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[>>16 モミジの問いに首を傾げ]
勘違いなら、それで良いわ。
いらなくなったのなら、もっと良いわ。
[こんにちは。と今更に挨拶]
わたしの欲しいものはきっと――
[ちらりと、眼鏡姿の大人を一瞥し]
貴方には売れないものだわ。
[だってもう、対価は持っていないから。]
[>>19 モミジの言葉に、微笑した]
素敵ね。あなた、強いわ。
強くあろうとしているのでなく。
貴方の旅の幸運を、祈っているわ。
[対価をもっていないというモミジを見やり。
少女へと視線を戻す。
対価として用意したのは、ひとつの、古びた金貨。
他の人の願いをつぶすのは躇っても、相手が諦めたと聞けば望んでしまう]
俺が思い出したいのは――
両親のことだ。
[幼い頃に死んだ親についてはもう、覚えていることなどほとんどない。
覚えていなくとも、生きては来れたけれど――
心の隅でどうしても気にかかっていたそれが、思い出屋の話を聞いて足を運ばすにいられなかった理由でもあった]
つよい? そんなことはないわ。
私はいつも声を上げてなく、子どもよ。
でも、この横丁に来て。
貴方の噂で出逢えたひと達が居たから。
私はつよくなれたの。
想い出屋さん、貴方のおかげだわ。
ありがとう。
[「好い旅を」
交わす微笑みは、互いの幸せを願って――]
本当に、祈っているわ。
[心をこめて、もう一度繰り返して。
グリタの方へ向き直る。ほほえんで]
そう。羨ましいわ。
最後だから、サービスしておくわ。
こんなに短い間隔で、売ったこと、ないのよ。
[この日を最後に、
たばこ屋は窓口営業をやめた。
また表通りにやってきた黒塗りの車に、
背広姿は空の車椅子を積んで乗り込む。
いつしか薬屋の前、ケロヨンの足元に
見慣れない老犬が歩けぬ態でうずくまる。
その鼻先は、僅かに濡れた*さくら色*]
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