったかな…?
[先生に向かってまた首をかしげた。]
うう…じゃあ氷はもうしない。
暑そうだったから。
かわいそうと思ったけど、帰ったら謝らなきゃ。
[少し俯いて言った。]
虫のほうがいいなら、わたし頑張ってとるよ……ちょっと苦手だけど。
せんせー、ありがとね!
[恥ずかしそうにそう言った。]
ところで、どこかに行くの?
わたし、回覧板、持って帰って、ラブに謝ってくるー。
[2人の行き先を尋ねた。]
あ、イルカ雲なくなってる…。
[空を見上げれば。
イルカの雲はなくなっていた。]
せんせー。
わたし、おうちに回覧板届けるね。
[家の近くまで到着すれば。
2人に手を振って、家へとのんびり*歩き出すのだった。*]
[間抜けな狸の顔が道を歩いていく。
すれ違う人の楽しそうな声を楽しみながら。]
…………、……。
[小さく何かを呟いて。
またスタスタと歩いていく。]
いつもこうならいいのに……。
[お面がいろいろ隠してくれる。
自分の顔も心も全部。]
そうしたら、私ももっと…笑えるかな。
[お面の狸は楽しそうだ。]
イルカ雲…じゃなくて…あれは…。
[ぼんやりと空を狸が見上げる。]
……うーん、……あひるかな…。
あひるんるん。
[小さく歌いながら間抜けな狸は笑う。
神社に間抜けな狸、1匹。]
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