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[手の中の銃がナオの左胸を捉えるのと、その首輪が爆発するのはどちらが早かったか。
遅れて、左腕に刺さるような熱が走る]
……っ、
[銃を落とし、膝を突き。
目は上げたまま、相手の身体が傾いで行くのを、ぼんやりと見ていた]
ナオ ナオ ナオ・・・!
[声をあげて倒れていく体に走りよる。首のない遺体が地面に倒れ落ちる前に抱きとめる]
ごめんよ
あたしの お願いにしばりつけた
あはっ、
……んだよ。
外してん、じゃん……
[血の滲む左腕を押さえながら、掠れた笑い声を洩らした。
知らず視界が霞む。
何処かで聞き慣れた着信音が響いた]
ごめん ごめんね
痛かった?
怖かった?
ごめんね ごめん・・・
[しゃくりあげながら ゆっくりと地面に寝かせると手を胸の辺りで組ませる]
[抱きとめられる体に。
ふわり、と浮遊感を味わう。
すでに脳と体が分離している以上、それは全てが幻覚]
ミナツの存在は、なおの救いだった。
だから、あやまらないで……。
[届くことのない、残留思念]
ねぇ ナオ
返事してよ
ガンバレっていってよ
あたしヒトリじゃないって・・・いってよ
ねぇ
[涙で顔をくしゃくしゃにしながら ナオの遺体を抱きしめる]
[目の前の男が嗤う。
置かれた時計は21時を過ぎたと示していた]
…このっ!
[反射的に後ろから殴る。
やはり何も打撃を与えられなかったが]
本当にミナツは我侭姫だなあ。
[するり、と彼女を抱く手が体を抜ける。
でもそんなことは関係なかった]
なおやユウキや箕鏡や……みんなの分も、生きて。
ずっと見守ってるから。なおの大事な、友達。
[いつの間にか日はすっかり暮れている。
廃校を出てから、丁度1日が経っていた]
ひっ、
く、ふ、
っは、はは……
[すぐ近くで泣きじゃくる声も、何処かで鳴る雷も、酷く遠いもののように、
ただ壊れたような、掠れた笑いが洩れる]
「くく・・・くははは。
こいつは楽しませてくれるな。
俺は白に賭けたからな。
ヒヤヒヤしたなぁ。
くははははっ。」
[笑う男をヤスナリが殴りつけた。]
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