―回想―
[一つ水晶から、皿の割れる音。
そちらをみればホームグラウンドが映っていた。
漏れ聞こえる様々に耳を傾けつつ。]
…ありゃぁ。怪我したもんはいねえか、うむ。
あーあ、俺の大事な場所を襲いおって… ははは、面白え奴らだのぅ。
腹ぁ減ったんかね、飯でも作ってやりてえが…
バナナチップス?
そんなんあったんか、知らんかったわ。
…アンさんが買い込んでたんか?
[ひとつ意外な趣味を知った気がした]
>>2:+9
はいよ、かしこまりました、お譲様!
お寿司のヒト、はは、この恰好だからかな。
まぁこの白は気合さね、気合い。
ふぅむ、ちらし寿司にしよっかね。
[そう笑み返し]
>>2:+11
[言葉が途中で切れたのに、
?が浮かんだが、追及したものか迷う内]
魔女と、塔…
ラプンツェルの話の他にも何かあるんすか?
[土地柄と聞き、首を傾げている。偉大かつ遠くも感じヘイケの師匠像は想像もつかなかった。]
女ってのは、髪の毛を気にするんすねえ。
ま、ルリちゃんに長い髪てぇ、似合いそうでやすが。
羨ましいすか、ヘイケさんの髪も流れが綺麗で、素敵ですがねぇ。
[魔女に苦労があるとしても、思い至れるほど心こまやかでなく、にこにことしていた]
[ぴよぴよ音声を水晶が零したり、
誰かの名を呼ぶ声が聞こえてきたり。]
[やがて、ノック音が二回。]
お?!
こっちに来ちゃったっすか。
は、転送……ね。
[回る花をみやり、先程まで観察していた対象に頭を下げ、魔女の言葉をただ復唱する。
いやいや、おうじさまないないっす、と>>+8に首を振り、ヒヨコへ向いた。
…コロコロしてて良いっすね、
猫の気持ちを表したような目つきをしていた。]
分化が進んでるすねえ、ヒナさん。
めきめき力をつけてる様ですが。
[それでも問題は差し迫っているのだろうか。
水晶でみた光景、聞いた話を脳裏で再生し]
…混血つうのは色々、気苦労あるみたいすね。
…のわりに、お集まりの皆さん、ケロっとして見えましたが、ね。
>>+13
卵の黄身がいつでも二つ。勝手にチキン。
そりゃぁ、厨房に一人は欲しい人材っすね。
[微かに笑い皺を作った。]
――あ。
[ヒナの携帯電話がかき消えた。]
なぁに、制御できるようになりますって。
ものを言うのは頑張りっすよ、頑張り。
[いささか悪い笑みを孕んでいたが、
ほどなく真面目な表情に]
猫とぴよちゃんとヒナちゃんの為に、頑張れるんじゃないすかね。
せいぎょ。
星魚かな、晴魚もいいね。
にんぎょとともだち、かなぁ。そうかもっすねぇ。
[笑み、ルリの頭を撫でて]
おっしゃ、
ちらし寿司、作ってきますんで。
よろしけりゃ皆さんで、召し上がってくんさいね。
[問題は続いているにしても、今は。
キッチンへ向かいがてら、アンの様子もみようと考えつつ部屋を出て*]