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ここで挟んだりメモで非村建てばれたりしている銀水ですどうも!
銀水って書くと井上陽水みたいだね!(???)
・共鳴の方でログ伸ばしてしまいそうです。
・降車後のポルテさんの日常がとても気になる。
[ルリはあんまりにも一生懸命でした。御挨拶をする使命に突き動かされていたものですから、参考にした『果物の大人』の正体に、気づけていませんでした。よくよくその人を見ていたら、きっとルリは今度こそ完璧に動きを止めてしまっていたでしょう。
けれどルリは、一つ御挨拶ができたものですから、あの怖い人にもご挨拶だって出来るかもしれないわ、とむくっと自信を育てたものですから。正体に気付く機会をひとつ、逃してしまっていました。]
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お眠りしているムカイさんのところに飴おいて、
そんでウサギさんを触りたい思っているんだけど
ムカイさんのお席はどこでしょう
ルリちゃん分裂しちゃう?しちゃう?
[彼女は己が放った問いに少女からの答えが返るのを待っていた。
待てる限り待つつもりでいた。
途中で電車が駅に止まったとしてもそこは降りるべき駅ではない。
彼女の方に時間はまだあるのだから]
ありがとう。
リンゴ味は好きだよ。
[はしっこをつまんで飴玉(リンゴ味)の入った袋を受け取る]
でも、えぇと……、私。
お返しにあげられるものを持ってなくて。
[それでもいいのという言葉は、少女の様子を見ていれば消えた。
心情は想像するしかなく、当たってるとも限らないが、
ともかく少女がいっしょうけんめいに差し出してくれたのがこの飴玉なのだから]
(ありがとう、お仲間さん)
[ちゃんとした(?)お礼の言葉はひとまず胸中にとどめて―――
それとは別に胸中にはさっきから、
少女を見てどこか懐かしいと思う気持ちがあった。
こんな時間に、親と離れて、電車に乗っている少女という光景。
その、実例が。身近にいたせいか]
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この流れからどうケンとのあれを拾い上げるか方策はかんがえようとしている! る!!
とりあえず実例=妹というのと、
キー曲を情熱大陸にしたいというのをめもめも(選曲理由:バイオリン)
[ガタン、と大きく車体が揺れた。
向井はもぞりと肩を動かし、ややあって丸めた背中をゆっくり伸ばして身を起こした]
ね、み
[すぐ横にある、ボックス席の背もたれ、の反対。
頬を預けるにちょうどいい場所は、車内の冷房によりひんやりしている。
鞄は空いた隣に滑らせる。
勢いあまってコン、と頭が音を立てる]
[ああ今日も朝起きられなかった。
朝ごはんを食べられなかった。
電車に乗り遅れた。
学校に間に合わなかった。
授業に出られなかった。
全部、夢。
そんな不真面目な自分は、全部夢]
[横に置いた鞄に添えられた指は、右の人差し指にタコがあった。親指も少し、赤くなっていて。そして左手の人差し指がうっすら黒くなっている。
夏。
机に向かい続ける学生。
夢の中でも、数字に追われているのだろうか。
それとも、顔の見えない家族か、教師か]
とま と
[寝言からは、そんなことちっとも、窺い知れないのだけれど**]
[頭を文字通り抱えながら、厄介なものに眼をつけられたな、と思考する
何処に眼をつけたんだと聞いてみたくもなったが、会話をすると余計に気力を消耗するように思えて憚られた
名刺で確認した街はそれほど遠くもない。あと少しで降りるなら特に強く拒否しようともしない
もう一つの気がかりは女学生の反応だ
あの頃の年代なら暫くはクラス内での話題の種にされてしまうだろう。そんな懸念を頭の中で混ぜ返しながら、あらためて訂正したものか、と思考を巡らせる]
[まだ顔が火照っている。電車で素っ頓狂な声を上げてしまった。恥ずかしい。しかも「イケメンさん」の前で]
(……読書の続き、しよ)
[ページをめくる。“竜岡町から池の端へ出て、上野の公園の中へ――”。駄目だ。文字が頭の中に入らない。
ナオは空想が得意だった。ひとたびページを捲るだけで、明治時代の東京の様子がまざまざと頭に浮かんでくる。はずなのに]
(ああ、もう)
[今日は超ラッキーなはずだったのに。おかしい]
(おかしな子だって思われちゃったよね……きっと)
[しゅん、とナオは肩をすくませた。
文庫本から顔を上げて、「お色気さん」を見遣り]
(主に、あなたのせいですから……!)
[拗ねたような視線を送った。伝われ。この思い。
もちろん、挑発に乗ったナオが悪いのだが]
残念。
あたし、降りなくちゃ。
じゃ…待ってるわ。イケメンさん。
その時はお名前、教えてね?
