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え?乙葉さん?ほんとだ、居ないな...でも消えたって感じじゃない、ですよね?
[雪に半ば埋もれた砂場から小さなプラスチックの子供用バケツを見つけ出してたき火の傍に裏返しに置きつつ首を傾げる]
とにかく、ちょっとここに座って休んで下さい。
水分もとれたほうがいいんだけど...水飲み場動くかなあ?
......早く帰らないと。
[モミジの様子を見ながら、初めて真剣にそう呟く]
俺ね、ここに来たのは偶然じゃないって気がしてるんです。
ずっと昔、子供の頃に住んでた家の近くの公園に似てるんだ。
[そして、思い出しかけた何かを、懸命に掴もうとするように、言葉を重ねた**]
いいおはなしでしょー?
さいごはみーんなしあわせになって。
ここにつれてってもらえるように、こんどサンタさんにたのんでみるんだ
[小さな小さなスコップ椅子。
隣に居るのは…
これは夢?
だってずっと、ずっと私は一人で───**]
[遊具に一度視線をやって、ふるりと頭を振る]
......雪、は、ちょっと食べると冷えすぎるかな。
あ、でも...
[どこかへ飛んでいきそうな思考をつなぎ止めるように、話し続けながら、雪の上に片手を乗せる。じん、と感覚が無くなるくらい冷えてから、その手で、そうっと、モミジの額に触れた]
こうすると、気持ちよくないですか?熱っぽい時って。
[冷静になれば、ほぼ初対面の女性に対して、相当に無遠慮な事をしているとは思い至れただろうけれど、今はどうにも「普通」の感覚が遠かった。
まるで、周囲から散々に変わった子だと呼ばれていた、子供の頃に戻ったように]
雪って、冷たいけど、優しいですよね。
雪の精みたいに......
[そうだ、オーロラの輝く国で優しい雪の精が色々な人に幸せを運ぶ、そんなおとぎ話だったっけ**]
……へ?
[聞こえてきた声に、上がるのはとぼけた声]
真白が?
でも……。
[アンの時と同じように、力が飛んだ感覚はあるけれど。
それは、届く前に掻き消えてしまっていた]
……あー……つまり、兎が言ってた、『空間の狭間に落ちちゃった』ってヤツか……。
まあ、兎の邪魔になってるっちゃ、なってるけど……。
[なんか複雑な気がするのは何故だろう。
よくわからないから、ふる、と首を横に振った]
……空間の狭間ってのが、同じ場所なら大丈夫だろっけど。
ったく、面倒な事になってんなあ……。
[続いて落ちるのは、ぼやくような呟き]
[また、ふる、と首を振る]
……わっけわかんなすぎ。
[ぽつ、と零れる呟きは少しだけ苛立ち混じり。
眺めていた雪山に睨むような視線、向けて。
足元の雪を蹴っ飛ばしてから歩き出す]
つーか、一方的に呼びこまれた挙げ句にこれって、マジめーわくだっての……。
[ぶつぶつと呟きながら歩いて行く。
行く先は、特に定まっていないまま]
[開けた場所を歩いてみる。
まっさらな新雪には足跡ひとつ無く、男が歩く度にその軌道が記される]
……ドッグラン…。
[柵に囲われた広場には犬用の遊具がいくつかあった。
高校の時の通学路にあったドッグランに良く似ている]
………
[犬を遊ばせたことは無かったが、通る度に駆け回る犬達を眺めていた。
ドッグランを駆け回る犬達はいつも楽しそうだった]
[けれど]
……あの犬は、どうなったんだったかな。
[沢山の犬が集まるドッグランは、楽しいだけの場所ではなかった。
飼い切れなくなった飼い主がドッグランで犬を遊ばせたまま迎えに来ない、なんてこともあったのだ。
餌も得られず、気付いた時にはよれよれで隅に伏せっているのを見かけたこともある。
その時はドッグランの管理者に伝えて対処してもらったのだが、どうなったのかまでは聞いていない]
獣医ではなく、動物達を助ける道……。
[ここは、男が目指そうとした道の切欠]
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