― 法廷 ―
[円形の部屋の中心にある台に尻を乗せる。被告人席だか証言台だかしらないが]
ろくでもねえ。
[鉄格子がはまった牢屋を部屋と呼ぶ神経も。思ったよりも深刻そうな、この状況も。
苦々しく口を曲げることしかできない]
しかし魔女裁判やるというのに男ばかりじゃないかw
なんだったら紅一点になる気がしてる!
[そして村娘と町娘を間違えた模様だが気にしない。
勢い重視]
[法廷の出入り口を見る。
部屋の中は静まりかえっているが、外には幾人か、人の気配がした]
まったく。
[ぼりぼりと頭を掻く。
ついてねえよな。
ぼそり、と。
言葉を口の中で*転がした*]
***
煉瓦積みの男の問いかけ(>>4)に、女は無表情のまま答える。
「閉じこもりたければ好きにするといい。
あなたは魔女であるという疑惑を晴らすまでここを出られない、それだけです」
牢屋に隠り魔女から身を守るというのならそうすればいい。
中庭を歩き高い壁を登るというのなら止めはしない。決して登れるような壁ではないと身をもって知るだけだろう。
なにより、逃げれば即座に魔女と見なす――
と、その言葉を告げることはないのだが。
『……その方がいい』
追ってくる言葉に、女は瞳を動かし男を見た。
「――明日」
唇に、話す、以外の力を込める、微かに。
それが笑みだと気づく者がいるのか、女には興味のないことだ。
「答えを聞きに来ます」
容疑者に鍵を渡す。裁判官の仕事のひとつめはそれで終わりだ。新たな容疑者を誘うために、女は踵を返した。
***
-→法廷-
[内部に入り、勝手に建物内部を見て回る。
法廷と呼ばれる部屋に立ち入り、台に腰掛けた男>>12を見る。
扉を開く音に、相手も気付いただろうか。]
…ユノラフ?
お前も来てたのか。
…裁判官、って訳じゃないよな。
[少し、声に警戒の色が混じったのは、女が残した言葉故に。
魔女を見つけなければならないのだ。]
まあ、いい。
当面は疑いをどう往なすか。
隣家が3つも立て続けに妙な失踪を遂げたゆえか、
はたまたぱーっと使った大金の出所を疑われたか…
ま、理由は何でもいいやな。
[固い椅子を億劫そうに揺らす。
女が去った後も暫くそうしていたが、やがてばりと後ろ頭を掻いた。]
― 庭 ―
[部屋という名の牢を出て、廊下から庭へ。
ドロテアか他の者が連行したのだろうか、他者が足を踏み入れた形跡があった。幾つか。
裁判とは言うが、ロクなものじゃあないことは想像に難くない。]
何人抜きだ、こりゃあ。
……さあて。
博打で馬鹿当たりした、あん時のツキ。
……まだ残ってやがるかねえ………?
[澄み切った空の青と、中庭の一角に落ちる暗い影と。
皮肉なその対比をわらう。*]
/*
本当。村建てするとね、嬉しいことだらけなんですよね。
誰かがキャラを動かしてくれているとかね。
そんなことでとても嬉しいんですよ。
/*
ドロテアからお返事来ると思わんかった。
にしても、とうごさんのロールたまらんな。たまらん。
ちょっとにやりとした。ありがとう。
あ、飛び込ませて貰ってます(おそい)
[裁判官か、と問われた声の質には気づいてはいたけれど、視線を落として肩をすくめるのみで]
他に?
ああ……
[視線を扉の方に向ける]
疑われている者同士、顔を見ておくのも悪くないか。
[嫌でも顔を合わせることになるだろうから。返す言葉も独り言のような*声*]
[普通の家で普通に育ち、
普通ではない状況に置かれた娘の身を案じ
悲しみを隠せない両親と兄弟。
なにせ、魔女裁判の容疑者が無事に戻った例は
聞いたことがないのだ。
知られていないだけなのか、
本当に「いない」のかは分からないが]
……じゃあ、行ってくるね。
[戻って来る、とは言えなかった]