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ねえねえ、さっき職員室で話してるの聞いたんだけどさ。今日はホームルームだけで授業は休みになるらしいよ。風邪が流行ってるから……って理由らしいんだけど。
なーんか、嘘くさいよね。
[教室でクラスメイトと話していた**]
空き地で骨ぇ?あはは、どっかの犬がくわえてきたんじゃない?それとも……
そういえばさぁ、何かで読んだことあるけど。あのね、昔この辺りを治めていたお殿様がさ。
どっかイっちゃってる人で。夜になると罪もなき住民を次々と……ざん、ざん、ばさり。
[できるだけ低い声を作ると、友人の前で刀を振る仕草を見せる]
殿様の家来たちは、殺された住民らを隠すように埋めてたって話だよ。もしかしたらさ、その骨って……
ねね、ホームルーム終わったら、空き地行ってみない?
えーっ、付き合い悪いなあ。じゃ、独りでいくよ。
[先生が教室に入ってくると静かに話を聞き、本日は解散。
黒板に書かれていた日付を見て一瞬首を傾げた後、学校を後にした]
あれ、先客がいるみたい。
……何話してるんだろ?
[空き地に人影を見つけると
こっそり身を隠して様子を伺っている]
何だよ。いい大人がゴミ投げ捨てんな…
[近くに放られた物体を手にしてじっと見つめ]
うわぁ!
[骨をあわてて投げ返した]
本当、だめだよね。ごめんなさい。
投げるならこっちかな?
[手に持った白いボールを握り締めて
グリタに笑いかける]
……デンゴくんだっけ。
よくここに来てるよね。何してんの?
[大人の中に見知った顔をみつけて
少しほっとしている]
ふーん。
[グリタを白い目で見た]
今日は休みなの。
おじさんこそ仕事さぼってていいの?
クビになっちゃうよ?それとも無職?
骨っぽいの?あ、もしかしてさっきのか。
[投擲した白い骨を見たあと]
この人たちはデンゴくんの知り合い?
知らない人についてっちゃだめだよ。
ふーん。フユキ先生…フユキ先生……?
え?
[じー、とフユキを見つめた]
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