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[無言で首を振りステラの傍を離れ]
父さん、ごめんね?
もっと早くこんな村から連れ出してれば、こんな村に戻らなければ私たち幸せなままでずっと暮らせたのに…。
[ドレスの前で茫然としているヒューバートに歩み寄り、その肩を抱きしめる]
新しい家族が増えて、あの人と 父さんと 私と―…。
[続く言葉は声にならず、ヒューバートの肩に顔を預け疲れた様に目を閉じた**]
幻なのかも…、知れないね。
[周囲の話に、ぽつりと呟く。
そうして、生前見ることのなかった…出来なかった
──この手が煙にした、純白のドレスを手にした父娘の様子を見遣った。]
―回想、広間―
>>2:130キャロル
[ドレスを当てて回る娘を見つめながら]
ああ、本当に似合っている。
[幸福な時間。ふと不安がよぎる]
(もしここが死後の世界なら、キャロルも死んでいるのだろう。
だがもし、ここが死んだ私の見ている夢ならば……キャロルが傍に、いない。
―――キャロルに無事でいてほしい。
―――キャロルの傍にいたい。)
[どちらも本心だった]
[フッ、と何かが流れる気配がした]
…デボラさん?
[老婆の姿はなく、ゆっくりと揺り椅子だけが揺れている]
>>2:122
『長続きはしない』……こういうこと、なのか……。
>>9キャロル
キャロル……。
お前のせいではない。
私が、父さんがお前を守ってやれなかったから……。
[キャロルを抱きしめ返す]
キャロル、この時間は償いのために与えられたのではないかと思う。
お前を罵声から守れなかった、まだたったの15歳だったお前を独り彷徨わせてしまった……。
お前を守れなかった不甲斐ない私が父としてもう一度やり直すための……。
(例えこのぬくもりが幻だとしても……)
……、…そっか。
[空の揺り椅子とメイのいた場所を、ぼんやりと見た。
2人が消えたことに驚く風もなく、悲鳴を聞く風もない。]
────……。
[揺り椅子に歩み寄り、毛布を手に取る。
温もりが手に触れた気がして、僅かな時間俯いた。]
『……どうして、今…』
[何故、と。
向けるべき相手は本当は──誰に向けるべきものだったのか。
ポケットに入れた、小さな紙切れ。
渡したかった、小さな紙切れ。
───今、渡しても──…だろう。
そうして、かさりと奥へ押し込める。]
『もう帰るよ…』
[結局、暖かな皿に手をつけることはなかった。
皿からは、とても、とても暖かな湯気が立ち上っていたけれど。
暖かな記憶。
兄と慕った、大切な記憶。
詩を、うたを。
もう一度聴きたかった。
──遠い日の、雪解け前の記憶。**]
寂しく、なってしまいましたわね…。
[キャロルがメイに問い掛けた方、一際賑やかだったはずのその場所を振り返る。]
でも…あの時のように辛くは、ありませんわ…。
今度こそ、きっと。
お2人は主の御許へと誘われ、この出来事の意図をお聞きになられているのですわ。
[そっと目を閉じてメイとデボラの面影を思い出し、祈った]
―回想・いつだったか過ぎた日の教会―
えっ…?牧師様、本当ですの?彼が…コーネリアスが帰って来ているんですの?
[ぱ、と解り易すぎる程に明るくなる表情に牧師は苦笑し]
『だがまたいつ旅に出てしまうか分からない。じきに丁度あの集会所へと行くだろうからきっと逢えるだろう』
本当ですの?
あ…申し訳御座いませんわ、私はお勤めが御座いますのに私事ではしゃいでしまって…。
『はは、そうだね。そちらの方は長く掛かるかも知れない、儀礼用に大切に持っているあの十字架は忘れないように。』
でも…牧師様が執り行わなくてもよろしいのですか?
私のような修道女が1人、お式のお手伝いだなんて。
『恐らく中心になって行うという事は無い筈、それならば大丈夫だろう。こちらは別の式を受けているので行く事が出来ないんだ』
[1人で派遣、という事態に一抹の不安はあったものの、どこかそわそわした様子なのは幼馴染にまた逢えるかも知れないという期待からか]
『そうだ…云いそびれた事があってな、ひとつ伝言を頼まれてくれまいか』
あらまあ、なんですの?
『―――』
[それはたった一言の、父としての願い]
(遅いかも知れませんが…私は伝えませんと)
[顔を上げ、顔をぷるりと震わせて思考を*元に戻した*]
―少し前―
[ゆらりと、一瞬きすると蝋燭の炎のように消えてしまった老婆を目にして、椅子を蹴飛ばすようにして立ち上がり、厨房へ駆け込む。
そこに居るはずの少女の姿はなく、代わりに墓守が一人、布巾を洗っている。]
―あ。
遅かったか…な。
あの子も。
結局>>2:67僕の呼びかけに、どんな顔をしてくれたのか…、見られなかったか…。
―――ん?
>>5 踊り子さん、いや、キャロル。これを見てください。
メイの使っていた、マグカップの中に入っていました。
[そこには一枚の桃色をした小さなメモ。
少女らしい、丸みを帯びた字で書かれている文字は
『皆大好きだよ・・・じゃぁね!』]
そしてデボラさんは最後に>>2:131「死んだとは思えない」と言っていましたね?
つまり僕は、生前の、はちきれんばかりに幸せな気分で、曾孫のセーターを編んでいた、あの頃に戻っていたのだと思うのですよ。
いささか勝手な解釈なのは否めませんがね。僕はそう信じます。
つまり…。私も目が覚めたよ。悔いを残したままでは死んでも死に切れない。
ハーヴェイ。まずは結婚おめでとう。
そして―、
何をそんなに怒っているのか、聞かせてくれないか?
理由は君を処刑にかけた事自体ではないだろう?
その前から、何故か君は苛立った様子だった。
何か他に理由があるんじゃないのか?
[と、真っ直ぐに青年の瞳を覗き込んだ。]**
[>>15ヒューバートの言葉に顔をあげ]
いいの?父さん。勝手に出て行った私を許してくれるの?
[そして父親に抱き締められその言葉に耳を傾ける]
償いの時間…。
私にとっても父さんへの償いの時間なんだわ。こんな村に一人残してしまった父さんとの。
[父親の手を握り>>24>>25コーネリアスの方へ顔を向ける]
こんなメモが?じゃあコーネリアス、メイは自分が消える事を知っていたって言う事…?こんな気軽な様子でなんて。
消滅するんじゃないのかも、知れないのね?ならきっと天国へ行けるのかも知れないわ。だって私たち何も悪いことしてないもの!
[少し明るくなった顔で、ね?とヒューバートに微笑む。無意識のうちに、あの人の事は考えないように思考に鍵をかけた**]
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