187 雪色街のたからさがし
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......早く帰らないと。
[モミジの様子を見ながら、初めて真剣にそう呟く]
俺ね、ここに来たのは偶然じゃないって気がしてるんです。
ずっと昔、子供の頃に住んでた家の近くの公園に似てるんだ。
[そして、思い出しかけた何かを、懸命に掴もうとするように、言葉を重ねた**]
(14) 2015/12/25(金) 00:57:37[児童公園]
作家 フユキが接続メモを更新しました。(12/25 00:58)
作家 フユキは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2015/12/25(金) 01:01:05
-児童公園-
…っ、
[駆け寄ってくる冬木>>11と何かを言い残して去っていく乙葉。>>4
声を掛けようと応えようと息をする度、冷気に喉が渇いて、咳になった。
過去のような幻。
けれどマールは居なくて、さっきまで居た真白も消えた。]
──っ、こ…、ここでもやっぱり…
[少しずつひとりずつ。]
みんな居なくなってしまうのかな…
[気遣う冬木に応える、独り言。>>11
状況に記憶に出来ごとに、思考が追いつかない。]
(15) 2015/12/25(金) 18:27:33[???]
…ぁ、ありがとう。
[冬木にジャケットをかけられて、なんとか分散した思考を目の前に纏める。
さっきまでまばらだった雪はいつのまにか存在感を増し、髪に落ちた大きな結晶はすぐには溶けない程になっていた。]
でも、これじゃ、冬木さんがひいちゃうよ。
[苦笑に、肩を覆う少し大きなジャケットを戻そうと手を伸ばしたが、けれど頑なに拒まれてしまった。>>12]
(16) 2015/12/25(金) 18:29:01[???]
あったかい…
[言われるがまま、たき火の傍、身体を温める。
冬木からスコップの簡易椅子を勧められれば、じわり。>>13
心に何かが広がるような感覚に一瞬、ぼんやりして。]
出て行ったの。
真白さんの、焼き芋の袋を持って何か…っ
[ケホ、と小さく咳を零す。]
…何か、話してたのだけど、聞き取れなくて。
[とにかく座るよう促されれば、頷いて。
そのとても小さな椅子に腰を下ろした。]
(17) 2015/12/25(金) 18:30:21[???]
いざとなったら、雪を食べるしかないかも。
[そんな冗談を言ってみる。
もう、元気なフリは通用しないかもしれないけれど、気持ちだけは。
これ以上、余計な負担をかけたくないのと、きっと。]
たき火……燃やせるもの、あったんですね。
枯れ葉?こんなに?
[一人になるのが怖くて。]
……あ、私も、ここに来た時、錯覚しました。
置かれている遊具とか作りがすごく似てて。
[ゆらゆらと燃え揺れる炎。
ぼうっとする意識。
記憶の狭間。
夢現に目を閉じて、冬木の話に耳を傾ける。>>14*]
(18) 2015/12/25(金) 18:38:55[???]
マール、マー…、ぁ、あれ、だあれ?
[遊具を覗けば小犬の傍、誰か。]
くらいとこで、本よんでると目がわるくなるよ
(19) 2015/12/25(金) 19:00:32[児童公園]
いいおはなしでしょー?
さいごはみーんなしあわせになって。
ここにつれてってもらえるように、こんどサンタさんにたのんでみるんだ
[小さな小さなスコップ椅子。
隣に居るのは…
これは夢?
だってずっと、ずっと私は一人で───**]
(20) 2015/12/25(金) 19:02:06[児童公園]
俺は大丈夫です。昔から寒さには強いんですよ、これでも。
[遠慮するモミジに>>16そう言って笑ってみせる。
強がりだけど嘘ばかりでもない。
子供の頃は、本当に寒さは割と平気だった。
雪の日は外に人が少なくて静かになるから、特に好きで...だから、雪の出て来るおとぎばなしも好きで]
「...さいごはみーんなしあわせになって」
あれ...?
[そう言ったのは誰だったか?]
