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[シャーロットとヴィンセントに答える]
うちに伝わる呪いの鏡…
本当に殺意を持つ人間を映すと一定時間後に割れるのよ。
でも…ニーナを映したこの鏡は反応しなかったわ。
だからニーナはただの村人なのよ。
[鏡面部分は隠してるが普通の鏡に見えるそれを二人に見せた]
[鏡を見つめながら呆然と]
で、でも、ニーナはラッセルを…。
それにあんな話してたのよ?
なんでそんな話をしないといけなかったの?
あんなことを言わせた誰かがいるとでも?
魔女、霊媒の次は呪いの鑑か。
[ニーナを抱えて外へ向かいだす。
ドアでまごまごしたのち、退室間際にシャーロットへ視線を向けた]
ニーナのしたことと、シャーロットのしたこと、何が違うのかな?
[言って、倉庫を後にする]
そんなものが。
[>>9ローズマリーが二人に鏡を示す様子を倉庫の入り口から眺めて。
一度、ニーナを抱くヴィンセントに視線を向ければ、昨日の惨事と重なって、目を伏せた]
[反射的にヴィンセントの言葉を否定しようとしたが口を開いても言葉が出てこない。]
……。
[倉庫から出ていく後姿を見送った後で再びラッセルの倒れていた場所へ視線を。]
―― 自宅・診療室 ――
[まだぬくもりのある身体から流れ出る血が点々と倉庫と医院の間を繋いだ。
田舎の小さな医院で出来ることなどたかが知れている]
君は、どうして僕を咎めなかった?
[ベッドに横たわらせたニーナの手を握る。
こわばった指先を開いて、手のひらで包み込んだ]
殺すなんて出来るわけないって知っていたんじゃないか。
[そうして、祈るようにニーナの名を呼ぶ。
答える声も、自分を呼ぶ声も聞けぬまま、翌朝目覚めたときに目にするのは、大切だった看護婦の*なきがら*]
一応、聞いておきたいのですが。ローズマリーさん。
その鏡で、今まで誰を見たのです?
それから、まだその鏡は機能していますか? 今、誰かを映したら、わかるのはいつです?
[ローズマリーに訪ねて、>>13それから、倉庫の奥を見つめるシャーロットに声をかける]
まだ、そこにいるのですか、ラッセルは。
[自分も、倉庫の奥へ視線をやって、目をすがめる。
いくらかそうしたあと、ウェンディを連れて、倉庫を後にした]
[掛けられた声にも反応する様子を見せずじっとただ奥を見つめていた。
倉庫から人影が消えた後でぽつりと。]
・・・もういない。そんなことくらいわかってるわ。
― 自宅 ―
お休み、ウェンディ。
[いつもの挨拶。
少しだけ、もの言いたげな少女を部屋まで送る。寝付くまで、傍らで本を読んで]
――『狼』がわかる道具。そんなもの、間に合わないよ。友達が言い合う間に――
[読みかけた行、口を閉じる。
ウェンディは寝たようだった]
お休み、ウェンディ、リック。
[いつものように、二人の頭を撫でて、部屋を後にして]
――
[一度だけ、子供部屋を振り返ると、自室へと向かった。
その晩、ウェンディの身に何が起こるかなど*知りもせずに*]
[>>16 ヒューバートに答える]
クインジーさんとラッセルさんとニーナさんよ。
今鏡に映して、結果が出るのは1日あとかしら…
実際に割れたのは見てないから…
[というとヒューバートを見送る]
― 自宅・早朝 ―
[『ウェンディの死を、隠してほしい』
自室。
ジェーン宛にひとつ、書き置きをする。彼女なら、自分が何を考えているのか、わかってくれるだろうと思った。
今はまだ、ウェンディの死を知るものはいないだろう、自分と、犯人以外は]
認めることができなかった。
そして今も、認められずにいる。
[少女の姿を見て、自分は、声も上げられず、泣くこともできなかった。
自室へ連れて帰り、寝かしつけるようソファへ横たえ、傍らに本を置いた]
ウェンディ。
[名前を呼ぶ。
それから、少女の頭を、撫でた]
― 診療所 ―
[戸を、叩く。
懐には、梟の彫りが施されたペーパーナイフ]
先生、いらっしゃいますか。
[いつもと変わらぬよう、表情を整えて、*待つ*]
[庭で詰んだ花を手に握らせたニーナから離れ、玄関へ向かう。
寝不足の顔でヒューバートを出迎えた]
やあ。
昨日は戻らずにすまなかった。
……ニーナは助からなかったよ。
[自嘲する様に言って、壁に*もたれかかった*]
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