[電車の行き足に少しブレーキがかかる。
それでも、名残惜し気、というには少し意地悪い表情でズイハラ見つめている。やがて、やおら立ち上がると踵を返した。ちょうど目のあったナオに、ぱちこーんと、音のしそうなウィンクを贈った。]
とても好きだけど…お別れよ…サヨナラ…
鳥のさえずりに…送られて出て行こう……
んぁー! パパァラパ……ゲフッッゲフンッ
[相変わらず図太い。そして声高に過ぎる鼻歌。]
嫌ねぇ。
ほんとに夏風邪かしら。
…また鼻から何か出た気がするわ。
[そうして、遠目美人との言葉そのままに、すらりとした歩き姿を見せつけて、独りドアの前に立つ。**]
[電車の速度が急速に緩やかになって行く。次第に頭上から降車駅のアナウンスが流れ始める
眼の前の者は尚も意地悪げな表情で見つめる>>19が、立ち上がって踵を返した。
途中、女学生の方を向いて何事かしたようだった。動き方からするとウィンクだろうか]
‥‥‥‥‥。
[ちらと傍らの八朔を見やる。そして思い立ったように鞄の中に手を入れて、何かを探す
見つけたと見るやそれを持って立ち上がり、図太い鼻歌と咳払いを発する者>>20の所へ向かう]
………ん。
[ドアの前に立つポルテの後ろから、営業に使われるポケットティッシュを差し出す
そこには数駅先のソフトウェア開発会社の名前。その横に担当者の名前を書き込む欄がある
そこには"須井原"とペンで書かれていた
相手は受け取ったかどうか]
[昔を振り返りつつ、
弓道部男子は車内を歩いた。
小さな少女が何かを差し出してるらしきを横目に、
なにやら怪しい雰囲気の大人から意識的に目を逸らし、
進行方向へ足を向け]
[ルリが成功体験にひとつ気分が大きくなっていました、が、やはりお姉さんが綺麗に笑うと、少しどぎまぎしました。にっこり。花がひらくみたいに、お姉さんは笑います。ルリの知ってるお友達とは、少し笑い方が違うのです。なんて言えばいいのでしょうか、きっと、お姉さんはこういうふうに笑うことに馴れているんじゃないかな、なんてルリが思うほど、自然にきれいに、ルリを安心させるみたいに笑うのです。]
[お姉さんが「お返し」と言うと、ルリは瞬きしました。
ルリは用意のいい子ですが、「お返し」に関してなにも考えてはいませんでした。そう言えばそうですね、御挨拶というのは相手からも返してもらえるものでした。おはようと言ったらおはようって、ありがとうって言ったらどういたしましてって。ルリはそういうところは思い当たらなかったのです。]
[なので、ルリは勢いよく、首を左右にふりました。結んだ髪の毛がぴょんぴょん跳ねて、くっついたリボンがふわふわ踊ります。
これで「お返し」はいいのだと、お姉さんにも伝わるでしょう。]
[でもその代り、ルリの目はお姉さんの隣に向かいます。
大きなケース。いったいなんなのでしょう。ランドセル? ルリの知らないものです。
ルリは差出していた手を体の前で揃えて、それからお辞儀しました。『引っ越しのご挨拶』の最後とおんなじです。
そうして、少し慌てて、パタパタと。あっ車内は走っちゃいけませんでした。早足で自分のリュックサックのところへ戻ると、椅子には座らずにリュックサックに抱き着きました。やったよお婆ちゃん、ルリひとりでもあいさつできたよ――お婆ちゃんには届かない、ルリの無言の祝杯です**]
[屈んだ姿勢のまま、視線を上へ。
女子が座っていたんだっけ……? と思った通り、
捉えたのは眠りこける男子学生だった。
しかも寝言付きの男子学生だ。
手の中に携帯を収めながら、
弓道男子は少しだけ、
不自然でないくらいに、その姿勢のまま。]
[鞄にウサギ。
携帯にクマ。
さしたる接点ではないが、勝手に共感を覚えた。
趣味でつけてるのかどうなのか
それすらも窺い知れないが。
趣味だと良い。そしてベアーズにも手を出せばいい。
少しだけ可愛らしすぎるクマたちをぶら下げるのは、
年頃の男子学生にはちょっとだけ、きびしいものもあるのだ。]
[例えばコラボレーションベアーズがその一例だ。
日曜日朝の可愛らしいアニメ。
魔法使いの女の子
――だったか、小学生女子に人気の一品。
クマを集めると決めたその日から
分け隔てなく購入してきたが、
……購入してはいるけれど。
今現在魔法少女ベアーは、
折り重なるクマたちの奥の奥になるよう
工夫を凝らして携帯にぶら下げられている。]
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