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ああ、そうか。君でも良い。
―――いや、君が、いいな。
君の体を、彼女のためにもらおうか。
[腕を掴んでいた手を離し、彼女の細い喉へと向ける。
そのとき、背後で革靴の音が高く響いた。]
…なんだ、ヨシアキさんか。
今、良いところなのだから、邪魔しないで欲しいな。
[振り返る顔には、笑みが張り付いたまま。
新しく現れた人物に気をとられ、
手の力が少し、緩む]
[落ち着きを取り戻した栗田はゲル状のあれに牛乳を入れてスプーンでかき混ぜています]
何でか、急に食べたくなった。
……生き……?
[>>16ひく、と引きつる声で。
影の向こうに見える笑みは、いつも見るものと同じような気がした]
そんなの……やだ。
[遺骨を、バラバラにすることも。
人が、生き返るなんてことも。
骨董屋の、暗い顔も]
ところで…。
参考人として連れて行かれたグリタさんって…。
[周りを気にしてか、いくぶん声を落とし。
尋ねる。疑惑の薄いあのひとの行方を]
一体何処で取調べを受けているんでしょうね?
[駐在所は、広くはない。
遠方へ連行したにしては。
警察の動きは鈍すぎて]
[全部嫌だと言いたかった。なのにかちかち歯がなるだけで、声がでない。
右腕、左腕、掴まれた部分が痛い。男の言葉が理解出来ない。ただ、胸が痛い。
自分を見ていないような相手と目が合って。
のど元に伸びる手は、恐ろしく緩慢に見えるのに、抗う方法がわからない]
[高く響く靴音。
ぱちりと瞬きする。
骨董屋の視線が逸れて、手の力がゆるむ]
むきー!
[闇雲に、引っ掻く形の手を振り回し、男の下から抜け出した。駆け寄る、相棒の元へ*]
[ふと見下ろした畳には小さな焦げ。
ちゃぶ台の真ん中には、吸殻が零れ落ちそうな灰皿。
流しにある食器は所々が欠けている]
誰か住んでるよなここ。
[今更である]
[殺風景な部屋だ。
煙草と、新聞と、最低限の食事の影しかない]
これ見よがしって、こういうのを言うんだろうな。
[手を伸ばしたのは、段ボール箱一杯に詰まったアルバム。
プリントをした写真屋で貰えるあのアルバムだ**]
当て、ねぇ…
[色々考えてみても、それらしい物は記憶にはない。]
? どうなさいました?
[不自然に上がる語尾に尋ね返す。(>>25)
頭ひとつ上で零れ落ちた言葉は、
明らかに"誰か"か"何か"に対する反応]
行き帰る。
[ぽつ、と呟き。面倒くさそうに青年が続ける]
――こんな話をご存知ですか。
古来、骨にはその力があると思われていたそうです。
骨が残る限り、人は蘇ると。
あるいは、その人の力は、そこに宿ると。
そんな事を、なぜか思ったんだそうです。
なんていうか… その?
[歯切れの悪い話し方に、首をかしげ見上げる。
いっそう深くなる眉間の皺に、
つられて眉がへの字になった。(>>30)]
何かお辛いことでも?
――…え? 声?
もしかして居場所…わかる、かも?
[不確かな情報。
でもそんな情報にさえ、
乗ってみようと思うのは、彼を信じたから。]
理解、出来ないでしょうね。
ある日、突然に全てを失った男の気持ちなど。
[寄り添うような2人の方へ、
ゆら、と振り向いた店主の手には、
細い金属の―――火掻き棒。]
ええ。別に構わないですよ。
理解などしていただかなくても。
邪魔さえ、しないでもらえれば。
[両手に構えた金属の棒が、
ゆるりとヨシアキへ向けられた。]
え? 肩こりですか?
肩こりって放っておくと、
大変なことになるって言いますし…
[冗談と一蹴できない口ぶりに、おろおろと。
しかし苦笑のため息に、くちびるはゆるく弧を描き]
虫の知らせでも直感でも。
信じないより信じたいです、わたし。
えぇ、行ってみましょう?
きっと首を長くしてお待ちですよ?
[後に続くようにして進む。
向かう先は、見慣れた景色をいっそう濃くして――]
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