「王道の最後はみんなが幸せになる話が好き」
[そう言ったのは...?]
(21) 2015/12/25(金) 20:08:46[児童公園]
[遊具に一度視線をやって、ふるりと頭を振る]
......雪、は、ちょっと食べると冷えすぎるかな。
あ、でも...
[どこかへ飛んでいきそうな思考をつなぎ止めるように、話し続けながら、雪の上に片手を乗せる。じん、と感覚が無くなるくらい冷えてから、その手で、そうっと、モミジの額に触れた]
こうすると、気持ちよくないですか?熱っぽい時って。
[冷静になれば、ほぼ初対面の女性に対して、相当に無遠慮な事をしているとは思い至れただろうけれど、今はどうにも「普通」の感覚が遠かった。
まるで、周囲から散々に変わった子だと呼ばれていた、子供の頃に戻ったように]
雪って、冷たいけど、優しいですよね。
雪の精みたいに......
[そうだ、オーロラの輝く国で優しい雪の精が色々な人に幸せを運ぶ、そんなおとぎ話だったっけ**]
(22) 2015/12/25(金) 20:20:47[児童公園]
……へ?
[聞こえてきた声に、上がるのはとぼけた声]
真白が?
でも……。
[アンの時と同じように、力が飛んだ感覚はあるけれど。
それは、届く前に掻き消えてしまっていた]
……あー……つまり、兎が言ってた、『空間の狭間に落ちちゃった』ってヤツか……。
(*2) 2015/12/25(金) 20:30:33
まあ、兎の邪魔になってるっちゃ、なってるけど……。
[なんか複雑な気がするのは何故だろう。
よくわからないから、ふる、と首を横に振った]
……空間の狭間ってのが、同じ場所なら大丈夫だろっけど。
ったく、面倒な事になってんなあ……。
[続いて落ちるのは、ぼやくような呟き]
(*3) 2015/12/25(金) 20:30:37
[また、ふる、と首を振る]
……わっけわかんなすぎ。
[ぽつ、と零れる呟きは少しだけ苛立ち混じり。
眺めていた雪山に睨むような視線、向けて。
足元の雪を蹴っ飛ばしてから歩き出す]
つーか、一方的に呼びこまれた挙げ句にこれって、マジめーわくだっての……。
[ぶつぶつと呟きながら歩いて行く。
行く先は、特に定まっていないまま]
(23) 2015/12/25(金) 20:32:39[商店街]
フリーター バクが接続メモを更新しました。(12/25 20:32)
作家 フユキが接続メモを更新しました。(12/25 20:48)
[開けた場所を歩いてみる。
まっさらな新雪には足跡ひとつ無く、男が歩く度にその軌道が記される]
……ドッグラン…。
[柵に囲われた広場には犬用の遊具がいくつかあった。
高校の時の通学路にあったドッグランに良く似ている]
………
[犬を遊ばせたことは無かったが、通る度に駆け回る犬達を眺めていた。
ドッグランを駆け回る犬達はいつも楽しそうだった]
[けれど]
(24) 2015/12/25(金) 21:03:55[ドッグラン]
……あの犬は、どうなったんだったかな。
[沢山の犬が集まるドッグランは、楽しいだけの場所ではなかった。
飼い切れなくなった飼い主がドッグランで犬を遊ばせたまま迎えに来ない、なんてこともあったのだ。
餌も得られず、気付いた時にはよれよれで隅に伏せっているのを見かけたこともある。
その時はドッグランの管理者に伝えて対処してもらったのだが、どうなったのかまでは聞いていない]
獣医ではなく、動物達を助ける道……。
[ここは、男が目指そうとした道の切欠]
(25) 2015/12/25(金) 21:04:01[ドッグラン]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(12/25 21:04)
売り子 オトハが接続メモを更新しました。(12/25 21:13)
心配?
[ぼやく声に返すのは、同情が乗ってはいない平坦な問い]
(*4) 2015/12/25(金) 21:20:56
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