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[足音が聞こえると其方を振り向き]
どうも、今晩は。
[テンマの姿に挨拶をしたところで、強い風が吹く。管理棟からほんの僅か漏れていた光が完全になくなり、周囲が一層暗さを増す――とはいえ元々ほとんど完全な闇だったから、大した変化ではなかったが]
また、風……ですか。
っう、わっ…………!
[生暖かい風がびょうと吹いて、ハナミズキの濃密な香りが舞い踊る。刹那。花びらの大群が誰かを食らう、そんなぼんやりとした、ただただ恐ろしい白昼夢を見た気がした]
[両の腕で顔を守っていたが、おそるおそる目を開けば、ほんのりと管理棟からもれていた光は今は見えず]
雨園君、平気? 何か、起こったのかな。
すごい、嫌な予感がする。管理棟、行かない?
[そう声だけかけると、ばたばたと管理棟へと駆け込んでいった**]
[ライターの灯が、赤い塊を照らす。
かつて人だったとは思えないほど、無残な姿。]
管理人さん、ですか…?
[ライターを手に、もう少し近付いてみる。]
[ただ事ならざる気配に気づき心配そうにドウゼンの先をみるそこにはよく見知った伯父さんの変わり果てた様子が目に映った]
キャーーーーーーーーーー!!!!!
[私は思わず大声を叫んだ]
あれ、オッサン?
[管理棟へと向かう直前、こちらに来ていた義兄に気が付いてたたらを踏んで]
あ、良かった。今の、何かな。すごくすごく、気味が悪いよ。
管理棟に行こう。本当に、嫌な予感がするんだ。
[何か必死で伝えたとか**]
いったいなにが?ランプの明かりをおって炊事場に入って行く。
「先生…?」
ネギヤと目の前の塊に声を掛ける 白衣の後姿に呆然と声を掛けた。
あァ……こんなに太った奴は、ここにはネギ大福以外いねぇだろ……。
[グリタに、平坦ともいえる低い声で答える]
酷いな。
[灯りに照らされるネギヤの無残な姿に眉を顰める]
あのー、そっち大丈夫ですかー?
[炊事場に向かったままの面々に声をかける。とにかく明るさを取り戻そうとメインになっている灯り近づいた]
ええと、…このランプどうやってつけるの!?
[苦戦していると、突如、恵の悲鳴]
なななななに!??
[驚いて、腰が抜けて自分の意志と反してすとんと座り混む]
確かに、酷いもんですな。
人間業には到底見えない。
…遺留品だとか、そういうのは?
[腕の傷が、特に酷い気がする。
医師の背後から、ひょいと覗き込んだ。]
『はじまりのくらく』…?
ええ、僕は大丈夫です。
貴方も……テンマさんも平気なようですね。
僕も嫌な予感がします。
一緒に行きましょう。
[バクの提案に同意し、彼と共にテンマの後を追うよう、管理棟へと向かう。途中どこからか聞こえた叫び声(>>17)に、足をはやめた。
立ち止まらずに靴を脱ぎ、傘を閉じて管理棟へ入り込む。中の様子は暗さでよく見えなかったので、一旦歩をゆるめ]
『はじまりのくらく』……?
[もう救命措置のとりようも無いネギヤの腕の傷に文字のようなものが見え、そのまま読み上げる]
ネギさん?ネギさん?
[目の前の赤い指に触れると、温かい気がした。
湿る感覚はあれど、パオリンの手は汚れを知らぬまま。]
何がありました?
[トコトコ歩いて、顔の方へ。]
伯父さん!?伯父さんがどうして.....!?
何で!?どうして倒れてるの?何が起きたの?誰か教えて....?どうして......
[状況もわからず現実だけを認識していく思考にパニックに陥る。目の前にいるのは間違いなく伯父、悲しむより前に溢れてくる涙に視界がぼやけるが]
チェロ.....?チェロは平気!?
[急いで涙を手でぬぐいで籠の中の兎を抱き上げ確認する。兎はひくひくと私の匂いを嗅ぎいつもと変わらない様子だった。強く抱きしめその場で座り込む]
管理人の姪の腕をひっぱり 炊事場から集会所のほうへと
[ニキを獏とタカハルに 頼むとまた炊事場の方へ戻り]
その…文字って刺青かなにか?ですか?
[医師に聞いた。]
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